学校給食の正社員の【夏休みの仕組み】給料や出勤日数について解説

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こんにちは。元学校給食調理員副責任者の雲藤テルオです。
 
 
 
学校給食の仕事には他の仕事には無い大きな特徴があります。
 
それは「夏休み」という長期休みがあることです。
 
 
 
普通、社会人になれば学生のような夏休みなんてありませんが、学校給食の仕事とは「学校の授業のある日の給食を作る」のが仕事なので、学校が休みの日には給食の仕事がありません。
 
 
僕も初めてこういう夏休みがあるという給食の仕事を知ったときには驚きました。
 
この世に夏休みがある仕事なんて存在するとは思っていませんでしたからね!(゜o゜)
 
 
 
僕が働いていた給食会社では、夏休みの間ほぼ丸々1ヵ月間仕事を休み約8割の給料を貰っていました。
 
 
ですがこの夏休みの「出勤日数」や「給料」は、会社毎に仕組みが異なります。
 
 
 
そんな学校給食の正社員の夏休みの仕組みについて詳しく解説します。
 
 
現役の給食の正社員でも自分の会社の夏休みの仕組みを詳しく理解している人は少ないので、これを読めば多分、現役の社員よりも夏休みの仕組みについて詳しくなれます!(^_-)و✧
 
 

学校給食の正社員の夏休みの仕組み

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学校の「夏休み」というのは、会社によって決まるものではなく学校によって決まるものなので、自分が働いている会社によって学校の夏休みの日数が違うということはありません。
 
 
学校の夏休みの日数が40日ならば、A社でもB社でもC社でも、夏休みの日数は40日です。
 
 
 
では何が会社によって異なるのか?
 
 
 
学校の夏休みで給食会社によって異なるものというのは、
 
夏休み期間の出勤日数
夏休み期間の給料
 
この2点が会社によって異なる部分です。
 
 
 
多くの給食会社では夏休み期間は「出勤日数が選べる」という仕組みを導入している場合が多いです。
 
 
 
「夏休みは休みたい」という場合には、出勤日数を減らし減額された給料になります。
 
逆に「夏休みはいらないから働きたい」という場合には、出勤日数を増やし満額の給料を受け取ることも可能です。
 
 
 
これが学校給食で働く正社員の基本的な夏休みの仕組みです。
 
 
 
会社に関わらず夏休み期間に必ず出勤する日
会社によって異なる出勤日数
会社によって異なる給料
 
 

この3点について、学校給食で働いたことがない方でも理解できるように、解説していきます。
 
 
 
学校給食の仕事の「熱中症対策」についてはこちらで

学校給食の仕事の夏は辛い!ヘ( ´Д`)ノ 調理員のための熱中症対策を紹介

2017.04.26

夏休みの【出勤日数】の仕組み

 
学校の夏休みは通常40日程度あります。
 
日本の学校では「3学期制」が一般的で、この40日の夏休みは主に3学期制の学校の夏休み日数です。
 
 
中には「2学期制 (前期・後期制)」の学校もあり、その場合は夏休みの日数は短くなります。
 
東京都で言うと目黒区が2期制ですね。
 
 
他にも北海道だと夏休みが短く雪の降る冬休みが長いと聞きますね
 
 
 
どの場合であっても、夏休みの長さに関係なくこのような長期休みの期間内に必ず出勤する日」というのは大体決まっています。
 
 
夏休みに給食の正社員が必ず出勤する日とは、
 
 
清掃
機器メンテナンスなどの立ち会い
研修・会議 & 講習会
 
 
主にこの3つの目的により学校、又は本社や他の会場へ給食の正社員は出勤することになりますが、その「日数」が会社や学校毎に異なります。
 

・清掃

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夏休みのなどの長期休み期間には、休みの始まりと終わりで給食室内の清掃を行います。
 
この清掃は夏休みだけではなく春休みや冬休みにも行われる仕事です。
 
 
これは学校(給食室)へ出勤する仕事になります。
 
 
 
清掃日数は会社や学校によって違いがあり、短いところだと前半2日・後半2日」、長いところだと「前半10日・後半10日」なんてところもあります。
 
 
この清掃日数の違いには色々と理由があり、
 
単純に会社の決まり
会社の給料システムの違い
単にキレイ好きの上司の判断
学校側からの要請
 
など、主にこれらの要因により違ってきます。
 
 
 
1〜3までの理由で決まる清掃日数は主に、会社の夏休み期間の給料システムが大きく関わっている場合が多いです。
 
それはこの後に話す〈夏休みの給料の仕組み〉で解説します。
 
 
 
それと4の「学校側からの要請」というのは、公務員の学校栄養士の先生から「○○日間清掃してくださいね」と言われてしまう場合。
 
この場合は「清掃は1日にしてくださいね」なんてわざわざ公務員の栄養士が会社で決まった清掃日数より短くしてくれるはずがないので、大体日数が多くなるパターンが多いですね。
 
学校側からそう言われてしまえば会社の決まりとか関係なく聞き入れなければいけないので、仕方がありません。
 
 
 
僕の会社の場合には「前半5日・後半5日」くらいが基準としてありましたが、基本的には現場判断に任されていました。
 
実際には「前半3日・後半3日」というパターンが僕の会社では多かったです。
 
 
この僕の会社の清掃日数は他社と比べて多分短い方だと思いますが、これにも会社の夏休み期間の給料システムが関係していると思うので、それについてもこの後の〈夏休みの給料の仕組み〉で解説します。
 

・機器メンテナンスなどの立ち会い

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夏休みの間に調理機器のメンテナンスのために業者が給食室にやって来ます。
 
主に学校側からの要請により、それに立ち会わなければいけない場合があります。
 
 
これも学校(給食室)へ出勤する仕事になります。
 
 
 
この立ち会いの仕事は学校によります。「立ち会わなくても大丈夫ですよ」という学校の場合には、この件に関しての出勤は0日です。
 
 
「立ち会ってください」という学校の場合には、全て立ち会わなければいけないことが多いので、この機器メンテナンス立ち会いのための出勤は多くて5日間くらいになります。
 
しかしこれは社員全員出勤する必要はないので、社員1人がローテーションで出勤したりする場合が多いでしょう。
 
 
 
ちなみに僕は東京都内4校の小中学校で仕事をしましたが、この機器メンテナンス立ち会いを要請された学校はなかったので、夏休み期間中の学校への出勤は5〜6日の清掃のみでした。
 
単に運が良かっただけかもしれません(笑)。
 

・研修・会議 & 講習会

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夏休み期間中にはどの会社でも研修や会議のために全社員が集まる日が1日〜2日ほどあります。
 
これは学校ではなく、本社や他の会場への出勤になります。
 
 
この研修の日数は会社にもよりますが、僕の会社の場合には1日だけでした。
 
 
入社間もない社員だと新入社員研修などが追加である場合もあるでしょう。
 
僕の場合にも新入社員だった当時は夏休み期間中に週1で合計5日間くらい本社で研修を受けた記憶があります。
 
なので他の会社でもこのくらいの新入社員研修はあるでしょう。
 
 
 
その他には、学校給食協会などが行う様々な給食会社の現場で働く社員やパートが集まる講習会などへの参加が2日間ほどあり、時間はそれぞれ2時間〜3時間くらいです。
 
これも学校ではなく他の会場への出勤になります。
 
 
主に文部科学省や教育委員会といったお偉い方々のお話を黙って聞くという、楽しい会です(笑)。
 
楽しすぎて居眠りをしちゃう人も多いですが、バレると怒られますΣ(゚Д゚)
 
 
会社によってはレポート提出を求められる場合もあるでしょう。
 

夏休みの【給料】の仕組み

 
学校給食の正社員の夏休みで一番気になるのが、その間の給料はどうなってるのか?ということですね。
 
 
これは満額貰えるところから0円のところまで、会社や雇用形態によっても様々です。
 
 
 
学校給食の正社員の給料については(関連記事:学校給食の正社員調理師の【給料】新卒〜チーフの年収まで詳しく教えちゃいます)でも詳しく紹介していますが、その中から「夏休みの給料」について詳しく紹介していきます。
 
 
 
会社や雇用形態で違う夏休みの給料の仕組みは、主にこの4パターンになります。
 
 
契約社員の場合
出勤日数で給料が変わる会社
出勤日数ノルマがある会社
有給休暇が自動消化される会社
 
 
夏休みの給料の仕組みは大体この4パターンなのでこれについて解説しますが、実際には会社によってこれ以外のパターンもあると思います。
 
あくまでも代表的な4パターンの解説になります。
 

・契約社員の場合

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雇用形態が「契約社員」の場合には、夏休み期間の給料が0円になる場合もあるようです。
 
 
「0円」というのは滅多に聞かないパターンですが、これは時給で働いている契約社員が夏休み期間中に1日も仕事をしなかったというレアパターンの場合です。
 
 
 
契約社員雇用をしている会社というのは、かなり大きい会社が多いかと思います。
 
そういう大きい会社では学校給食事業だけではなく、飲食業・介護施設・病院・社員食堂など、幅広く事業を展開しています。
 
 
なので、学校給食の夏休みは「全部休む」という場合には給料が減額され、夏休みの間に「他の現場へ出勤する」場合には出勤日数に応じて給料が出ます。
 
 
というふうに、出勤日数を選ぶことができるという仕組みです。
 

・出勤日数で給料が変わる会社

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契約社員ではなく正社員であっても、出勤日数によって給料が変わるという会社が、給食業界では一般的な夏休みの給料システムです。
 
 
 
この出勤日数で給料が変わるシステムを採用している会社は基本的に、給食事業以外の飲食業・介護施設・病院・社員食堂など、幅広く事業を展開している会社の場合に多いパターンです。
 
学校給食事業しか行っていない会社では働きたくても夏休み期間は仕事がありませんからね。
 
 
夏休みは「全て休む」という場合には減額した給料になり、「他の現場へ出勤」する場合にはその出勤日数に応じて全額貰うことも可能です。
 
 
つまり出勤日数が選べます。
 
 
 
この出勤日数によって給料が変わる会社の場合には、清掃日数が会社でキッチリ決められている場合が多いかと思います。
 
「夏休み中は毎日清掃します」なんてみんなが言い出したら給料全額支払わなくてはいけませんからね。
 
 
ある程度現場に清掃日数が任されている場合には、無駄に多くの清掃期間を取る傾向があります。
 
普段やり慣れていない他の現場の仕事をするよりも、いつもの自分の職場の清掃をいつもの仲間とした方がいいですからね。
 
 
なので出勤日数稼ぎのための、と言っては失礼かもしれませんが、、清掃はすればするほど良いので無駄とは言いませんが、清掃日数は多く取る傾向があります。
 

・出勤日数ノルマがある会社

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「出勤日数で給料が変わる会社」の場合に多いのが、給料を満額受け取るための出勤日数ノルマがある場合が多いです。
 
 
 
例えば満額ノルマが20日間だとしたら、清掃に5日、他の現場への出勤に5日で計10日間なので、半額貰う。
 
とか、
 
有給休暇がたくさん残っていればそれと組み合わせてノルマを埋めることもできます。
 
 
 
この出勤日数ノルマのある会社の場合にも、清掃の日数が会社で決められていることも多く、そうでなければ無駄に多くの清掃期間を取る傾向が強いかと思われます。
 

・有給休暇が自動消化される会社

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夏休み期間に有給休暇が自動消化される会社もあります。
 
 
こういう会社とは、学校給食事業しか行っていない会社の場合が多いです。
 
いくら出勤したくてもどこの学校も夏休みは休みなので、働きたくても働くことができません。
 
 
 
つまり他社では「働く」「働かない」を選ぶことができるのにそれも選ぶことができないため、それで夏休みに無条件で給料が出ないのでは、誰もこういう会社では働きたくないですよね?
 
 
なので、出勤日数に関わらず有給休暇が自動消化され給料が決まる仕組みになっています。
 
 
 
実は僕が働いていた会社もこのパターンの会社でした。何かあった時のために5日間の有給は残し、残りは全て夏休みに自動消化する仕組みでした。
 
 
ですが有給休暇が自動消化されるからと言って、全ての社員が満額の給料を貰えるわけでもありません。
 
 
新人:約半額
サブチーフ(副責任者):約8割
チーフ(責任者):満額
 
 
というように、社員のレベルに応じて夏休みに支払われる給料に差を出しています。
 
 
 
夏休みの間休んでもこういう給料が貰えるので、このパターンの会社は一見良さげに見えますが、他社よりもちょっと給料の仕組みが “ブラックボックス化” しています。
 
 
本来は出勤日数によって給料は変化しなければおかしいんですが、“社員のレベルに応じて” というちょっと曖昧なシステムなので、
 
自動消化された有給休暇よりも少ない給料の人もいるかもしれませんし、逆にチーフの場合には自動消化される有給休暇よりも多くの給料が貰える場合が多いでしょうし。
 
 
なのでこういう会社の場合には出世すれば出世するほど「得」にはなりますよね。
 
 
 
僕も計算が面倒なのでしてみたことがなく、なかなか会社にも聞きにくいことだし、聞いても説明が面倒なのだろうということは想像できるので、会社の具体的な夏休みの給料の仕組みを本当に理解している社員は多分いなかったと思います
 
 
 
そして有給自動消化システムを採用している会社の場合には、出勤日数に関わらず給料が決まるので、つまり働くだけ損ということになりますよね。
 
なのでこういう会社の場合、夏休みの清掃期間は現場判断でできるだけ短くする傾向にあります。
 
 
こういう会社は、というかこの僕の会社は、他社よりも古い体質を今でも引きずっている会社なのかな、、という印象です。
 
 
 
ちなみにですが、この有給休暇自動消化システムは「違法ではない」と、どこかちゃんとした国の機関に確認済みだそうです。
 
そういう「違法ではない」ということをわざわざ社員に説明しなくてはいけないという時点でホワイトとは言えないでしょう。“オフオワイト” といったところでしょうか(笑)。
 
 
まぁ、僕のように変に考え過ぎなければ問題なく楽しく夏休みを満喫できる会社でしょう(^_^;)
 

学校給食の正社員の【春休み & 冬休み & ゴールデンウィーク】

 
では学校給食の仕事の夏休み以外の長期休み「春休み」「冬休み」「ゴールデンウィーク」などはどうなっているのかについても最後に簡単に解説しておきます。
 

・給料は通常通り貰える

 
夏休み以外の長期休みはどの会社でも通常通りの給料が貰えます。
 
 
夏休みと同じように春休みや冬休みの前後には清掃期間があるので、実際に休める日数はそれぞれ1週間ほどになります。
 
 
給料は通常通り出るので、万が一出勤を求められた場合でも基本は断れません。
 

・式典への参加を求められる場合も

 
学校によっては、卒業式や入学式などへの式典参加を求められる場合もあります。
 
 
ですがこれはチーフ(責任者)1人が出席すればいいので他の社員は休みか、もしくは給食室内の清掃を行います。
 

・新規立ち上げ現場は春休みは無い

 
会社が学校給食の業務委託を新規に獲得した場合には、基本的に新年度の4月から業務開始になるので、新規の現場へ配属された社員には基本的に春休みはありません。
 
 
清掃や資材の搬入など、他にも様々な確認作業があり、春休み期間中に4月から給食が作れる体制を整えなければいけません。
 
 
また、その新規契約の学校が完成したばかりの新校舎の場合には、他にも調理機器や食器の搬入などもあるため、大変です。
 
 
僕も副責任者として新学校の新規立ち上げの経験がありますが、初めて出会った同僚達と全て一から決めていかなくてはいけないのですごく大変でした。
 
でも今思えばそれが楽しくもありました。前のやり方に合わせる必要もなく全部自分達で決められますからね
 
 
また、会社にもよりますが、新規立ち上げ現場へ配属されれば何らかの手当が付きます。
 
僕の会社の場合にはチーフだけでしたが(笑)。
 

会社の求人票には詳しい夏休みの給料については載っていません

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学校給食の夏休みの給料の仕組みというのはこのように会社によって結構な違いがありますが、これについてはどの会社でも求人票には詳しく載せていません。
 
 
なので通常は、会社へ入ってみてから知る人がほとんどです。
 
もしくは面接時に根掘り葉掘り聞く、、という人は、まぁ、なかなかいないでしょう。
 
 
 
今回は給食会社の4パターンの基本的な夏休みの給料の仕組みを紹介してきましたが、これはあくまでも代表的なものなので、会社によってはもう少し違うパターンの場合もあるでしょう。
 
 
 
面接でこの辺のことを根掘り葉掘り聞くにはちょっと抵抗がありますよね?
 
でもできることならば夏休みの給料の仕組みは入社する前に知っておきたいですよね?
 
 
 
そういう場合には「転職相談サイト」を使い求人を探すことで、自分に代わって職員の方から会社へ色々と聞いてもらうことができます。
 
自分で会社に直接聞きにくいことでも職員の人に代わりに聞いてもらって決めることができます。
 
 
こちらでは僕のおすすめする無料で使える転職相談サイトだけを紹介しているので、使ってみたいものがあったらぜひ給食会社の就活に活用してみてください(^^)/

働く前に知っておきたい学校給食の仕事の全て

 
 
学校給食の仕事に興味がある方に、採用前に知っておきたい給食の仕事の基本的な「仕組み」をこちらでまとめております。
 
「よく知らない」という方は必要な情報について確認してみてください。

学校給食で働く方法

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