ノロウイルスの生食野菜·果物対策「次亜塩素酸の作り方(濃度·希釈の方法)」

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こんにちは。毎日塩素の臭いが手に染み付くほど次亜塩素酸で消毒を行っていた元学校給食調理員の雲藤テルオ(@undoteruo)です。
 
 
僕は以前、学校で給食を作る仕事をしていましたが、学校給食の仕事の半分以上は清掃に時間が割かれます。
 
そしてその清掃に欠かせないのが次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)です。
 
 
ノロウイルスにはアルコールは効果が無いので次亜塩素酸による消毒が常識
 
 
ということで、学校の仕事でも床やドアノブ、水道の蛇口からトイレ周り、生食の果物にまで、次亜塩素酸による消毒を幅広く行っています。
 
ですが、『ノロウイルスに次亜塩素酸の使いすぎは危険!アルコール消毒での対策が安全!』でも話した通り、次亜塩素酸ナトリウムは用途毎に適切な濃度まで薄めて使用しなければ危険です。
 
 
そこで今回は、
『用途別の次亜塩素酸の濃度』
濃度別の次亜塩素酸の使用量の計算方法』
食品に使用する場合の注意点』の解説と、
そして最後に『次亜塩素酸よりも人体に安全なノロウイルス対策』について紹介してまいります。
 




食品衛生法による次亜塩素酸使用基準

 
次亜塩素酸ナトリウムというのはプールや水道水にも使用されている漂白剤、殺菌剤の一つです。
 
次亜塩素酸ナトリウムというのは要するに、スーパー等で売られている塩素系漂白剤のことです。
 
 
更に、次亜塩素酸ナトリウムは日本国内において食品添加物にも指定されているので、コンビニ等で売られているカット野菜や果物にも一部使用されています。
 
ノロウイルス対策として次亜塩素酸ナトリウムを使用する場合には
  1. 食品以外に使用する場合
  2. 食品に使用する場合
とで、その次亜塩素酸の使用濃度に違いがあり、厚生労働省がその使用基準を公開しています。
 
 
 食品以外に使用する場合
次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)を家庭でノロウイルス対策として使用されている方は主に「食器」や「ドアノブ」等の消毒として使用していますよね。
 
  • おう吐物の付着した衣類などは1000ppmに希釈
  • 食器やドアの取っ手等の消毒には200ppmに希釈
 
厚生労働省ではこのように、用途別に次亜塩素酸の適切な使用濃度を公開しています。
 
また、実際に消毒液を作る際の使用量のある程度の目安も厚生労働省が教えてくれています。
 
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「ppm」とか「希釈の方法」についてはこの後ガッツリ説明します。
 
 
次亜塩素酸ナトリウムというものは非常に危険な物質なのでできるだけ使いたくはないものですが、「ノロウイルスには次亜塩素酸しか効果が無い」ということで、仕方なく使っている方が多いと思います。
 
しかし、次亜塩素酸よりも安全なアルコールでノロウイルスを除去することのできる『K Blanche(ケイブランシュ)』という商品をキューピーが密かに販売していますので、気になる方はこちらの記事を参考にしてみてください↓↓
「次亜塩素酸よりも安全なノロウイルス対策はないのかな?…と考えている方にはめっちゃおすすめです!
 
 
 食品に使用する場合
市販の塩素系漂白剤は家庭でも消毒のために食品に使用することができます。
 
「次亜塩素酸が食品添加物に指定されている」というのはもしかしたらご存知ない方も多いかもしれませんが、次亜塩素酸ナトリウムは食品にも使用できます。
 
ケイブランシュ』は食品には使用することができないので、どうしても家庭で生食の食品を消毒したいという方は次亜塩素酸の適切な濃度を守って使用するようにしましょう。
 
 
食品衛生法で決まっている使用基準を厚生労働省が公開しています
 
  • 食品に直接使用する場合は100〜200ppmに希釈
  • 食品の最終完成品前までに分解または除去すること
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厚生労働省のこの表の「食器」に使用する次亜塩素酸の濃度が200ppmなので、食品にも200ppmならばこの表の通り、100ppmならばこの半分の量が目安ですね。
 
「ppm」とか「希釈の方法」についてはこの後ガッツリ説明します。
 
 
食品とは人間が口にするものなので、次亜塩素酸を食品に使用する場合にはドアノブの消毒などよりも意が必要です。
 
「適切な濃度」は勿論のこと、食品衛生法では食品の最終完成品前までに分解または除去すること」という決まりがあります。
 
つまり、食べる前に次亜塩素酸をちゃんと水で洗い流してから食べてね!」ということです。
 
 
そして、次亜塩素酸を使用することができる食品も厚生労働省によって明確に定められています。
■ 食品衛生法に基づく使用基準(次亜塩素酸ナトリウムを使用することのできる食品)
 
・生食用野菜
・かんきつ類(菓子製造に用いるものに限る)
・さくらんぼ
・ぶどう
・桃
・卵類
・ふき
 
厚生労働省では、これら以外の食品に使用してはいけないとしています。
 
これらの食品に使用する場合にも注意事項があります。
 
  • 表面の殻や皮部分への使用に限る
 
というものです。
 
しかし、次亜塩素酸ナトリウムは酸素原子を放出し有機物を直ちに酸化させ、自身は単なる食塩になるという性質があります。
 
なので、“基準通りに使用すれば”万が一次亜塩素酸水溶液が洗い流しきれずに食品に残ってしまい体内に取り込んでしまったとしても、瞬時に塩になるので安全だとされています。
 
勿論、だからといって次亜塩素酸水溶液をゴクゴク飲んではいけません!
 
 
 
それでは、気になる「ppmとは何?」ということについて解説します。
 




%表示からppm(液体濃度)に直す計算方法

 
「ppm」とは、液体の濃度を表す単位です。
 
市販の塩素系漂白剤には主に「%」で表示がされていますが、この後説明する希釈の計算方法ではppm単位を使いますので、%をppmに直す方法を覚えておきましょう。
 
計算式は簡単です。
ppm = % × 10,000
この計算で、お使いの原液の濃度が何ppmなのかが分かります。
 
  • 100% → 100万ppm
  • 10% → 10万ppm
  • 1% → 1万ppm
  • 0.1% → 1,000ppm
  • 0.02% → 200ppm
  • 0.01% → 100ppm
  • 0.001% → 10ppm
  • 0.0001% → 1ppm
 
この計算式に当てはめてみるとこのような感じになります。
 
 
それではこれを踏まえて、「希釈の計算方法」を解説します。
 

用途別の次亜塩素酸の希釈の計算方法

 
使用する次亜塩素酸ナトリウムの原液の量を出すための計算式は次の通りです。
使う原液の量(ml) = 作りたい水溶液の量(ml) ÷ (原液濃度(ppm) ÷ 作りたい濃度(ppm))
 
 
厚生労働省が公開している用途別の希釈の目安である
  • おう吐物の付着した衣類などは1000ppmに希釈
  • 食器やドアの取っ手等の消毒には200ppmに希釈
  • 食品に直接使用する場合は100〜200ppmに希釈
を基準に、いくつか計算してみましょう。
 
○ おう吐物の付着した衣類を漬け込む消毒液(1,000ppm)を作る場合
 
原液濃度100,000ppm(10%)の次亜塩素酸を使用して、1,000ppm濃度の消毒液を3,000ml(3リットル)作る場合。
 
3,000÷(100,000÷1,000)=30 
 
となるので、使用する次亜塩素酸原液の量は30mlであることが分かります。
 
なので、次亜塩素酸原液30mlと水2970mlを混ぜれば1,000ppmの消毒液を3リットル作ることができます。
○ 食器やドアノブに使用する消毒液(200ppm)を作る場合
 
原液濃度100,000ppm(10%)の次亜塩素酸を使用して、200ppm濃度の消毒液を1,500ml(1.5リットル)作る場合。
 
1,500÷(100,000÷200)=3ml
 
となるので、使用する次亜塩素酸原液の量は3mlであることが分かります。
 
なので、次亜塩素酸原液3mlと水1497mlを混ぜれば200ppmの消毒液を1.5リットル作ることができます。
○ 食品に使用する消毒液(100ppm)を作る場合
 
原液濃度60,000ppm(6%)の次亜塩素酸を使用して、100ppm濃度の消毒液を1,000ml(1リットル)作る場合。
 
1,000÷(60,000÷100)=1.6ml
 
となるので、使用する次亜塩素酸原液の量は1.6mlであることが分かります。
 
なので、次亜塩素酸原液1.6mlと水998.4mlを混ぜれば100ppmの消毒液を1リットル作ることができます。
 
どうでしょうか?
 
作りたい消毒液の量が少なく原液濃度が低いほど細かな数字になって面倒ですね。
 
こういう計算がいちいち面倒という方は、厚生労働省が公開している目安の表を利用してみましょう。
 
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市販の次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)は6%のものが結構一般的なので、計算すると作りたい量によっては面倒な数字になってしまいます。
 
この表を見ると、6%濃度の次亜塩素酸を使用して200ppmの消毒液を作るのであれば、水3リットルに対して使用する次亜塩素酸原液は10mlです。
 
非常に分かりやすい数字ですね!
 
ちなみに、500mlペットボトルのフタが丁度5mlだと言われていますので、このフタ2杯分ということになります。
 
100ppmの消毒液を作る場合にはその半分のフタ1杯分ということになりますね。
 
 
市販の1.5リットルペットボトルに1.5リットルの200ppm消毒液を作る場合は、フタ1杯分の次亜塩素酸原液を入れて水を満タンにすれば200ppmの消毒液が簡単に作れます。
 
 
使う原液の量はキリの良い数字の方が簡単で安心なので、家庭で作る場合にはパターン化して覚えておくと良いでしょう。
 
 
ただ、次亜塩素酸水溶液は時間が経つに連れて消毒の効果か弱まるという性質があります。
それに、空いたペットボトルに入れて台所等に置いておくと間違って飲んでしまう」等の事故に繋がる危険性もあります。
 
なので、使い切りが理想です。
 
一度に全て使い切るか、一回毎に捨てるか、残しておく場合には絶対に間違いがないようにペットボトルにマジックでしつこいくらいに「危険!」と書きまくるか、こういう専用のカラーボトルを使って絶対に間違いが起こらないようにしておくようにしましょう。
 
 
 
何度も言うようですが、次亜塩素酸は危険なので、食品以外を消毒する場合にはノロウイルスも除去することのできる安全なアルコール消毒液『ケイブランシュ』がおすすめなので、できればこちらを使用することをおすすめします。

ノロウイルス対策として生食野菜·果物に次亜塩素酸を使用する場合の注意点

 
生食の食品に次亜塩素酸を使用する場合には次の4点に注意しましょう。
 
  1. 使用できる食品と濃度を守る
  2. 浸漬時間
  3. 水全体に混ぜる
  4. 素手で触らない
 
使用できる食品と濃度を守る
「次亜塩素酸を使用することができる食品」と「濃度を守る」というのはこれまで話してきた通りなので、きちんと適切な濃度で決められた食品にのみ安全に使用しましょう
 
 
浸漬時間
100ppmなら約10分、200ppmなら約5分間食品を浸漬させながら消毒し、その後は次亜塩素酸が残らないようにしっかり流水で洗います。
 
 
水全体に混ぜる
最初に次亜塩素酸を薄めた水溶液を作ってからその中に野菜や果物を入れて消毒をするという方法が一番良い方法ですが、ボウルに水を入れてその中へ直接次亜塩素酸の原液を入れるという方法をとる方もいます。
 
そういう方がやりがちなのが、水の入ったボウルに野菜をてんこ盛りに入れて、その上から次亜塩素酸の原液をたらして、手でパシャパシャとやる」というやり方です。
 
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こういうやり方はです。
 
想像すれば分かると思いますが、これでは次亜塩素酸が全体に混ざらず、一箇所だけに濃い濃度の次亜塩素酸の固まりができてしまい危険す。
 
飲食店で野菜を食べて「何かにゅるにゅるして塩素臭いな…」と感じた経験はありませんか?
これは、その従業員が横着してなやり方をしていたため、濃い濃度の塩素の固まりができてしまったために水で洗い流しきれていないということです。
 
非常に危険ですね。
 
最初に水に原液を入れて水全体に次亜塩素酸を混ぜてから消毒する野菜や果物を入れるようにしましょう。
 
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素手で触らない
生食の野菜や果物を次亜塩素酸で消毒するという方は、食中毒予防の意識が高い方ですよね。
 
ここまでする方は生食用として消毒済みの生野菜や果物を洗浄後に素手で触っては意味がありませんので、使い捨て手袋を使用するとより安全性が高められます。
 
 
 
次亜塩素酸の特に原液が肌に付着すること自体が危険ですし、せっかく食品のノロウイルスを除去してもノロウイルスの着いた手で食品を扱えば今までの工程が全て無駄になりますので、生食の食品を扱う場合にはこういう使い捨て手袋を使用しましょう
 

次亜塩素酸を使わずに食品を消毒する安全な方法

 
個人的には、というか、食品に次亜塩素酸を使用されている皆さんも、本当は危険な次亜塩素酸は食品には使いたくないものです。
 
僕の前職でもある学校給食では、少なくとも東京都内の学校では給食で生野菜は提供していません。サラダの野菜も全て火を通して提供しています。
 
その理由は、ノロウイルスは『90度以上、90秒以上の加熱』で退治できるからです。
 
なので、特にノロウイルスの流行る冬場は生野菜の食事は避けるのが、次亜塩素酸よりも安全な食中毒予防方法です。
 
詳しくはこちらの記事を参考に↓↓

 

食品以外には安全なアルコール消毒で対策を!

 
次亜塩素酸ナトリウムには、
塩素化合物は発がん性物質なので高濃度で吸入·経口摂取すると危険
他の洗剤等と混ぜ合わせると塩素ガス発生の危険
適切な濃度を毎回きちんと守ることが困難(他人と自分を信用する危険)
次亜塩素酸使用不可の食品との食べ合わせの危険性
 
◆関連記事:ノロウイルスに次亜塩素酸の使いすぎは危険!アルコール消毒での対策が安全!
こういう危険性があります。
 
 
ノロウイルスにはアルコールでは効果が無いので次亜塩素酸による消毒しかない
 
 
これはノロウイルス対策としてもはや常識となっていますよね。
 
 
だけど、本当は塩素なんて使いたくない…
 
 
そこで、
 
危険な次亜塩素酸ではなく、安全なアルコールによりノロウイルスを除去することのできる商品を、密かにキューピーが販売していることをご存知でしょうか?
 
それがこの『K Blanche(ケイブランシュ)』というものです。
 
 
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ノロウイルスなどアルコールに強いウイルスも除去できる
タマゴから作っているので口に入っても安全
吹きかけて5秒で99.9%のウイルス·細菌を除去できる
スプレー後水洗い不要
スタイリッシュなボトルデザイン
 
『ケイブランシュ』には主にこういう特徴がありますが、一番の特徴は
 
  • アルコールなのにノロウイルスも除去できる
  • 100%食品由来なので口に入っても安全
 
次亜塩素酸のように危険な原液を薄めて濃度を気にする必要もなく、万が一肌に触れたり口に入ってしまっても100%食品由来の消毒液なので人体に害はなく安全です。
安全なアルコール消毒液『ケイブランシュ』についてはこちらの記事でガッツリ解説中↓↓
◆関連記事:ノロウイルスにはアルコールが効果あり!危険な次亜塩素酸よりも安全な対策予防を!




テルオのまとめ

まとめ-2
 
今回の次亜塩素酸の安全な使い方をまとめると、
次亜塩素酸を使用できる食品をまず確認
食品に使用する場合は濃度を守ること
できれば生食は避け安全な熱による消毒
食品以外の消毒は安全な『ケイブランシュ』で
 
今回は次亜塩素酸の希釈の計算方法を主に解説してきましたが、僕としては「次亜塩素酸はできるだけ使わない方がいい」というのが本音です。
 
“人の手により薄める”というのは、間違いが起こりやすいからです。
「次亜塩素酸が危険な理由」はこちらでガッツリ解説中↓↓
◆関連記事:ノロウイルスに次亜塩素酸の使いすぎは危険!アルコール消毒での対策が安全!
 
食品にも直接使用できる安全な消毒液を僕も探しているんですが、これがなかなか見つかりません…(´・ω・`)
 
「知ってるよ!」という方は是非教えてください!
 
 
こういう情報を参考に安全安心な食生活を楽しんでください!٩(๑´3`๑)۶









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ABOUTこの記事をかいた人

ブロガー・ジブンディレクター。 福島県出身。東京で愛する女性に出逢い結婚。その後34歳で会社を辞めブログで独立しました。 月間17万人に読まれている当ブログ『ぼくのつまたん』&ダイエットブログ『もてもてあいしてる』運営中。「誰にも搾取されずに幸せに生きるための方法」をお届けしています。 趣味は妻とフリマと搾取論。