2011年3月11日
東日本大震災
今年で震災発生から6年が経ちます。
こんにちは。福島生まれ福島育ちで現東京都民のテルオ(@undoteruo)です。
毎年3月11日に近付くと、
福島県で言うと、
この手の番組を見ていて、
声に出して「バカじゃないの？」と言える人って、
たぶんいませんよね。人間性を疑われかねませんから。
なので今回は、福島県で生まれ、福島県で育ち、
現在も福島県の被災地に住み続けている、
もう、一度しか言わないのでよく聞いておいてください。
もくじ
とりあえず、東日本大震災当時の僕のことを少し
僕は東日本大震災当時、
特に、あの原発が爆発したニュース映像を東京で見た時には
みんな死ぬんだ・・・
そう思いました。
震災直後の当時、出身地が福島県だと話せば人は皆、
防災訓練で消防署を訪れれば、
親が今も福島県に住んでいると話せば、
僕は運良く、自分の知る限りにおいては、
ただ、家がちょっと住めなくなったので、いわき
被害と言えば、まぁそれくらいでした。
一応一週間位の間だけ、
僕も一度その避難している体育館に行ったことがあります。
全国各地から、様々な支援物資が運ばれてきていました。
僕が行った時にちょうど、
僕も「ちょっとそこのお兄さん手伝ってちょうだい！」
それから数日で僕の母親は運良く別の家が見つかり引っ越して体育
福島の友人に後で聞いた話では、
岩手に実家がある東京の友人の話では、
原発が爆発し、ちょうど「放射能」が問題になっていた頃、
その時その友人は、
僕が「
僕が一番忘れられないのがこの「放射能より水なんだよ」という言葉です。
目に見えない放射能を気にするのは、原発から離れた所に住んでいる人間です。
近くにいる人間は、目に見えない放射能よりも、水なんです。
僕は東京という高台から見物していただけですが、
東京とはあまりに違う状況にショックを受けたことを覚えています。
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福島に住み続ける僕の母親を見て思うこと(
僕の母親は、近所に住む親戚と一緒に、
ですが、数日で福島に帰って行きました。
避難してきた人数は全員で10人程でした。
「10人も急に押しかけて迷惑だろう」との思いから、
そして僕の母親は、
そして、震災で壊れたテレビを新調していました。
「電気は復旧したけどまだガスが出なくて不便だ。
「水も制限があって不便だ！風呂にも入れない！あー嫌だ！」
「ついでにエアコンも付けてもらえないかな？」なんて、
僕が結婚したのは震災から1年後くらいでした。
「結婚したなら、子供はまだなのかい？」と、
「そろそろこっちに帰って来ないのかい？
僕の母親が福島県民代表の考え方ではないと思いますが、
こんなバカな人間にはなりたくない
極端なことを言うと、
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知らないようなので、
福島県民の皆さん。憲法第二十二条をご存知でしょうか？
第二十二条何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する。何人も、外国に移住し、 又は国籍を離脱する自由を侵されない。
福島県民の皆さん。あなた達は、実は、自由なんです。
福島県に住み続けることも、他県に引っ越すことも、
知っていましたか？
そして自由には責任が伴います。
子供を健康で立派な大人に育てるという責任が、
知っていましたか？
報道ステーション等の被災地密着番組を見て感じた、犯罪者
3月9日の報道ステーションでは3月11日を前に、毎年恒例の「
除染作業の実情や、被災者に対する補償金の問題、
被災地に戻って暮らそうとする親子
この中で僕が、
母親と、小さな子供。
今まで避難指示が出ていて帰ることが出来なかったが、
いくら除染されたと言っても、母親には心配事があるようでした。
「いくら除染して新しい土を上からかぶせても、
「内部被曝が本当に心配だ」
❝戻りたくはないけど、
その理由は、吐き気を感じたため僕が聞き逃したのか、
親も年だから面倒を見なくてはいけなく、
仕事の問題なのか、
ただの故郷への愛着なのか、
理由は分かりません。
いずれにしても、僕ははっきり言って、
それは、子供に対してです。
幼い子供は母親についていくしかありません。
内部被爆に対して不安があるのならば、
危険な地と知りながら、危険な地に子供をおく。
これを犯罪と言わずに何と言うのでしょうか。
国が大丈夫だと言ったから戻ったのに子供が被爆したじゃないか！
そう言って国を訴え、メディアに取り上げられ、
そんな明確な目的があるのならば百歩譲って理解はできます。
子供を犠牲にし、金を得る
実に立派。
しかしそうじゃないのならば、
「福島に帰ってきて孫と一緒に暮らしたい」
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「孫と一緒に暮らしたい」という被災地に住み続ける老人
「孫と一緒に福島で暮らしたい」
「ジジイだから」で許されれば警察はいりません。
そのジジイも犯罪者です。
そもそも「除染」て完璧なんでしょうか。
子供は大人が思いもよらない所へ入り込んで遊んだりします。
僕は放射能の専門家ではないので放射能の性質は詳しくは知りませ
避難指示が解除されてそこへ住もうとする人達は、「
もし僕が足腰の弱いヨボヨボのジジイであっても、「
いや、言わなくてはいけないと思います。
それが親としての役目です。
東日本大震災から6年 3.11 テルオ的まとめ
福島県民に対して何度もこういう話をするのは疲れるので、
日本人には、居住地を選ぶ自由があり、職業選択の自由があり、
しかし、自由には責任が伴います。
独り身ならば勝手に一人で死ねばいいが、幼い子供がいる場合、
子供を危険に晒してまで福島に住み続ける理由って何でしょうか。
仮に将来、
「国が大丈夫って言ったんだもん！お母さん悪くないよ！
とでも言うんでしょうか。
そして被害者団体を作り国を訴え、
親が亡くなった後も子供からそのまた子供へと国への憎しみを相続
そして何十年か後にやっと僅かばかりの金額で国と和解する。
母親がそこにさえ住まなければ必要のなかった国との闘い。
子供の人生の全てが、放射能との闘いになります。
こんなことを子供に背負わせる親達は、
