こんにちは。 ノロウイルス陽性により1ヵ月近く仕事を休んだ経験のある雲藤テ ルオです。
ノロウイルス感染で1ヵ月間も仕事を休まなければいけないなんて “普通の会社” ではあり得ませんが、僕の仕事は学校給食調理員という「 集団調理」の仕事だったため、こういう仕事では「陰性」 の結果が出るまでは出勤停止になるわけです。
そして更に僕の場合には、 一緒に住む家族が最初に陽性になりその後僕が感染したので1ヵ月 近くも仕事を休むことになったというわけです。 集団調理の仕事では、 家族が感染した場合も出勤停止になってしまいます。
そういうことで僕もノロウイルスで病院へ何度か行き「 ノロウイルス検査しますか?」と先生に言われましたが、病院のノロウイルス検査は受けても意味がないので断りました。
● ノロウイルス感染後の「症状」
● 検査にかかる「時間」
● 病院の「検査方法」
● ノロウイルス検査の「費用」
などから、 ノロウイルス検査はしなくていい理由を詳しく解説します。
最後に、自分がノロウイルスに感染してから「 家族に感染を広げないための方法」も話しているので是非そちらも参考に!( ・ิω・ิ)ノ
こっちは新型コロナウイルスにも有効な方法なので、とくに家族に小さな子供がいる家庭のお母さんお父さんはついでに知識として是非覚えておいてく ださい!
もくじ
ノロウイルスの症状の特徴
ノロウイルスの潜伏期間(感染から発症までの時間)は24~ 48時間です。
要するにノロウイルスは、「食べたもの」「行った場所」「 触ったもの」など、発症した24時間〜 48時間前の行動に原因があるということです。
ノロウイルスの主な症状は、
● 発熱
● 吐き気
● 嘔吐
● 腹痛
● 下痢
通常はこれらの症状が1日~2日続いた後、治癒します。後遺症もありません。
また、感染しても発症しない場合や、軽い風邪のような症状の場合もあります。
ノロウイルスっぽい症状で病院を受診すると必ずこう診断されます
熱
嘔吐
下痢
こういった症状の時、皆さん病院へ行きますよね当然。
もしこれがノロウイルスであった場合、 病院の先生からはこういう診断がなされます。
胃腸炎ですね。
そして次にこう言われます。
ノロウイルスの可能性がありますね。
そして最後に、先生からはこう問われます。
ノロウイルスの検査しますか?
病院ではほぼ100%この流れになります。
ここで僕の場合は病院のノロウイルス検査は受けても意味がないので断ったわけですが、その理由は今話した「ノロウイルスは1日~2日続いた後治る」ということの他に、
● 病院の検査にかかる「時間」
● 病院の「検査の方法」
を知ればその理由がわかります。
病院でのノロウイルス検査
ノロウイルス検査ができる病院
ノロウイルスの検査ができる病院は、特に「指定病院」 とかではなく、 お腹が痛くて熱があって吐き気がしたときにみんなが受診する「内科」や「消化器内科」の病院で検査を受けることができます。
ノロウイルス検査の方法とかかる時間
ノロウイルスの検査の方法はいくつかあるようですが、「 簡易検査」であれば数十分ほどで結果が出ますが、感度が低いのが難点です。
つまり、本当は「陽性」なのに「陰性」 と出てしまうこともあるなど、 簡易検査は感度か低いので今の病院でこの検査を提案されることは 基本的にないでしょう。
今の病院のノロウイルス検査は感度の高い「遺伝子検査( PCR検査)」が一般的な検査方法です。
「PCR検査」ってどこかで聞いたことありますね。そう、 新型コロナウイルスの検査方法と同じアレですね。
病院で患者の便を採取し、 専門の検査機関に発送して検査を行います。
結果が出るまで約1週間ほど時間ががかるのが難点です。
ノロウイルス検査の費用
ノロウイルスの検査には約5,000円~6,000円程度の費用がかかります。
僕は病院のノロウイルス検査は断って受けたことがないので詳しく はわかりませんが、 ノロウイルス検査には保険適用と保険適用外があるようで、保険適用外だと数万円の自己負担になるようです。
多分ですが、 病院の先生からノロウイルス検査をすすめられた場合には保険適用 。
診察と関係なく患者側からただ「検査受けたいんですけど」 と言って受ける場合には保険適用外ということなんでしょうか。
ちょっとそのへんは詳しくはわかりませんが、 普通はお医者さんの診断を受けてから検査になる場合がほとんどだ と思うので、ノロウイルス検査は保険適用で約5,000円~6, 000円の料金になるのが一般的です。
病院のノロウイルス検査はしなくていい理由
ノロウイルスの検査、受けますか?
いえ、結構です。
病院でのノロウイルス検査はやっても意味がないので、 病院の先生に検査をすすめられたら断りましょう。
やっても意味がない理由はここまで読んできた方なら大体想像がつ くと思いますが、
● 検査結果には1週間ほどの時間がかかる。
● ノロウイルスは症状が1日~2日続いた後、治癒する。
なので、 病院のノロウイルス検査の結果が出る頃には既に症状は良くなって います。
病状が良くなってから
あなたは1週間前にノロウイルスでした。
今は治ってますけどね。
今は治ってますけどね。
と言われても、意味ないですよね?
そういう意味で、 病院のノロウイルス検査には意味がないのでしなくていいんです。
ただ、僕のような「陰性になるまで出勤停止」 というような集団調理のような仕事だと、 ノロウイルス検査の結果が重要になってくるので検査は受けなけれ ばなりません。
でもそういう仕事の会社の場合には毎月検便検査を行っているので 、通常であればその契約している検便検査の会社と、 もしノロウイルスの疑いのある従業員がいた場合にはスピーディー にノロウイルス検査を実施することができる仕組みになっているも のです。
僕の会社の場合には、 病院では約1週間ほど時間のかかる検査のところ、翌日結果が出るという仕組みになっていました。
なので、 どちらにしろ病院でノロウイルス検査を受ける理由がありません。
もし会社にそういう仕組みがなく、 ノロウイルスの検査結果が必要な仕事の場合にのみ、 病院で検査を受けるようにしましょう。
でも普通の病院では通常、
検査には時間がかかるのでノロウイルス検査はあまり意味がないです よ。
という説明をしてくれます。普通の病院ならば(笑)。
よくない病院だとこういう説明も無く「検査しましょう」 と言われる場合もあるかもしれないので、そういう場合には「 結構です」とキッパリ断りましょう。
では、ノロウイルスの検査を受けずに「胃腸炎」と診断後、家ではどうやって過ごせばいいのかの話を続けますね。
胃腸炎と診断後の家での過ごし方
一つ誤解しないでほしいのは、僕は「 病院へ行くことに意味がない」と言っているのではなく「 病院のノロウイルス検査に意味がない」と言っているだけなので、体調が悪ければ病院へ行ってください。
そして、病院で「胃腸炎ですね」と診断された場合、もうそれはノロウイルスだと思って対応しましょう。
胃腸炎はノロウイルスと見なして対応するのが安全です。
病院では胃腸炎の場合は「整腸剤」や「吐き気止め」 の薬が処方されます。それを飲んで2日~ 3日ほど症状が治まるまで安静にすれば良くなってきますが、 一番辛いのが「下痢」ですね。
病院では「下痢止め」 の薬はたぶんどこの病院でも処方されません。理由は、悪いものは外へ出さないと治りが遅れてしまうからです。
なので勝手な自己判断で薬局で市販の「下痢止め」 を買って服用してはいけません。
ちなみにですが、 ノロウイルス自体に効く特効薬というものは今のところ存在しない ため、 たとえ病院でノロウイルス検査を受けて即日陽性と診断されたとし ても、処方される薬は結局は胃腸炎の場合と同じということになります。
更に言えば、ノロウイルスはインフルエンザのように「 発症してから5日間は仕事を休みなさい」 というような決まりもないため、食品に携わる仕事でもなければ症状が改善したら自分の判断で学校や職場に復帰できます。
「胃腸炎」と診断後の自分の対応はこれでいいとして、 ノロウイルスの問題は人から人へ感染する場合が多いというのが厄介な点です。
ノロウイルスの症状のところでも話しましたが、 ノロウイルスに感染しても発症しない人もいるため、 そういった理由で自覚無く人にうつしてしまう場合があります。
なので、一緒に暮らす家族への感染を拡大させないことが次に重要になってきますね。 とくに小さい子供がいる家庭では尚の事注意が必要です。
むしろこっちの方が重要なので、最後に覚えて帰ってくださいね! Σ(゜-゜)
ノロウイルスを家族にうつさないための6つのポイント
食中毒とは、ウイルスや菌が食べ物や呼吸から体内に入ることにより感染します。
自分が感染しないために、 そして家族へと感染を広げないためには、
● マスク
● 消毒
● 正しいトイレの使い方
● 正しい手洗い
● 食べ物を素手で触らない
● 食べ物を加熱する
の6つが大切なのでこの機会に是非覚えて帰ってください(^^) v
①「マスク」をする
マスクは自分がノロウイルスやその他の食中毒菌に感染していた場 合に他人にそれをうつさないために有効です。
なので少なくとも病院で「胃腸炎」 と診断され家族と一緒に暮らしている場合には家の中でもマスクを 着けるようにしましょう。
②「 消毒」をする
「消毒」とは主に、 家の中で手に触れるもの全てに行うのが基本ですが、べつに手からウイルスや菌が湧き出てくるものではありません。
ウイルスや菌が付着した手でものに触ることで、 その触ったものが汚染され、 それをまた家族が触ることで感染が広がるわけです。
そのウイルスや菌が一番手に付く場所というのがトイレです。
感染者の排泄物にウイルスや菌が大量に含まれているため、感染した人が排泄するトイレから感染が拡大していきます。
なので、一番感染しやすいトイレを清潔に保っておくことで、 それ以外の場所の消毒や食中毒予防のための対策が楽になります。
トイレで消毒する場所は、
● トイレの水を流すレバー
● 洗面台の蛇口
● 便座
などが基本ですが、ノロウイルスに有効な次亜塩素酸ナトリウム( 塩素系漂白剤)での消毒には消毒するものによって濃度を薄めて使う必要があるので、 塩素を使って消毒する場合にはこちらも参考に▼
正しく使わないと人体に危険な塩素ではなくノロウイルスを除去することができる安全なアルコールスプレーもあるので、それについてはこちらを参考に▼
③ 正しい「手洗い」をする
厚生労働省ではこういう《 ノロウイルスによる食中毒予防のポイント》 というものを公開しています。
食中毒予防は「手洗いに始まり手洗いに終わる」 と言われているように、手洗いが結構重要なわけですが、その正しい手洗いの方法や手洗いのタイミングといったものは意外と知らない人が多いと思うので、 この機会に是非覚えてみましょう▼
④ 正しく「トイレ」を使う
トイレの消毒は大切ですが、実は、 トイレは手で触る場所だけでなく、 トイレの使い方次第でウイルスや菌を空気中にばら撒いてしまうことになります。
食中毒予防のための「正しい手洗い方法」は知っていても、食中毒予防のための「正しいトイレの使い方」なんて知っている人は少ないと思うので、 この機会に是非覚えてみてください▼
「トイレの正しい使い方」 を知ることで家族への感染拡大を最大限抑えることができます。
⑤ 食べ物を「加熱」する
厚生労働省ではこういう《ノロウイルスの原因食品》 のデータを公開しています。
これを見ると、ノロウイルスの原因食品は「魚介類」、中でも「 二枚貝」による感染が多いことがわかりますね。
この一番の原因になっている二枚貝は食べなきゃ済む話ですが、 もちろん食中毒はこの二枚貝だけで起こるわけではないですよね。
ではどうすればいいのかというと、ここの「消毒」 の部分にもあるように、
「加熱」による消毒が有効です。
これは調理器具だけに限ったことではなく、直接口に入る「 食品」に対しても加熱が有効です。
● 何度まで
● 何分間
● 何を使い
● いつ
● どんな風に加熱するのか
について、食品の加熱方法を詳しく解説しているこちらも是非参考 に▼
⑥ 食べ物を「素手」で触らない
「食品の加熱」は食中毒予防の “最後の砦” ですが、 いくら食品を加熱して食品自体のウイルスや菌を死滅させても、ウイルスや菌が付いた手で食品を触ってしまえば意味がありません 。
なので食品、とくに「加熱後の食品」と「 汚染度の高い食品」は極力素手で触らないようにするのが食中毒予防の基本です。
そのためには「使い捨て手袋」を使うのが良いですね。
調理だけでなくトイレ掃除なんかでも使い捨て手袋は役に立ちます が、その使い捨て手袋の使い方次第では逆に感染を拡大させてしまう恐れもあるため、「 正しい使い捨て手袋の使い方」 も最後に知識として覚えておいてください!ʕ•̀ω•́ʔ✧▼