こんにちは。あのときもし死んでいたら…

じゃがりこミュージアムに行く夢は叶わなかった雲藤テルオです。
危ないとこでした。
東出杏カップルがおしどり夫婦と信じて逝くことはできたでしょうが。
僕は会社で上司にパワハラを受けて「死んでもいいかな」 と思ったことがあります。2016年7月頃の出来事です。
なぜ僕がそんなことを考えたのかというと、「『仕事に行きたくない』なんていうのは人間のクズが考えること」 だと思っていたからです。
それと、「仕事はそんな簡単に辞めちゃいけない」とも思っていたからです。
こういう、逃げ道のトビラの一つ一つに鍵をかけていくという日本の教育を真面目に学んできた〝常識人〟の僕の逃げ道は、「死」しか思いつきませんでした。

しかし僕には愛する妻がいたので簡単に死ぬわけにはいきませんでした。まだこの世に未練がありました。
一旦頭を空にし「これからも生きていくとしたらどんな人生が理想か…」と考えてみました。
その答えは「妻と楽しくし毎日笑顔で暮らしたい」というものでした。

妻と楽しく暮らしたい
この理想だけを見てみれば、べつにそんな難しいことじゃなさそうに思いました。
なんでこんな簡単に実現できそうなことが見えなかったのか。
一体何が〝邪魔〟していたのか。
それを考えてみると「仕事(人間関係)が邪魔をしていた」 ことに気づきました。
今の嫌な仕事から逃げさえすれば全てが上手くいきそうな気がしました。
仕事が邪魔だったと一旦気づいてしまった僕には、もう希望しか見えませんでした。
死ぬ理由が飛んで消えました。
その結果今僕は、これまでの人生の中で一番幸せな時を過ごしています。
あのとき死ななくて本当に良かったと、今ではそう思っています。
この記事の内容はヽ(´∀` )
● 僕が死にたかった理由。
● 僕が仕事ができなくなった原因。
● 僕の経験から語る「嫌な仕事から逃げ幸せに生きる7つの方法」(お金の話など)
僕と同じように「仕事に行きたくなくて辛くて死にたい」と思ったことのある人ならば、この記事を読むことで、何かしらあなたの役に立つ情報を見つけることができると思います。
この先ちょっと長い内容なので、読むのがめんどくさい方は5の《嫌な仕事から逃げ生き延びる7つの方法》だけでも読んで帰ってください。
(できれば全部読んでほしいです。( ・ิω・ิ )\ )
【もくじ】の各項目をタップすれば目的の場所まですぐに飛べます。
もくじ
1. 仕事ができなくて、辛くて、死にたかった

僕が仕事を辞めるにあたり最後のひと押しとなったのが病院で診断された「適応障害」というものでした。
「死にたい」と思っていた当時の〝僕のヤバい精神状態や行動〟についてはこちらで▼詳しく話しているので、今回はそっち系の話は省きます。
僕は自分で言うのもなんですが、ハッキリ言って、仕事はわりとデキる方だと思います。
仕事の覚えも早く、覚えたことは間違わないし応用も効きます。
後輩に仕事を教えるのも上手いし、時間配分や効率的な作業を考えるのだって得意です。
ただ僕の場合、「人間関係」によって全てが崩れます。
とくに上司との人間関係が大きく影響します。
・無口で
・職人気質で
・常にイライラしていて
・パワハラ体質

こういう上司ってよくいますが、こういう人から僕は嫌われる傾向があるようで、僕も苦手としているタイプの人間です。
でも、僕だけじゃなく他の人だってこういうタイプは苦手だと思いますが、それでも多くの普通の人は、こういうタイプの人間とも〝それなりに上手く付き合う〟ことができます。
僕のような人間にそういう普通の人がするアドバイスは決まってこんな感じのものです。

・メンタル強くならなきゃ!
・人より努力が足りないんじゃない?
・どこの会社にも苦手な人はいるんだから克服する努力しなきゃ!
・休みの日は仕事のこと忘れてストレス発散しなよ!

大体決まってこのような常識感あふれる〝健康的な〟アドバイスをされます。
僕が「知らない」のだと思いこういうアドバイスをするのかもしれませんが、そんなことは他人に言われるまでもなく自分でもわかっています。
わかっているけどできない。
「この痛みは一生続く」という自分の将来への絶望から逃れたい。
休み明けには仕事に行くことが決まっているのに、たった1日の休みで仕事を忘れてパ〜っとできる能天気な人間ならばこんなに悩んだりはしません。
感覚で最初からできた天才スポーツ選手が監督としては成功できないのと同じように、仕事ができる人は仕事ができない人を理解することができません。
気を使って「苦手」と言いましたが、苦手じゃなくて実は「嫌い」 なんです。
嫌いなもは克服できないので、克服の努力は無駄です。
精神的に消耗してまでそんな無駄な克服努力に時間を使うよりも、
● 嫌いな場所から逃げる。
● 嫌いな場所を事前に察知して近付かないようにする。
● 大きな流れに逆らうよりも、自分に合った流れを見つけそれに乗る。
こういう能力を身につける方が実は簡単です。

それについて話す前に、まずは僕が「死にたい」と思った理由 と、僕が仕事ができなくなった原因について、嫌な場所から逃げた後に自分を分析した結果わかったことを先に話しておきます。
僕のパターンと重なる部分がある人は是非最後まで読み進めてみてください。
何か「おっ!(゜o゜)」と自分にも役立つものが発見できるかもしれません。
べつにそこまで悩んでいるわけでもなく「なんか生きにくいなぁ...」という程度であれば、僕が実践して生きやすくなった「マイルール」 も試してみてください▼
2. 死にたかった理由

・こんなバカはこの世で自分だけだと思った
おそらく普通の人は「そんなことで?」というような〝ちっぽけな〟ことで悩んで会社に行けないようなバカは、この世で自分一人しかいないんじゃないかと思いました。
そんな孤独に対する恐怖を感じていました。
・悪い人間は死んで償うべきと思った
「仕事に行きたくない」なんて、人間のクズが考える〝ただの甘え〟なので、そんな悪人の僕は生きていても無価値で死んで罪を償うべきじゃないかと思いました。
・仕事から逃げるには死ぬしかないと思った
そんなただ甘えているだけの自分を助けてくれる人などいるはずもないと思いました。
だって、普通の人は苦手な人間とも上手く付き合いながら毎日頑張って会社に出勤しているんですから。
誰にも助けを求められないのなら、仕事から逃れる方法は「死」しかない と思いました。
・本当は、ただ、死んで楽になりたかった
常識人の言う「どこの会社にも嫌なヤツはいる」は事実です。
でも、それを克服することもできない。
今回逃げてもまたいつか同じようなことが起こる。
そんな自分の将来に絶望しかなかった。
死ねば「将来」は無くなる。
だから、ただ、とりあえず、死んで楽になりたかった。

〝頭がおかしくなる前に〟死んで自分を守りたかったんです。
実際のところ、死んで自分を守りたいなんて考える時点で既に頭はイッちゃってます。
3. 仕事ができなくなった原因

僕は
仕事ができなくて→辛くなり→死にたくなった
わけですが、この「仕事ができない」の前に実は、もっと根本的な原因が隠れていたことを、仕事から逃げた後に発見しました。
真面目すぎるから→仕事ができなくて→辛くなり→死にたくなった
理想が高すぎるから→仕事ができなくて→辛くなり→死にたくなった
人に気を使いすぎるから→仕事ができなくて→辛くなり→死にたくなった
僕の適応障害はパワハラが原因ではありましたが、今冷静に考えてみると、根本的な原因は僕の昔からのこういう性格にありました。
● 真面目すぎる
● 理想が高すぎる
● 人に気を使いすぎる
・真面目すぎる
僕は結構根が真面目なんです。
でもべつに全ての面において真面目というわけでもなく、テキトーなところはテキトーです。
つまり「こだわりが強い」ということです。
感覚ではなく理論的に理解したいので上司や会社に根掘り葉掘り質問し、意識せず人や会社の痛いところを突いてしまい、結果うやむやのまま人から煙たがられるだけで終わる。
こういう経験したことあるって人、いるでしょうか?
職人気質の人って結構「感覚」の部分が多いですよね。
感覚でものを教える人の説明には辻褄が合わないことが多く、僕は変に真面目で完璧主義なところがあるので自分が納得するまで相手を質問攻めにしてしまい、それが嫌われます。
そして僕は仕事でこんなこともよく経験します。
僕は「ルールを崩してはいけない」と強く思っているタイプなので、職場で決まっているルールや上司が決めたルールをいつまででも守り続けます。
新人が入ってきたらそのルールを教え、上司が変わっても新しい上司から「以前のルールを変更します」と言われない限り守り続けます。
そして気づけば、そんなルールをいつまでもバカみたいに守っているのは職場で僕一人だけ。

真面目にルールを守っていた僕だけがいつの間にか〝変な人〟になっている。
そもそもそんなルールが存在していたことさえ、みんな忘れている。
こういうことを繰り返していると〝他人の思考の浅はかさ〟にイラついて他人に対して無意識に攻撃的になってしまいがちです。
・理想が高すぎる
一見「仕事ができる人」と周りからは見られていても、自分では「仕事ができない」と悩み、結果として適応障害や鬱病になってしまう人のパターンが、この「理想が高すぎる」というものです。
意識を高く持って仕事をしているけれど、社長にでもならないと変えられないような大きなことばかり考えてしまい、自分と周りの同僚との意識のギャップに苦しむ。
こういう経験したことあるって人、いるでしょうか?
僕は学校の給食室で給食を作る調理員として働いていました。
当時の僕も、教育委員会や文部科学省の役人にでもならなければ変えられないような、ただの現場の調理員が考えたって仕方のない意識高めなことばかり考えていました。
そういう自分の高い理想を人に話したりすると「真面目だね!」「偉いね!」「すごいね!」なんて言われたりします。
ですがそういうことを日々繰り返していると、自分で自分を追い込み理想と現実の間で苦しくなります。
・そのくせ、自分の能力が低い
意識が高く高い理想はあるけれど、それを実現させるための知識と、周りを動かす行動力が僕にはありません。
高い理想は自分一人ではすぐに実現することは不可能なので、自分の頭と身体がそれには追いつけず、面倒になり、結局はいつも投げ出すことになる。
こういう経験したことあるって人、いるでしょうか?
僕はいつもこのパターンです。
普通の人だと、自分の理想は自分が出世し実現できる立場になるまで温めておくものです。
ですが僕の場合、答えが既にわかっているのに何年も待つことができません。
・下から声を上げて改善するには全国的なバズでも起こさなきゃ無理。
・文部科学省に入るには学力・年齢的に無理。
・ウチの社長は世襲制だから多分無理。
・文部科学大臣になるには最短でも10年はかかりそう。
実際に行動に移せるような知識も行動力もないため、結局はいつも投げ出すことになります。
・ってゆーか、そこまで力を注ぐほど自分にとって価値があるとも思えない。
結局は、たまたま就いた仕事でたまたま気になっただけに過ぎないと自分を納得させ、途中で投げ出すことしかできない。

いつも理想と現実(自分の能力の低さ)に悩み、自分で自分がわからなくなり、徐々にそんな自分が嫌いになっていきます。
・人に気を使いすぎる
仕事への理想は高いのにそれに頭が追いつかない上、人に気を使いすぎるあまり変な行動や言動をとってしまうので更に自分の理想から遠退いていきます。
表情からその人の考えを深読みしすぎて、変な行動をとってしまう。
または、
周囲に合わせて自分の行動や言動を毎回変えるので、本当の自分は何なのかわからなくなってしまい、結局いつも上手くいかない。
こういう経験したことあるって人、いるでしょうか?
例えば仕事でこんなことがありました。
給食の仕事でハンバーグのタネを手で丸める際「素手ではなく使い捨て手袋を使うように」と僕は教わりました。
しかし別の現場へ異動すると、そこの無口な職人の上司はハンバーグのタネを素手で丸めていました。
もちろん上司に注意するわけにもいかないし、見て覚えろタイプの人には何も聞けないので、「何か深い理由があるのかもしれない」と〝そう思うことにし〟僕も素手でハンバーグを丸めました。
その後会社にそれがバレて僕は注意を受けましたが、なぜかその上司は会社からも注意はされませんでした。
その理由は、上司は会社にバレないように上手く隠すことができていたからでした。
会社には上司のやり方に従ったのだと弁解しましたが、「人は人だ」という意味不明の返事で、、そこでベテランの職人には会社も注意をすることができないのだと察しました。
巡り巡ってそれが上司の耳に入り〝チクった〟ということになり、上司からの風当たりはより一層強くなりました。
その上司から言わせると、要は「お前が素手でハンバーグこねるのは100年早い」ということのようでした。
良かれと思い上司のやり方に合わせていたが、その上司は実は僕には使い捨て手袋を使ってほしかったんです。
(先ソレ言えよ)
結局僕は、変に気を使ったりせずに今まで学んだ通りの正しい作業を最初からしていれば良かったんです。
でも逆に「手袋なんか使うな」という上司だってどこかにはいるんです。
こういうことを繰り返していると人の考えを深読みする癖がついてしまい、何が本当の自分かわからなくなっていきます。

本当は、真面目さや完璧さなんか欲しくはありません。
仕事はテキトーにそれなりにこなせる人間になりたい。
要領の良い人間が羨ましい。
4. 僕が仕事から逃げてみて知った事実

「真面目」「理想が高い」「人に気を使う」というのは小さい頃からの僕の性格なので、これは努力で克服できるようなものではなく克服するようなものでもないと僕は思っています。
真面目すぎて辛い
理想が高すぎて辛い
自分の能力が低くて辛い
人に気を使いすぎて辛い
そこから逃げ出してみて知ったのは、自分の性格を変える努力をするよりも、自分の性格に合った場所を探す方が遥かに楽だという事実でした。
・多くの日本人は楽をしたいから会社で働いているだけだと知った

無きゃ無い方がどんなに楽かと思いますが、真面目で理想が高い人間に育ってしまったものは仕方がありません。
この自分の性格を変えるのはたぶん無理だし、理想が高いことや人に気を使うことは変えなきゃいけないほど悪い性格とも思えません。
ならば、自分の性格を変える努力をするよりも、この性格の自分に合う場所を探した方が遥かに楽なことのように思えます。
実際に、楽でした。
好きなことを仕事にしたいなんて甘えだ
そんな言葉をよく聞きますが、それは甘えじゃなくて、むしろ挑戦だと思います。
多くの日本人は好きでもない仕事を「仕事だ」と割り切って会社に甘えています。
そういう多くの日本人は、好きでもない仕事をする方が楽なんです。僕の場合には単純に、好きなものを探す努力をする方が楽というだけでした。
つまり、多くの日本人は楽をしたいから会社で働いていて、僕は楽をしたいから会社から逃げた。
単純に〝好みの差〟です。
ただそれだけだったんです。
・死ぬ理由が「仕事」では勿体無いと知った

人が「死にたい」と思うとき、何らかの形で必ず仕事が関わっていると僕は思っています。
「仕事ができなくて辛くて死にたい」と考える人はたぶん僕と同じように「仕事から逃げるのは人間のクズ」「仕事は簡単に辞めちゃダメ」 と思っているのではないでしょうか?
この日本に就職できる会社は腐るほど存在します。そういう日本で「仕事ができない」という理由は、死ぬにしては勿体無い理由だと知りました。
毎日会社に出勤する人は、出勤する方が楽だからそうしているだけなんです。
就職したくてもできなくて死ぬ人がいますよね。
そういう人の逃げ場所は「仕事」になるので、その場合「就職に逃げる」というのは難しいことですよね。だって就職できなくて悩んでるんだから。
それに比べ、仕事が嫌な人のとりあえずの逃げ場所は「退職」です。
退職は誰にでもできることなので、死ぬ理由が「仕事が嫌」というのはすごく勿体無いことじゃないでしょうか。
仕事は単なる生活の手段に過ぎない。
自分の居場所はそこじゃなかった。
ただそれだけのことです。
・「好き」「嫌い」は個人差があると知った

同じ事柄でも人によっては気にもしない人間がいる一方で、それを極度に嫌う人間もいます。
僕のパワハラの場合も、人によっては「たったそれだけのことで?」と思う人もいるでしょう。
僕も、上司の行動や言動に身の危険を感じていたので社長に「身の危険を感じてます」と言ったら、社長は「考え過ぎだよ」と言って笑っていました。
考え過ぎなわけあるかい!
(実際にその上司は僕が会社を辞めた後にまた何かやらかしたようで飛ばされたと聞きました。やっぱり考え過ぎじゃありませんでした。)
例えば、一般的に「美人」とされる顔が好きな人もいれば、嫌いな人もいます。
広瀬すずが好きな人もいれば、ガンバレルーヤよしこが好きな人もいるんです。たぶん。
美人と結婚すれば必ず幸せになるのかといえば、そういうわけでもありません。
なぜこういうことが起こるのかといえば、自分にとって幸せなことなのかそうじゃないのか、人間は自分に合う合わないを本能で判断しているということです。
だから人によって好みが分かれるんです。
ということはつまり、その「嫌い!」という自分の本能に逆らうと幸せになれない可能性が高いということです。
だから「努力が足りないんだ!」というような好みの違う人間に相談しても無駄だし、下手をすれば自分にとって不幸な結果になります。
ガンバレルーヤよしこが好きなのに、常識的な周りの意見に流され〝仕方なく〟広瀬すずと結婚しても、幸せにはなれないんです。
仕方なく広瀬すずと結婚したことがないので言い切れませんが。
なので、「仕事は簡単に辞めちゃダメ」「克服の努力しろ」という一般的な常識を全て自分に当てはめるのは危険です。
他人の常識が自分の常識と違うのは当たり前。「好き」「嫌い」には個人差があると知りました。
でもこれはたまたまですが、僕も広瀬すずの方が好きです。
僕の居場所は広瀬すずです。
・「嫌い」の克服はしちゃダメと知った

〝人間関係克服本〟的なものも書店にはズラリと並んでいますが、嫌いなことを克服する努力をせずに仕事を辞めた僕は自信をもってこう言えます。
嫌いなことを克服する努力は無駄です。
なぜなら、努力しても克服できないからです。
戦争を生き抜いてきたおじいちゃんおばあちゃんが「最初は嫌いだったけど克服して戦争が好きになったよ♪」と言っているのを聞いたことがあるでしょうか?
それに、「嫌い」なことを克服する辛い努力をしている最中に病気や事故や災害で死んでしまったら、自分の人生に納得できるでしょうか?
「オレの人生何だったんだよ…納得できねーよ…」「バカみたいなことしてないで好きに生きとけばよかった…」と思うはずです。
もし死んだ後にその努力が報われあの世で幸せになるのであれば、この人生を無駄にしても価値があるのかもしれませんが、僕は幸せそうに笑っている幽霊も見たことがありません。
更に言うならば、
嫌いなことを克服してはいけません。
なぜなら、それは自分にとって危険な領域だからです。

もし仮に、克服して戦争が好きになった人がいたとしたら、その人の人生は僕には「破滅」しか想像できません。
最低でもその人の寿命は確実に短くなるでしょう。
「嫌い」というのは「それ以上近付くのは危険だよ」という動物的本能 なので、無理して自分の本能を麻痺させようとすると更に危険が増します。
そうです。
「嫌い」の克服とは、脳を麻痺させる行為のことなんです。
つまり「死にたい」という考えは、「生きたきゃ逃げろ」と神様が教えてくれている と言えます。
「死にたい」と思った人は、生きるための判断材料がまた一つ揃ったと考えることもできます。
嫌いなものを克服し幸せになるためには、ドラゴンボールを7つ集める努力をする方が可能性が高いことを知りました。
まさに神頼みです。
・仕事は逃げても大丈夫。日本の教育が間違っていると知った

嫌な仕事からは逃げても大丈夫です。
日本の教育では
●「苦手」を無くし平均的な人間をつくる。
● 人間はみんな同じ。
という教育ですが、世界を見ると
●「得意」を伸ばす。
● 人間はみんな違う。
という教育が一般的だと聞きます。
日本で学んだ教育通りには生きられない〝はみ出し者〟はこうなります。
「嫌い」の克服努力は無駄なので好きにもなれず、「好き」を伸ばす行動もしてこなかったため、もし仕事が辛くても〝人間はみんな同じ〟なので、その辛い場所から一人だけ逃げ出すことはできません。
みんな頑張って仕事をしているのに自分だけが逃げるというのは「やってはいけないこと」だから。
その結果が「死」です。
仕事から逃げても生きていれば後ろ指を指される。
罪悪感を抱きながら一生生きていかなくちゃいけない。
死ねば罪悪感はきっと消える。
日本の教育はこれをしているんです。つまり、日本の教育は間違っています。
日本の教育は間違いだったと知りました。
人間はみんな違うのであれば、みんなが好き好んで毎日通うその場所だって、自分に合わないなら一人だけ逃げたっていい。
「好きな仕事をしたいなんて甘えだ」と言われ好きなものに打ち込んだ経験なんかなかったけど、今から好きなことを探してみたっていい。
教育を受けてこなかったんだから、少しぐらい時間がかかるのは当たり前。
嫌な仕事は逃げても大丈夫なんだと知りました。
嫌な仕事から逃げて数年経った僕は今、とっても幸せです。

5. 嫌な仕事から逃げ生き延びる7つの方法

僕が実際に嫌な仕事から逃げて経験してきた嫌な仕事から逃げ生き延び幸せになる方法を教えます。
経験はしなかったけど後に「これはいいな!」と僕が思った方法も混ぜてます。
自分が選んで入った会社ならば、自分で選んで出ていくのも本来自由なはずです。
農業をやりたいなら、仕事から逃げて農業をやればよかったんです。
でもそれを実現しやすくするためには、計画が必要です。
計画を立てるためには、休息が必要です。
運良く僕たち一般人は、いつでも休息を取ることができる〝暇人〟です。
嫌な場所から逃げて自分の居場所を見つけ幸せになる計画を立てましょう。
① 一人で考える時間をつくる
自分は「毎日忙しくて暇なんてない」と思っている人が多いと思いますが、暇なんて作ろうと思えばいくらでも作れます。
3年先までスケジュールが埋まっている芸能人とは違い、私達はラッキーな暇人です。
今の時代、頭が痛くて下痢して吐いてれば仕事は休めます。
毎日終電まで仕事をしていたら将来のことを考えてる暇なんてありません。
まずは仕事を休んで暇を作りましょう。

有給が残っていれば土日と組み合わせて3日間くらい休むのがベストです。
急に総理大臣が辞職したって日本は普通に回り続けるので、あなたが会社を何日か休んだところで会社は普通に回ります。
なので罪悪感は持たなくても大丈夫です。
逆にですが、休んでただずっと一日中寝てるだけだとどうしても罪悪感は増すので、これからの人生の計画を考えることに時間を使うことができれば、罪悪感はかなり減ります。
僕は会社を休んでいる間に「会社を辞めよう」と決意した瞬間から罪悪感は消えました。
「会社を辞めよう」と決意した瞬間からは未来を楽しくする想像しかできないので、罪悪感よりも「希望」が勝ちます。
② 退職代行を使い嫌な場所から逃げる
「仕事を辞める」と言っても、辞める行動自体がストレスです。
僕も退職手続きのための会社とのやり取りが本当に苦痛でした。
ですが僕の考えは「辞めたいと思ったらとっとと辞めろ」なので、もし自分で辞められない場合は退職代行サービスという便利なサービスも今はあります。

こういうものを使うのも一つの手です。正社員の退職代行の場合だと最安「2万円」というのもこちらで紹介しているので是非参考に▼
③ 国の制度を利用しお金の不安を減らす
「辞めたいと思ったらとっとと辞めろ」とは言え、仕事を突然辞めたら無収入で生活が苦しくなるので、普通は次の仕事を決めてから会社は辞めるものです。
しかし、精神的に弱っていると今の会社で働きながら転職活動をする気力も湧きません。
とにかく今の仕事が嫌ならば嫌な場所から離れないと頭が正常に回らないのも事実です。
会社を辞めれば「失業保険」と言って、ハローワークに申請すると貰える給付金がありますが、その失業保険は約3ヶ月間しか支給がありません。
僕も経験済みですが、正常な精神状態に戻して好きなことを見つけ仕事を探し自分の居場所を見つけるには、たった3ヶ月では全く時間が足りません。
せっかく嫌な仕事から逃げたのに、お金のためにまた無理をすれば同じことの繰り返しです

2年くらいお金の心配をせずに生活ができたら、今の嫌な仕事はすぐ辞めるのに…
そういう方には、給付金の支給期間を最大で28ヶ月間に延長することができるよう申請のサポートをしてくれる社会保険給付金サポートという便利なサービスがおすすめです。

社会保険給付金というのは「失業保険」と「傷病手当」を組み合わせたもののことなので、「死にたい」なんて一度でも思ったことがある人はほぼ間違いなく給付条件を満たすことができます。
とりあえず、
1. 社会保険に1年以上加入している方。
2. 退職日まで2週間以上期間がある方。
この2つの条件を満たしている方であれば是非、会社を辞める前にこちらで社会保険給付金について調べてみてください▼
給付金を申請するには会社を辞める前に満たしておくべき条件がいくつかあるので、先に給付金サポートに相談すれば〝計画的に〟条件を満たす こともできます。
この給付金制度を利用することができれば、退職後も28ヶ月間は国から給付金を貰いながらお金の心配をせずにこれからの人生計画を立てる時間が作れます。
④ 民間の社会復帰支援を利用してみる
常識人が言うように、どこに行ったって変な人は必ずいるので、これからもどこかで嫌いな人間に出会ったときに「死にたい」がまた蘇る可能性 がありますよね。
いくら今の嫌な仕事から逃げても、また次の仕事で「辛い」「死にたい」というのを繰り返すのはもう嫌です。
なのでこれからの人生計画を立てる上で一番大事なのは、今度また〝うつ傾向〟が現れたら自分で「死にたい」を予防する力 を養うことがまずは先決です。

幸いなことに日本には、自分でうつ傾向を予防する力を身につけるための支援を無料でしてくれる「社会復帰支援サービス」という民間のサービスがあります。
自信を持つことができたら卒業して自分で仕事を見つけてもいいし、不安であれば精神疾患に理解のある企業を紹介してもらうこともできます。
自分で予防する力を身につけることができれば、これからの人生の選択肢の幅は確実に広がります。
⑤ バイトからやり直すのが良い
僕の場合は、正社員とは責任の所在が全く異なる「アルバイト」という立場に変えたところ、精神的にだいぶ落ち着きを取り戻すことができました。
これについては(関連記事:適応障害・鬱病でもできる仕事とは?正社員よりもアルバイトからやり直すのが結局最短!) でも詳しく話していますが、正社員とアルバイトでは仕事のやり方が全く異なります。
基本的に、正社員は指示を与え人を動かすのが仕事なのに対し、アルバイト・パートは指示通りの作業をするのが仕事です。
この差って意外と重要だったりします。
病んでいた正社員時代の当時の僕は、大勢のパートに指示を与える立場だったため、そのプレッシャーから常に喉にモノが詰まった感じの緊張感の中で働いていました。
みんなが僕の指示を待っている。
この仕事が成功するかどうかは僕の指示にかかっている。
社員なんだから「わからない」なんて通用しない。
社員なんだからミスは許されない。
こういう仕事が辛かった人は、人を動かし自分の頭で考えて上を目指すのが仕事の正社員からは少し離れてみるのがいいです。
そのバイトが楽しかったらしばらく続けてみてもいい。
バイトならば、嫌なら正社員よりも辞めやすい。
辞めてもバイトなら他でも見つけやすい。
プレッシャーを感じずに働くことで自信を取り戻すことができるし、そんなバイト生活の中から自分の好きな仕事が見つかるかもしれません。

アルバイトは僕はタウンワークで見つけたんですが、今はブログ運営の傍ら2つのアルバイトをしています。
商業施設ビル清掃のバイト先では、正社員のお誘いを受けています。
飲食店のバイト先でも学校給食の経験を買われ、調理技術と衛生指導担当社員としてのお誘いを受けました。
僕は今はブログ運営が本業なのでどちらも断りましたが、自信さえ取り戻せばこうして仕事もうまくこなせるので、自分さえ望めば正社員の道をまた開くことも誰だって可能です。
⑥ 好きな(辛くない)仕事を見つける
もしまた正社員として働きたいのなら、そのアルバイトから正社員になるのが理想です。
更に言えば、できれば異動の無い地域限定社員とかになるのがおすすめです。
理由は言うまでもないと思いますが、人間関係です。
現場異動が無ければ、新たにゼロから人間関係を構築する必要がありません。
ずっと同じ現場で働くことができれば、誰よりもその現場の仕事に詳しくなるので、いい意味で仕事の緊張もどんどん減っていきます。
そんな中でもいつかは苦手な社員が自分の現場に異動してくるかもしれません。
でも、自分の現場、自分の仕事に自信があれば、前と同じタイプの苦手な人間が現れても以前よりも上手くやることができるはずです。

つまり、入りやすく辞めやすいアルバイトから入り、「この仕事が好きだ!」「ここの人間となら上手くやれる!」と確信してから異動の無い正社員になる。
という方法です。
逆に、アルバイト生活の中から他の業界に興味を持つこともあるかもしれません。
その業界にアルバイト採用があればベストですが、無ければ転職サイトなどを使い、思い切って正社員採用へ応募してみてもいいでしょう。
もう以前のように、仕事を仕事と割り切って嫌々働いているあなたとは違います。好きなこと、やってみたいことを仕事にしようとしているあなたです。
なので、以前と同じ失敗を繰り返す確率はかなり低いはずです。
⑦ 独立できれば一番最高!
実は、僕もここを目指しています。
独立。
もし「独立」ができれば最高です。

アルバイトだと、同僚は誰も自分で選ぶことができません。
正社員でも、自分で採用するバイト・パート以外は選ぶことができません。
とくに上司は絶対に選べませんよね。
会社の「目的」も自分では決められません。
会社の目的がAで自分的にはBの方がいいと思っていてもAに進むしかなく、僕のような完璧主義では頭を空にしてAに進むことができません。
つまり企業に属していると、働く仲間を自分では選べないし、嫌でも会社の指示に従わなくてはいけません。
僕は働く仲間は自分で選びたいし、もし人を育てたいのなら「育てたい!」と思う人間を自分で選びたいんです。
自分がBだと思ったら今からすぐにBに進みたい。
自分の高い理想をすぐに行動に移せるし、途中で投げ出すにしても、とりあえず手を出してみて〝やってみたけどダメだった〟と諦めることができる。
これは困難な道なのかもしれませんが、僕の場合、仲間を選べない会社員よりは遥かに幸せな選択です。
こういう「独立」ができれば、僕のような人間にとっては最高の人生になります。
僕は今、頑張って楽しく生きてますヽ(*´ω`*)ノ
ちなみに、僕がやっている独立の方法は「ブログ」です。このブログもその一つですね。
≫ 関連記事:副業ブログの始め方(近日公開予定)
6. 最後に ~ 人生には「実験と観察」が必要 ~

嫌いなことを克服するための努力は無駄だし、万が一克服してしまったら逆に危険です。
しかしながら、「自分にとって本当にそれが嫌で克服は無理なことなのか?」という確認は必要です。
「好き」なことのためにする「苦手」の克服努力はやってみるべきですから。
人生の中で嫌なことはたくさんあります。
僕も義務教育を真面目に学んだ日本人だったので、若い頃は嫌なことを克服するための努力をしました。
その〝実験〟の結果が「嫌なことを克服するための努力は無駄」というものでした。
嫌いなものはやっぱ嫌い。
好きにはなれない。
楽しくない。
嫌なことに人生の中で一度も足を踏み入れないというのも、本当に自分はそれが嫌で克服が無理なことなのかを知ることができません。

トマト嫌いな人でも一度食べてみたら意外と食べられたということもあるように、実際に一度やってみて本当に嫌いなことなのか、いや意外とそうでもないのか、その確認作業も今後の人生の選択においては必要なことです。
その結果、本当に嫌なことなのであれば「死にたい」と思う前にとっとと逃げ出し次へ行きましょう。
嫌いな場所に踏み留まるのは命の危険を伴う行為です。
今の世の中には情報が溢れていますが、「死にたい」と考えている人の元へ集まってくる情報は「死」の情報ばかりです。
探せば生きるための情報もこの世にはたくさんあります。
頭をちょっと切り替えることができれば僕のように、生きるための手段はわりと簡単に思いつきます。
日本人は逃げ道の扉に全て鍵をかけらた状態で社会へ出されますが、バイオハザードのように巧妙に隠されているだけで、冷静になって探せば必ず鍵は見つかります。
鍵を探してみましょう。
鍵をみつけるためのヒントは〝無駄なものを排除してみる〟ことです。
僕の場合は「仕事は簡単に辞めちゃいけない」という思い込みが無駄なものでした。
僕のこの経験もあなたの生きるための参考になればと思います。