ノロウイルス対策「トイレの使い方」と「手洗いの方法」を食中毒予防の専門家が解説!

norovirus-taisaku-5-1







 
こんにちは。元学校給食調理員で食中毒予防の専門家の雲藤テルオ(@undoteruo)です。
 
 
ノロウイルス予防の対策として大切なことは「消毒」と「食品の加熱」であることはこれまで何度も話してきましたが、ノロウイルスによる食中毒が毎年発生している大きな原因はノロウイルスや食中毒菌は目に見えない”というところにあります。
 
目に見えないため、いつの間にかウイルスや菌が口に入り感染してしまうのです。
 
そういう、ノロウイルスに感染している人間が一番ウイルスを外へ多く排出する場所が「トイレ」です。
 
ノロウイルスは人間の腸内で繁殖するため、人間の便と一緒に多くのウイルスが外へ排出されます。
 
そのため、トイレから感染が広がるというのがノロウイルス感染拡大の大きな原因となっています。
 
 
そこで、衛生管理に徹底して取り組んでいる学校給食という仕事を参考に、ノロウイルス感染拡大を防止するための『正しいトイレの使い方』『正しい手洗いの方法』を解説します。
 




まずノロウイルスの感染源と経路を理解する

 
ノロウイルスというのは、二枚貝に多く含まれているものです。
 
ノロウイルスの危険のある食品として有名なのが「牡蠣」ですね。
 
ですがノロウイルスは『90度以上で90秒以上の加熱』で死滅するので、特にノロウイルスの流行る冬場には二枚貝、特に牡蠣の生食は避けるというのがノロウイルスに感染しないための基本になります。
 
しかし、自分は生牡蠣を食べていなくても、生牡蠣を触った手で他の食品を触ったり、生牡蠣を食べてノロウイルスに感染した人間により他の場所へノロウイルスが運ばれるため、直接生牡蠣に触れていない人間がノロウイルスに感染する場合もあります。
 
実際には、腸内にノロウイルスを持った人間が“運び屋”となり感染拡大するというパターンが非常に多いでしょう。
 
 
ノロウイルスとは、感染していたとしても発症しない人間もいるため「自分は元気だから大丈夫」ということで無意識にウイルスを撒き散らしてしまいます。
 
その“撒き散らす”主な現場となる場所が「トイレ」です。
 
 
ノロウイルスは人間の腸内で爆発的に繁殖し、人間の便により多くのウイルスが外へ排出されます。
 
なので、このトイレからノロウイルスに感染するというパターンが非常に多いんですね。
 
ノロウイルスは飛沫感染や空気感染もするため、特に冬場は不特定多数の人間が利用する公衆トイレは出来る限り使用しない方がいいでしょう。
 
ですが人間の排泄時間はそんなにコントロールの効くものではないので難しいですよね。
 
そこで、自分が万が一公衆トイレでノロウイルスに感染したとしても、それを家族に感染拡大させないことが大切です。
 
 
それでは、公衆トイレでは難しくても、自分の家では行えるノロウイルス感染拡大を防ぐための『正しいトイレの使い方』から解説していきます。
 

ノロウイルス対策としての正しいトイレの使い方

 
僕が働いていた東京都世田谷区の小中学校のトイレの使い方は『和歌山集団食中毒事件で「磯和え」が原因メニューと特定!ノロ感染経路はトイレ後の手洗い不足か!?で以前も話していますが、ノロウイルス対策に非常に有効なルールが決められており、そのルールを守れるようなトイレの構造になっています。
 
なかなかこういう学校の給食室のようなトイレの構造になっている家庭は少ないと思いますが、そんな家庭でも参考になる点はありますので、家庭でもできるノロウイルス予防のための正しいトイレの使い方を解説します。
 
 
ポイントは主に次の3点です。
 
  1. 服は脱いでトイレに入る
  2. 使用後は蓋を閉めて水を流す
  3. 手を洗った後に服を着る

① 服は脱いでトイレに入る

 
トイレは基本的にノロウイルスが充満している場所と考え、着ている洋服は全て脱いでからトイレに入るのが安全です。
 
norovirus-taisaku-5-2
 
人間の一番外側は?
 
それは洋服ですよね。
 
 
普通の人間は普段家の中でも洋服を着て過ごしているので、その洋服にウイルスや菌を付着させないための方法です。
 
公衆トイレではこんなことはできませんが、家庭ではできることなので是非こうする癖をつけるようにしましょう。
 

② 使用後は蓋を閉めて水を流す

norovirus-taisaku-5-4
 
洋式便器の蓋は元々はそういう目的で付けてあるものではないと思いますが、最近ではこの蓋をノロウイルス感染防止のために役立てられています。
 
排泄物を流す際の水の勢いが強いトイレもあるため、そういう場合にはその勢いによって便器の中のノロウイルスが空気中に舞い上がってしまいます。
 
それを防止するため、水を流す場合には蓋を閉めて流すように癖をつけておきましょう。
 
norovirus-taisaku-5-5
 
ちなみに、男性がよくやる“立ち小便”も、便器の中に残っているノロウイルスを便器の外へ撒き散らすことになるので、家庭では男性も座って用を足す癖をつけるようにしましょう。
 
女性に理詰めで説得されると男は反抗してくる生き物なので(笑)、そこはうまく旦那さんを説得してみてください。
 

③ 手を洗った後に服を着る

 
最初に話した学校の給食室のトイレはルールが守れる構造になっているが家庭ではなかなかこういうトイレの構造にはなっていない…」というものですが、それがこういう構造です。
 
norovirus-taisaku-5-3
 
世田谷区の学校の給食調理員が使用するトイレは全て“便座に座ったまま手が洗える構造”になっています。
 
これは何故かと言うと、トイレットペーパーで排泄部位を拭いた直後の手が一番ノロウイルスに汚染されている可能性が高いため、トイレットペーパー使用直後に何にも触れずに手を洗うことができるようにするためです。
 
家庭では便座に座ったまま手の届く所に洗面台がある設計には普通はなっていませんよね。
 
なので家庭では、トイレからできるだけ近い距離にある手の洗うことのできる場所で外に脱いである洋服に触れる前に手を洗うようにしましょう。
 
洋服は人間の一番外側にある部分になるので、洋服にノロウイルスが付着してしまえば家中にノロウイルスを撒き散らすことになってしまいます。
 
 
もしこれから家を建てる方は、できればこういう食中毒予防になるトイレの構造を考えてみることをおすすめします
 

ノロウイルス対策としての正しいトイレの清掃方法

 
トイレの清掃には、トイレだけではなく食品以外の全ての場所の消毒に使える次亜塩素酸よりも安全でノロウイルスに効果のあるアルコール消毒液『K Blanche(ケイブランシュ)での消毒をおすすめします。
 
次亜塩素酸の危険性と『ケイブランシュ』の詳しい説明はこちらの記事を参考に↓↓
トイレであっても手の触れる場所なので、僕は危険な次亜塩素酸(塩素系漂白剤)よりも安全な『ケイブランシュでの消毒をおすすめしています。
 
 
このトイレの清掃での主なポイントは次の4点。
 
  1. 使い捨て手袋を使用する
  2. 洋服を脱いで清掃する
  3. トイレから洗面台までを汚染区域と見なして清掃する
  4. アルコール消毒

① 使い捨て手袋を使用する

 
トイレに限らず清掃は汚い場所に触れる行為なので、特にトイレ清掃の際は使い捨て手袋を使用するようにしましょう。
清掃の場合は関係ありませんが、使い捨て手袋を食品に使う場合にはこういう点に注意をしましょう↓↓◆関連記事:学校給食の【使い捨て手袋の使い方】ノロウイルス等食中毒予防対策

② 洋服を脱いで清掃する

 
まず、トイレ清掃に限らず清掃の基本は、比較的キレイな箇所から汚い箇所へという流れで清掃します。
 
これはノロウイルスに限らず清掃の基本ですね。
 
 
正しいトイレの使い方でも話した通り、トイレの中はノロウイルスが充満している場所と考えるべきなので、清掃の場合も洋服は脱いで清掃するのがベストです。
 
家庭でも意外とやっている方がいるんですが、いわゆるトイレットペーパーの“三角折り”は不要なのでやめましょう。
 
家庭では誰が触ったものなのか限られるのでまだいいんですが、よく駅やデパートのトイレでも未だに三角折りをよく見かけますが人間のデリケートな部分に触れるトイレットペーパーを無駄に触り人間の手で触ったという事実をアピールする三角折りは無駄だし汚いので、個人的にはやめてほしいですね!
 
多分、手洗いなんかせずにトイレを掃除した手でそのまま三角に折ってますよね。
 
絶対にやめてほしいんですよね!٩(๑`^´๑)۶
 
 
失礼。関係ない話で取り乱しました(笑)
 

③ トイレから洗面台までを汚染区域と見なして清掃する

 
トイレの正しい使い方で話した通り、トイレで用を足した後にノロウイルスで汚染された手で洗面台まで行って手を洗いますよね。
 
なので、そのトイレから洗面台まではトイレと同じ“汚染区域”と見なしトイレと同じように(トイレ清掃の一緒の流れで)清掃するようにしましょう。
 

④ アルコール消毒

 
トイレの清掃はいつもやっている通りの清掃で構いませんが、ノロウイルス対策として一番大事なのは「消毒」です。
 
特にトイレの中で人間の体が触れる場所を中心にアルコール消毒『ケイブランシュ』もしくは次亜塩素酸水溶液で消毒します。
 
個人的には危険な次亜塩素酸よりも安全な『ケイブランシュ』での消毒をおすすめしますが、次亜塩素酸(塩素系漂白剤)を使用する場合は用途毎にその濃度を守ることが安全に使用するために重要となるので、次亜塩素酸を使用する場合にはこちらの記事を参考に↓↓
 
具体的な消毒の箇所は、洗面台の水道の蛇口
 
norovirus-taisaku-1-9
 
トイレのドアノブ
 
norovirus-taisaku-1-11
 
水を流す所やトイレットペーパーのカバー部分便座とそのを消毒します。
 
 
ちなみに、次亜塩素酸は金属を錆びさせる性質があるので金属に使用した場合にはその後に水拭きしなければいけませんが、アルコールはアルコールが蒸発する時に殺菌される」ので、アルコールを吹きかけるだけでその後に拭いたりする必要はありません。
 
吹きかけるだけでOKです。
 
 
ちなみに、『ケイブランシュ』は歯ブラシにも使用できます。
 
norovirus-taisaku-1-7
 
それくらい人体に安全なのにノロウイルスも除去できるのでめっちゃおすすめです(๑•̀ㅁ•́๑)✧
 
 




ノロウイルス対策としての正しい手洗いの方法

 
ノロウイルス予防としての手洗いの方法は厚生労働省が詳しくその方法を公開しています。
 
norovirus-taisaku-5-6
 
こういう時間のかかる手洗いは手を洗う度に行っていると段々と面倒でやらなくなってしまうので、タイミングが大事です。
 
  • 外から帰ってきた時
  • トイレ使用直後
  • 食事を作る直前
 
主にこういうタイミングで手を洗うようにしましょう。
 
表には載っていませんが、こういう手洗いの際には爪ブラシを一緒に使うと効果的です。
 
爪の間なんて手ではなかなか洗えないので、病院や飲食店では常識となっているこういう爪ブラシを家庭でも使うと効果は上がりますね。
 
爪ブラシ使用後には『ケイブランシュで消毒しておくとより安全性は高められます。
 
 
手洗い用の石鹸とアルコール消毒には、学校や飲食店や病院現場でも業務用として使用されていて、病院やスーパーの入り口に設置してあることでもお馴染みのサラヤ製品がおすすめです。
 




テルオのまとめ

まとめ-2
 
今回は、ノロウイルス予防対策としての『正しいトイレの使い方』と『正しい手洗いの方法』を解説してきました。
 
まとめるとこんな感じです。
 
■ 正しいトイレの使い方とは?
トイレの中のウイルスや菌を洋服に付着させないように、服はトイレの外で脱いでからトイレに入る。
ウイルスは水の勢いで舞い上がるので、使用後は蓋を閉めて水を流す。
ウイルスに侵された手で服を触らず、手を洗った後に服を着る。
■ 正しいトイレの清掃方法とは?
 トイレ清掃は使い捨て手袋を使用して出来る限り素手で清掃は行わない。
 トイレ内部はウイルスや菌で充満しているので洋服を脱いで清掃する。
 トイレから洗面台までをトイレと同じく汚染区域と見なして清掃する。
最後にアルコール消毒(ケイブランシュ)もしくは次亜塩素酸で消毒する。
■ 正しい手洗いのタイミングとは?
外から帰ってきた時
トイレ使用直後
食事を作る直前
 
ノロウイルス感染拡大はトイレから始まると言っても過言ではありません。
 
しかし、不特定多数の人間が利用する公衆トイレではウイルスの“持ち帰り”は防ぎきれません。
 
外から持ち帰ったウイルスや菌を家庭で撒き散らさないために、是非家庭では正しいトイレの使い方の方法を知ってノロウイルスの感染拡大を予防しましょう!
 
 
食中毒予防対策に関連する記事をまとめましたので、こちらも参考にしてみてください↓↓









好きなカテゴリーを選んでみてね!



Amazon電子書籍ランキング第1位『自由な人生を手に入れる教科書』が無料でダウンロードできます


会社を辞めてブログで独立する際に僕の背中を押してくれた教科書の一つ、Amazon電子書籍ランキング1位の『自由な人生を手に入れる教科書』が現在、無料ダウンロードができます。
 
 

「会社に雇われずに自由に暮らしたいな…」
誰もが一度は考えるが、大多数の人は一瞬頭を過るだけ。ですが僕はこの本を読んで独立という少数派の行動をしてみました
ブログで独立して約1年半。
僕は今、会社に雇われずに自由に暮らしています。

僕のようにブロガーとしてだけではなく「自由に生きたい」という理想を持つ全ての人に役立つ内容です。

今なら無料なのでとりあえずダウンロードしておいて、休みのとき、仕事に疲れたときに是非読んでみてください。

今まで見えなかった壁が
実はそこには存在しているのだと知り
壁を乗り越えたその先に
果てしない自由が広がっている

そんな面白い発見ができる内容です。

 無料ダウンロードはコチラから
( 書籍をダウンロードをすると著者からのメルマガが届きますので、気になる方はフォルダ分けをするかサブアドレスでの登録をおすすめします)
 この著者のブログも面白いのでおすすめです。
 他にも僕の自由に生きるためのヒントになった本はコチラから




ABOUTこの記事をかいた人

ブロガー・ジブンディレクター。 福島県出身。東京で愛する女性に出逢い結婚。その後34歳で会社を辞めブログで独立しました。 月間20万人に読まれている当ブログ『ぼくのつまたん』&ダイエットブログ『もてもてあいしてる』運営中。「誰にも搾取されずに幸せに生きるための方法」をお届けしています。 趣味は妻とフリマと搾取論。