学校給食『鶏唐揚げみぞれだれ』の作り方。人気メニューレシピ公開〜元調理員おすすめ献立〜

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こんにちは。元学校給食調理員のテルオです。
 
 
今回は、学校給食の人気メニュー『鶏唐揚げみぞれだれ』の作り方をご紹介します。
 
 
『鶏唐揚げみぞれだれ』は給食人気メニューランキングには登場しませんが、唐揚げ系の料理は子供にも人気の給食です!
 
今回は『鶏唐揚げみぞれだれ』の作り方を紹介しますが、
ネギダレ唐揚げ』『鶏肉のチリソース』『鶏肉の南蛮漬け』『ンドリーチキン』など、学校給食には人気の唐揚げメニューが多く存在します。(タンドリーチキンの場合はオーブン焼きのメニューです)
 
基本的にこれらの唐揚げメニューはソースのバリエーション次第なので、ソースの作り方を知っていれば様々な応用がききます。
 




学校給食人気メニュー『鶏唐揚げみぞれだれ』の作り方

材料(小学生一人分)

  • 鶏もも肉・・・・・・30g×2切れ
  • にんにく(下味)・・0.2g
  • 生姜(下味)・・・・0.2g
  • (下味)・・・・・0.4g
  • 砂糖(下味)・・・・0.2g
  • 醤油(下味)・・・・2.2g
  • 片栗粉・・・・・・・7g
     
  • 大根・・・・・・・・30g
  • 万能ネギ・・・・・・2g
  • 醤油・・・・・・・・3g
  • 味醂・・・・・・・・0.5g
  • ・・・・・・・・・0.2g
  • レモン果汁・・・・・0.2g
 
 
材料は全て小学生一人分の分量ですので、これは目安として適当に増やしてください。
 
 みぞれだれに関しては少なすぎると作るのが難しいので多めに作っておくことをおすすめします。
 
『鶏唐揚げみぞれだれ』は唐揚げの上にみぞれだれをかける料理ですので、例えば多めに2回分の食事を作る場合には、唐揚げもみぞれだれも多めに作っておき冷蔵庫で別々に保存しておいて、食べる直前に温め直して混ぜ合わせるようにするのがおすすめの食べ方です
 

下準備

1 鶏肉の下味
にんにく、生姜、酒、砂糖、醤油で鶏肉に下味をつけておきます。
 
下味のにんにくと生姜はすりおろしにして、生姜はその絞り汁を下味として使います。
 
 
2 みぞれだれの下準備
みぞれだれの下準備としては、万能ネギをお好みの大きさに小口切りにし、大根おろし金等を使ってすりおろしにし、汁気を軽く切っておきます。
 
大根の量が多い場合にはミキサーを使うと便利ですね。
 
大根の汁はすぐに捨てずに一応残しておいてください。
後でタレの味が濃い場合に味の調節として使います。

作り方(唐揚げ)

1 鶏肉に片栗粉をまぶす
味はみぞれだれで十分つくので、唐揚げは片栗粉をまぶして揚げていきます。
 
 
2 鶏肉を揚げる
鶏肉を油で揚げていきます。
 
大きさにもよりますが、1切れ30g程度であれば170度位の油の温度で大丈夫です。
 
 
学校給食では食中毒予防のために中心温度計で鶏肉の中心温度75度以上1分以上を確認します。
 
ちなみに、ノロウイルスの場合には中心温度90度以上90秒以上の加熱でウイルスを死滅させられますが、鶏肉の場合にはノロウイルスの心配はそれほどないと思われるので75度以上1分以上の加熱で大丈夫だと思います。
 
全部の鶏肉の温度を測るのは大変なので、一番大きめの唐揚げ2〜3個の真ん中を計測すれば大丈夫でしょう。
 

作り方(みぞれだれ〜完成)

1 大根おろしを加熱する
フライパンや鍋を使って大根おろしに熱を入れていきます。
 
この後調味料を加えていきますが、調味料が入ると大根がそれ以上柔らかくなりにくくなるので、好みの柔らかさになるまで熱を加えます。
 
と言っても、大根はすりおろしにしてあるので、ある程度湯気が立ってきたら大丈夫でしょう。
 
 
2 調味料を加えていく
醤油味醂を加えていきます。
 
ここで味が濃くなってしまった場合には、残っている大根おろしの汁で味を調節します。
 
必要なければ使わなくても大丈夫です。
 
 
3 レモン果汁、万能ネギを加える
味が整ったら万能ネギとレモン果汁を加えます。
 
レモン果汁は香りを残したいので最後の方に加えると美味しく仕上がります。
 
 
4 唐揚げにみぞれだれをかけて完成
唐揚げのところで温度を測定すると言いましたが、学校給食ではこの鶏唐揚げみぞれだれのように“別々に調理して最後に混ぜ合わせる”といった料理の場合には、それぞれに温度を測定します。
 
なので、家庭でも食中毒を気にされる場合には唐揚げと同じように中心温度計でみぞれだれソースの中心温度75度以上1分以上確認しましょう。
 
 
みぞれだれが完成したら唐揚げの上にみぞれだれをかけて完成です
 
 
残ってしまいそうな量を作った場合には、全部みぞれだれをかけてしまわずに、みぞれだれと唐揚げを別々にとっておき、また食事のときにそれぞれ温め直して混ぜ合わせることで、出来立ての時のような感じに近付きます。
 
スーパーのお惣菜では最初から合わせてあるのでこういうことができませんよね。
 
 
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今回は学校給食人気メニューランキングではランクインしていませんが、子供には人気の唐揚げメニュー『鶏唐揚げみぞれだれ』の作り方を紹介しました。
 
今回の『鶏唐揚げみぞれだれ』でもわかる通り、学校の給食というのは、聞いたこともないような調味料も使いませんし、プロの料理人にしか作ることのできないような特殊な技術も必要なく作ることができます。
 
更に、学校給食というのは当日調理が基本なので、何日も前から仕込みをしておくといった面倒な作業もありません。
 
学校の給食こそ家庭でも再現しやすい料理と言えますね。!(^^)!
 

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そんな「食中毒」を心配するお母さんに、
 
消毒
料理の加熱
正しいトイレの使い方
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などによる正しい食中毒予防対策の方法もこちらで教えています。
 

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■ 料理の「加熱」で食中毒予防

食中毒予防の最後の砦は料理の「加熱」にあります。
 
学校給食では全ての食材に火を通すことによって食中毒予防をしています。給食で「生野菜」ではなく「茹で野菜」にして提供する学校が多いのはそのためです。
 
料理を加熱する際の、
 
温度
時間
どこを
どんな風に測るか
 
などを詳しく解説しているこちらも参考に
 

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