こんにちは。元学校給食調理員のテルオ(@undoteruo)です。
僕は適応障害になり学校給食の仕事を辞めました。
僕はゆとり世代ではないはずなのに、考え方はゆとり世代と同じなんだと学校給食で働いている時から感じていました。
以前の職場でみんなが僕に抱いていたイメージ。
几帳面で真面目で優しいけどメンタル弱い社員のテルオさん
実は、僕はそんな人間じゃありません。(メンタル弱いは合ってる笑)
とにかく学校給食には、いわゆる職人肌の人間が多くいます。
見て覚えろ
肌で感じろ
とにかく上の世代の職人肌の調理員は人に教えるのが下手くそです。教えることもできないくせに人が失敗すると怒鳴ったりします。
普段「見て覚えろ」とか言って多くは語らないので鬱憤ばかり溜め込みます。
溜め込みたいなら一生溜め込めよ
と思いますが、我慢も知らないヤンキー上がりの人間が多いので、どこかで必ず爆発します。
その結果、僕みたいな弱い人間は一瞬で適応障害となり去ることになるわけです。
今日は、そんな学校給食の嫌いな人間について書いていきたいと思います。(ほぼ批判的な内容です笑)
もくじ
学校給食ってどんな仕事?
学校給食の一日の仕事の流れはこちらに書いていますので興味のある方はご覧ください↓
学校給食とはどういう仕事なのかというと、皆さんの想像通り、子供の給食を作る仕事です。
ですが、皆さんが想像するような❝飲食店の調理❞とは全く異なります。
飲食店感覚で学校給食に入ってきた人は、その学校給食の独特の雰囲気に馴染めずに辞めていく人も多いです。
僕は意外と馴染めました。
飲食店のバイト経験などある方は分かると思いますが、飲食店の調理は「そんなこと言ったってさ・・・」という現実を優先します。
いくら理想が書かれているマニュアルが存在しても、現実には❝できっこない❞ことばかりです。
そんな飲食店の❝できっこない❞理想を現実に行っているのが学校給食の仕事です。
それが僕が意外と学校給食という仕事に馴染めた理由です。
しかし、学校給食という仕事自体は好きだったんですが、学校給食に関わる人間全てが苦手でした。
学校給食の嫌いな人間その1 子供のために
本心かどうか知りませんが、「子供達のためだから!」とか「かわいいわね〜!」とか口癖のように言う人達がいます。というか、現場にはこういう人間がほとんどです。
そういう人間の❝子供を愛する気持ち❞で成り立っているのが学校給食という仕事なわけですが。
僕はその❝子供を愛する気持ち❞に馴染めませんでした。
僕も一応社員だったので、そういう人間や❝学校に気を使った子供を愛するという上辺の表現❞に合わせていました。
「子供のためですからね」
「ほんと可愛いですよね〜」
そんな心にもない自分の言葉にうんざりしていました。
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学校給食の嫌いな人間にその2 パートの人たち
社員もそうなんですが、 「子供達のためだから!」とか「かわいいわね〜!」とか言う人は基本的にパートが多いです。
学校給食で働くパート達は同じく小学生くらいの子供がいる方が多いので、そんなお母さんにとっては子供と休みや帰りの時間が同じな学校給食はパート先として適しています。
なので、学校給食のパートはお母さんが多いんです。
そして、実際に自分にも子供がいて、自分と同じくらいの子供達を相手にする仕事ですから、そりゃ日々の作業も丁寧になります。
こんなパートさん達のおかげで学校給食の仕事が成り立っていると言っても過言ではありません。
自分の子供に食べさせる料理を適当に作るわけにはいきませんから。
僕は子供がいないので子を持つ親の気持ちは分かりませんが、あまりにも過保護すぎるその言動や行動が苦手でした。正直、辞めた今だから言えますが。
給食の残りが多かった日には
「子供達の口には合わなかったのかな〜」
「もうちょっと甘い味付けにした方が良かったかな」
子供は大人が一生懸命作った料理は黙って食べるべきというのが僕の考えです。
学校給食の嫌いな人間その3 教え方が下手なことに気付いていない職人調理員
職人肌の調理員は、とにかく人にものを教えるのが下手クソです。
いわゆる、「無口」「見て覚えろ」「威圧的な言動」こういった人間達のことです。
学校給食にはこういった人間もまだ多く存在しています。
覚えることが山ほどある学校給食の現場において、こういう人間は本当に迷惑で、出来ない人間を潰しにかかってきます。
あなた達が❝出来ない人間❞と呼ぶ人間は、そういう人に教えるのが下手クソな人間によるものだし、自分の指導力不足を棚に上げて潰しにかかる職人が本当に嫌いです。
嫌いなことは我慢しても精神衛生上好ましいことではないので、すぐに新しい仕事を探してみましょう。
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学校給食の嫌いな人間その4 教育委員会の食育方針に従う栄養士
魚に骨があってはいけないと、骨無しの魚を発注する栄養士。
万が一骨が残っていようものなら業者を呼び出し、給食納品業者選定の権限を盾に脅しをかける栄養士。
子供が箸を落としたら自分で洗わせずに新しい箸を与える栄養士。
嫌いですねこういう考え方が。というか仕事。というか食育。
社員時代は僕もニコニコして従っているフリしてました。
魚に骨があるのは当たり前だし、自分の不注意で落とした箸は自分で洗わせて使わせるのが、教育者として当然の教育であるはずです。
学校で給食に使うものは、調理器具、食器、箸スプーン全て殺菌消毒済みのものです。
そういうことから、床に落とした箸は使わせずに殺菌消毒済みの新しいものと交換するんです。
勿論僕もその通りやっていましたよ。社員なので。みんなやってるので。ルールなので。仕事なので。
この落とした箸を新しいものと交換するということを、僕と同じように仕事だからという理由で行っているならば僕もそこまで嫌いにはならないんです。
でも、他の調理員もパートも栄養士も、
「いくら自分の不注意で落としたとしても、箸は汚いから新しいもと交換するのは当然で正しいこと」
と本気で考えている人達ばかりなんです。
そんな麻痺した集団の中で笑っていることなんて僕には出来ませんでした。
こういう内容に対して現役、元栄養士の方から批判的なコメントが相次いだので、まとめて回答しています↓
今では、そんなところから逃げさせてくれたパワハラ上司に本当に感謝しています。
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学校で一番まともな人間は実は担任教師だと思った
僕が学校給食の仕事を通して感じたことは、実は学校の中で一番まともな人間は担任教師なのではないかと思いました。
担任教師は子供達に勉強を教えるのが仕事ですから、給食のルールや衛生面のことなんか知りません。
なので、箸を落としたら自分で洗って使わせようとしますし、給食の味付けが子供の口に合っていなかったとしても特に文句なんか出ません。
その食育に対して無知な担任教師をうまく教育、誘導するのが栄養士の仕事であるわけですが、僕から言わせれば食育に対して無知な担任教師の方がはるかに人間らしく、教育者だと感じます。
だって、自分で落とした箸を自分で洗って使わせるのって、当然じゃないですか。
大人が一生懸命作った食事を文句を言わず食べさせるのって、当然じゃないですか。
そんな人として当然なことを、衛生面やら食育やらで駄目にしているのが日本の学校給食です。
子供を甘やかせ過ぎです。
調理師と学校給食に興味のある方へ
▼調理師免許の勉強で僕がおすすめする参考書と、学校給食という 仕事に特化したおすすめの書籍を紹介しています。
▼管理人の雲藤テルオが学校給食関連の質問に何でも答える「学校 給食なんでも相談」を受け付けています。
▼そして、もう既に「学校給食で働く!」と決めている人はいいん ですが、「まだやりたいことがよくわからない」「ずっとフリータ ーで資格も無い」「でも正社員にはなりたい」という方におすすめ なのが、登録も相談も就職するまでの全ての支援が無料で受けられ るこんなサービスがあります。
テルオ的まとめ
ちょっと、こういう本音を語るのはどうかと思っていたので今まで控えていたんですが(それでもたまに溢れていたに違いない)、隠しきれなくなってきたので書いていこうと思いました。
「給食裏話の別ブログ作ろっかな」とも思ったんですが、面倒なのでここで語ることにしました。(需要あるようなら独立も考えていきます)
もし批判殺到なんてことになったらすぐに削除します!
それまでは書き続けます!
▼「学校給食の仕事が辛い!」激務の理由シリーズ
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