こんにちは。元学校給食調理員のテルオ(@undoteruo)です。
今日は、 最近多くなってきた僕のブログの学校給食関連記事に対する批判コ メントにまとめてお答え致します。
応援のコメントは調理員やパートの方が多く( 元栄養士の方もいます)、 批判のコメントはほぼ全て栄養士の方です。現役、元、含めて。
そりゃそうです。 こんな記事書いてりゃ栄養士さんが怒るのも無理ありませんね(。 >﹏<。)
正直に言うと、 この記事を書いてから何件か連続で栄養士さんから批判的なコメン トが寄せられました。 たぶんこれを読んでバカにされていると感じたのでしょう。
半分ネタのように書いていますが、 その出来事自体は実際に僕が経験したことを元にしています。
一応僕は学校給食関連の記事を書くときにはこういうルールで書い ています。
- 嘘は書かない
- 僕の個人的な感想を正直に記す
- 栄養士の仕事に対してはあくまで「調理員目線で」をきちんと明記
批判コメントの多くには「栄養士、 または調理員に対して失礼じゃないか」 と言われることが多いんですが、 失礼だからといって気を使って出来事としても自分の気持ちにして も、嘘を書くことはできません。
そこはどうかご理解して頂きたいと思います。
あと、僕も一応ちゃんとした真面目なことも書いているので、 裏話カテゴリーだけではなくこちらのような内容も一度覗いてみて 頂けると嬉しいです。
※寄せられましたコメントの内容は一語一句そのままではなく、 同じような内容のものは僕なりにまとめて手を加えています。
もくじ
まず、僕の人物特定系の質問に関して
批判ではありませんが、「もしかして○○さんですか?」と、 人物特定系の質問をされる方がこれまで何人かおりました。
このブログは「学校給食調理員」 と検索すると上位表示されています。ですので、僕も「 そのうち以前の職場の人間に見つかるかもな···」 とは思っています。
一応本当に僕を知っている方から本名で問い合わせがあれば「 はいそうですよ」と答えようとは思ってはいますが、まぁ、 その時になってみなければ分かりません。
僕の調理員としての仕事を知っている方からすると、 僕が書いているブログの内容は正反対の人間ように感じると思うの で、驚かれると思います(笑)。
でも、「知り合いに見られてる」 と思うと書きにくくなってしまうので、 できるだけこういう系の質問には答えたくありません。( 一応お問い合わせ頂いた方には基本的に全員返事をお返ししていま す)
一応念のために言っておきますが、 現時点でお問い合わせのあった人物は全て僕ではありません。 そんな勘ぐりに時間を使わずに明日の給食の作業工程の再確認にで も時間を使ってください。
クリスマス等のイベント給食に関して
クリスマスやバイキングといったイベント給食は児童や生徒のコミ ュニケーション能力や食文化に対する理解を深めるためのものです 。また、 家庭によっては貧困家庭や共働きの家庭も増えてきているため、 学校の給食でしかケーキが食べられないといった児童生徒に配慮し た栄養士の優しさによるものです。そういう事情はおわかりにならないのですか?
現役栄養士職員
たぶんこちらの記事をご覧になってムカついた現役の栄養士さんで すね。
この記事の中で僕が言っているのは
- 郷土料理はその地域に実際に足を運んで食べるべき。
- 家に帰ってもケーキ食べるのに給食でケーキを食べる必要はない。
- そもそも、
知らない外人の誕生日を祝うのは日本の義務教育ではない。 - 好きなものを好きなだけ食べてもいいバイキングなどは義務教育で
行うべきではない。 - チョコレート食べさせるならその生産過程も教育すべき。
まぁ、この記事では大体こんなような内容を書いています。
僕はそもそも砂糖を敵視しているので、 子供に無駄に砂糖を食べさせるべきではないという意見なんです。 世間では塩分を敵扱いしていますが、 僕は砂糖を敵扱いしているという違いです。( 何のデータもありません。個人的な考え方によるものです)
砂糖は食べれば食べるほど同じ甘さでは満足できなくなり「 もっと!もっと!」となります。
糖分は米やじゃがいもに十分に含まれているので、 特に子供の場合はそれだけで十分だろうというのが僕の考え方であ るため、 家庭でケーキが食べられない少数の児童生徒はむしろ健康上喜ばし いことであり、 家でもケーキを食べられる児童生徒にとっては過剰摂取になってし まうため、 クリスマスやバレンタインに甘いものを給食で提供するのはやり過 ぎだという考え方です。
(国が定めている摂取量とか僕は知りません。調べてもいません。 僕の個人的な考え方です。でもたぶん正しいはずです)
それと、 見たことも会ったこともない外人の誕生日を日本の義務教育の中で 祝うことのどこが食文化に対する理解を深めることに繋がるのか、 いくら考えても高卒の僕にはわかりません。 大学では見ず知らずの外人の誕生日を祝うことの大切さを学ぶんで すかね。
高卒の僕にも理解できるように教えて頂けると助かります。
こういう考え方を前提にした場合、 栄養士がケーキを子供に提供するのは「ただの子供のご機嫌とり」 もしくは「 親を喜ばせれば教育委員会からの評価が高まることを意識して」 と僕には思えてしまいます。
「一生懸命仕事をしている」 という理由で全てが許されるのであれば、「一生懸命殺人を犯す」 ということも❝一生懸命❞ だから許されるのかということになります。
ちょっと極端な例えで申し訳ありませんが、「 一生懸命に仕事をされている方の仕事を否定するのは失礼」 という意見はわかるのですが、「 その一生懸命さの視点を変えてほしい」 というのが調理員経験者の僕の意見です。
僕の個人的な意見に反対されてコメントをされるのであれば、 できれば「失礼」とか「優しさ」とかではなく、 データなどで反論して頂けると助かります。
(僕は学力が無いので、データを示せば僕を黙らせることが、 もしかしたら可能かもしれません)
落とした箸の扱いについて
マナー以前に給食は安全でなければいけません。わかりますか? 子供の口に直接入る箸等は消毒済みのものを提供するのは当然のこ とです。あなたのような調理員は学校給食を辞めて正解でしたね。
現役栄養士職員
たぶんこの記事で僕が言っている「 落とした箸は自分で洗って使わせるべき」 ということについて言われているのだろうと思われます。
学校給食では子供が箸を落としてしまった場合には自分で洗って使 わせるといったことはせず、 給食室から消毒済みの新しい箸と交換して使わせています。
「マナー以前に安全な」という点については僕も同感です。 マナーを守って死んでは意味がありませんからね。
それと、「 あなたのような調理員は学校給食を辞めて正解でしたね」 という点についても同意します。僕もそう思います(笑)。 僕のような考え方の人間が現在の学校給食の現場で働いてはいけま せん。
「箸やスプーンは衛生的なものでないとダメ」 と言われる現役の栄養士さんに逆に聞きたいのですが、 一生その児童の箸は給食室から提供されるのでしょうか? その児童が大人になってから死ぬまで、 一生給食室から箸が提供されるのでしょうか?
教育現場で安全を語るのであればそこまでする必要があります。
学校給食法第十条にはこうあります。
栄養教諭は、児童又は生徒が健全な食生活を自ら営むことができる知識及び態度 を養うため、 学校給食において摂取する食品と健康の保持増進との関連性につい ての指導 〜〜
「健全な食生活を自ら営むことができる知識···」
学校は飲食店とは違うので、 子供に自ら生きる術を学ばせる必要があります。
飲食店ならばいいと思います。 お客様を教育しているわけではありませんから。 お客様が外で落とした箸を洗わずにそのまま使って何が起ころうが 知ったことではありませんから。
この質問者の栄養士さんの言い分だと、 消毒済みの箸が提供される「 義務教育の9年間さえ死ななければいい」ということになります。
(もしかしたら僕が知らないだけで現在の義務教育の卒業式には「 これからは箸は自分で洗って使ってください」 と教えているのかもしれませんが)
義務教育を終えれば箸は自分で洗って使うことになりますが、 自分で箸を洗ったことがなく、 いつも誰かに新しい箸を出してもらっていた人間が、 どうやって落とした箸を自分で衛生的に処理するんでしょうか。
栄養士さんは「 卒業してから箸を落とした場合にはゴミ箱に捨てて新しい箸を買え 」とでも言うんでしょうか。
もし❝安全❞を優先させるのであれば、 消毒済みの箸と交換するのではなく、「衛生的な箸の洗い方」 といったことを教育するべきではないでしょうか。
児童生徒が箸を落としたら洗剤とスポンジを渡して自分で洗わせる よう教育された方がいいのではないでしょうか。
明日からやってみてください。
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魚の骨に関して
魚の骨は特に小さい低学年児童には危険です。また、 保護者からの要望も多い為、 子どもたちの安全を考慮するのは栄養士としては当然の責務です。少なからず気分を害する方がいることを思いながらお書きになって ください。
元栄養士職員
これも同じく、 その児童の魚の骨は一生誰かが取り除いてくれるのでしょうか?
魚の骨に関しては、これもこちらの記事で言及しています。
この記事を見てのご批判だと思われます。学校給食法第ニ条二項にはこう記されています。
日常生活における食事について正しい理解を深め、健全な食生活を営むことができる判断力を培い、 及び望ましい食習慣を養うこと。
「健全な食生活を営むことができる判断力を培い···」
魚の骨を最初から取り除くことが健全で適切な判断力を培うことに 繋がるのでしょうか。
(これも僕が知らないだけで現在の義務教育の卒業式では「 実は魚には骨という硬くて細くて鋭い危険なものが入っているから これからは気をつけてね。卒業おめでとう」 と教えているのかもしれませんが。 卒業式で秘密の暴露をするならば1年生から教えた方がいいとも思 いますが)
❝危険だからさせない❞というのであれば、魚の骨以前に、 家から一歩も外へは出せません。
それと、「保護者からの要望」 というものを理由としてあげていますが、 保護者からの要望は無視するのが教育だと僕は思っています。 これができるのが教育者であり、 保護者からの要望を理由にするのであれば、それは「 サラリーマン」と名乗ってください。
僕は個人的には学校の先生はサラリーマンでいいと思っています。 教育は親の仕事です。
これからも気分を害される方がおられることも承知の上で、 僕の正直な意見を書いていきたいと思います。
アレルギー対応の姿勢へのご批判
あなたのような適当に仕事を行う調理員がいるからアレルギー事故 が無くならないんです。 給料が安いから適当に仕事をしていいという理由にはなりませんよ 。毎日一生懸命仕事をしている他の調理員さんに失礼ではありません か?
元栄養士職員
まず言っておきたいのは、 僕は現役時代はきちんとルールを守り真面目に仕事をしていました 。アレルギー食も事前に十分に確認をして臨んでいました。
その中で「これじゃアレルギー事故は無くならないな···」
アレルギー事故
ハッキリ言って、重度のアレルギーを持つ子供の食事を調理師免許などに任せてはいけません。作るならば栄養士自らが作るべきです。
「給料が安いから適当に仕事をしていい···」という点は、 たぶんこの記事の中で語っている給料の話に対してだと思われます 。
僕は給料が安いから適当に仕事をしていたのではなく、 アレルギー対応がその金額に見合っていないから不満に思っていた というだけです。
僕から言わせれば、「 調理員の賃金の低さに言及することは頑張っている調理員さんに失 礼」という発言が調理員に対して失礼です。
調理員の賃金が低いのは事実であり、 命を預かる対価として見合っていないのも事実であり、 複雑すぎるアレルギー対応は怖いしやりたくないというのは現場の声とし て事実です。
僕は自分の意見と事実を話しているに過ぎません。
勿論そんなことは考えず一生懸命頑張っている調理員が多くいるこ とも事実です。
そういう一生懸命頑張っている調理員の労働力を搾取しないでほし いというのが僕の意見です。
調理員として客観的に見ると、 賃金の問題に言及する僕に対して「失礼」と言い、 アレルギー食を一生懸命作っている調理員を持ち上げて少ない賃金 で労働力を搾取している人こそ、失礼だと僕は思っています。
「 事実から目を背けて事実を隠そうとすることの方が失礼なのではな いか」というのが僕の意見です。
コーンが硬い件について
コーンが硬かったからといって、 それぐらいのことで市や教育委員会に報告することはありませんよ 。嘘は書いてはいけませんよ。
元栄養士職員
いや、事実です!
どうか個性として大目に見ていただきたい(笑)。
ただ、書いていることは事実ですので。「異常行動」 という表現については僕の個人的な思いです。
栄養士さんからしても「そんなの嘘だろ!」 と思われる行動をとる栄養士が、実際にはいるということです。
調理師と学校給食に興味のある方へ
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テルオ的まとめ
今日は僕の学校給食関連記事に対する批判コメントに対してまとめ てお答え致しました。
同じようなコメントの内容はまとめていますが、 大体まとめると全体的にこんなような内容の批判が多いです。
実は意外にも、応援コメントの方が多かったりします。 全体的に8割は応援のコメントです。 調理員さんや現役のパートさん、 元栄養士の方の応援コメントもあります。
ですが、応援にしても批判にしても、 コメントを頂けること自体ありがたいと思っています。 ただボタンを押して文字を入力するにもいろんな意味で結構な労力 です。
僕のこのブログはどこかの組織がチームで行っているものではなく 、完全に僕個人のブログのため、 全ての方を喜ばせる内容を書くことはできません。
本当であればそうしたいのですが、 そうするには自分の気持ちに嘘をついた内容を書かなくてはいけな くなります。
感じ方は人それぞれですので、僕の記事を読んで「いや、 そうじゃない!」 と思われる方はこんな高卒の僕の意見など無視して自分の信じる道 を歩まれてください。
そしてできれば、 僕の話している内容に明らかな間違いを発見された場合には、 今後もご指摘して頂けると僕も勉強になりますので非常に助かりま す。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
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