結婚したばかりなのに仕事辞めた男の体験談を、仕事から逃げる時の役に立ててほしい

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こんにちは。結婚したばかりで仕事を辞めたかったけど、結局それから仕事辞めるまで4年もかかってしまった雲藤テルオです。
 
 
僕が30歳手前になってようやく就職した一番の理由は「結婚」でした。
 
結婚するためには立派な社畜でなければ彼女の両親も大切な娘を嫁になんか出すはずがないという、そういう常識は僕にもありました。
 
ですが結婚直前からもう既に、実はもう僕はその仕事を辞めたいと思っていました。
 
しかし結婚するために彼女の両親の説得材料として就職したのに辞めるわけにもいかず、無理をして仕事を続けました。
 
結局は結婚後4年で僕は仕事を辞めることになったわけですが、その経験から今思うことはもっと早くからこうしておけばあの時すぐに仕事を辞められたな···」と思うことがいくつかあります。
 
 
結婚したばかりなのに、仕事辞めたい···
 
結婚したばかりだから、仕事辞められない···
 
 
こういうことで悩んでいる方に僕の経験から結婚したばかりでも仕事を辞めやすくする方法』をお届けします。
 
 

結婚する直前に実はもう仕事を辞めたかった

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結婚のための就職だったので、就職して数ヶ月後に僕はめでたく結婚しました。
 
ですがその就職後の数ヶ月間で既に僕は「この仕事辞めたい」と思っていました。
 
 
そんな思いの中で彼女の両親に挨拶に行き、二人で生活をするための新居に引っ越し、婚姻届を提出しに二人で役所へ行きました。
 
この間ずっと「仕事を辞めたい···」と思いながらの行動だったので正直、一般的な人の “幸せ” とはちょっと違った思い出が僕は、あの頃にはあります。
 
 
妻の両親は二人共立派な職業で、その親戚も立派な学歴と立派な仕事をしているという家系だったので、僕はその家系の中では明らかに “異物” でした。
 
僕はただの高卒で、特にこれといった資格を持っているわけでもなく、これといった夢もなく、30歳手前までただのフリーターでした。
 
なのでせめてものアピールとして「娘さんと結婚するために就職した」という、彼女を幸せにするという本気度だけは見せようと思っての就職でした。
 
なので、結婚直前になって仕事を辞めることなんて許されなかったんです。
 

結婚したばかりなのに4年で仕事を辞めた

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ですが僕はその後、結婚4年で限界を迎えました。
 
適応障害となり、仕事をやめることになったんです。
 
就職して4年半経っていましたが、僕は特に仕事は3年は続けなくちゃいけないという “3年縛り” のため4年半頑張ったというわけではありません。
 
結婚前の最初辞めたかったときは、その原因は上司と厳しい仕事内容にありましたが、その上司もいなくなり仕事にも徐々に慣れてきたため続けることができたというだけです。
 
最終的に辞めることになったときの原因も、上司との人間関係でした。
 
 
今思えば、もっと早い段階で辞めていてもよかったし、辞めるべきだったと思っています。
 
それができなかったのは、自分の周りの環境が改善されたことに甘えて何も準備をしていなかったからだと思っています。
 

もっと早く辞められなかった理由

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僕が最初に「辞めたい」と思ったときに仕事を辞められず、結局適応障害になるまで4年半も仕事を続けてしまった理由は、だいたいこんな感じです。
 
  • 妻に言えない。
  • 妻の両親にはもっと言えない。
  • 金銭的な問題。
  • 「仕事は3年続けなくちゃ」という常識。
  • 出勤したらしたでそれなりに仕事はこなせた。
  • 「社内の環境が変わればもっとマシになるだろう···」という期待。
  • 「パワハラ」ならまだ格好もつくが「上司が嫌い」程度の理由では辞めにくい。
  • 「やる気が出ない」なんて理由はもっと格好悪い。
 
僕と同じように「結婚したばかりだから仕事を辞められない」という人は、その理由は僕とだいたい同じなんじゃないでしょうか。子供がいればより辞めにくいでしょう。
 
当時は僕も現役の会社員で冷静に考えられる頭がなかったんですが、今冷静に当時を振り返ってみると、仕事を辞めるための準備を全くしていなかったことがよくわかります。
 
仕事を辞めるための理由を「逃げたい」ということでしか考えていなかったので、なかなか辞められなかったんです。
 
やりたくない
やる気が出ない
この仕事べつに好きじゃない
上司が嫌い
逃げたい
 
こういう理由しかなかったので、日本の教育を真面目に受けてきた “常識人” ほど、辞められません。
 
当時の僕に足りなかったのは “次の仕事” の準備を全くしていなかったことでした。
 

結婚したばかりでも仕事を辞めやすくする方法

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やりたくない
やる気が出ない
この仕事べつに好きじゃない
上司が嫌い
逃げたい
 
こういう理由で仕事を辞めたい人は「転職」を理由にすれば全て解決します。
 
仕事を辞める理由を「やりたくない」ではなく「転職するから」にしてしまうんです。
 
べつにやりたい仕事でなくても「今よりもマシな仕事」を辞める理由として使ってみてもいいのではないでしょうか。
 
 
結婚直前に仕事を辞めたくなった僕も当然、転職を考えました。
 
ですが当時の僕の失敗は「やりたい仕事」を探してしまったことでした。
 
そんな突然の急な検索でやりたい仕事なんてすぐに見つかりません
 
やっぱりあの頃の僕も常識人だったのでせっかく転職するんだから次はやりたい仕事をしようと」と思ったわけです。当然そうですよね。
 
しかし、僕のその時の本当の転職の理由は「今この仕事から逃げたい」からなので、最優先にするべきは「やりたい仕事」ではなくて「少しでも今よりマシな仕事」とするべきでした。
 
 
とりあえず精神的に落ち着きを取り戻せて、それなりのお金がもらえる仕事。
 
人と接したくなければ清掃業でもいいし、とにかく一人で働きたいなら新聞配達でもいいし、なにか国家資格でも持っているのならば新しい環境を転々としてもいい。
 
そこで働きながら、今度はじっくりやりたい仕事を探してみる。
 
意外とその今よりもマシな仕事でも好きになるかもしれませんし。
 
 
つまり、仕事を辞めたいその格好悪い理由を、格好のつく理由にすり替えてしまうということです。
 
 

その気がなくても転職の準備はしておいた方がイザ!という時の「仕事から逃げたい」がスムーズになる

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とりあえず今よりもマシな仕事に転職しちゃえばいい。
 
 
そうは言っても、転職するのは結構体力が必要なので、せっかくならばできるだけ理想の仕事を探そうとするのが人間です。
 
ならばどうすればいいのか。
 
特に転職をする気がなくても、精神的に健康なうちから “逃げ道の準備” をしておくんです。
 
こんなこと健康な人は普通しませんが、災害時の備蓄食の準備と同じように、自分がそういう可能性のある人間だと知っているのであれば、事前の準備がイザ!というときの助けになります。
 
つまり何が言いたいのかというと、日頃から世の中にはどんな仕事があるのかを調べておくという意味です。
 
 
べつに仕事を辞めるつもりがなくてもリクナビNEXTとかの転職サイトにとりあえず登録をしておいてどんなところに、どんな会社があって、どういう職種で、どういう募集が、どんな規模でされているのか。
 
世の中にはどんな仕事があるのか。
 
世の中の仕事とかよくわからなくても「こんな仕事やりたいなぁ」というイメージくらいは誰でもあるでしょう。
 
それをイザ!というときになって初めて焦って探しても、僕のようにうまくいきません。
 
事前にそういう情報を日頃から目にしていればイザ!というときにも自分の理想的な仕事を探しやすくなります。
 
僕も急遽転職先を探そうとしたときは実際に、イメージしていたような仕事はなかったし、自分の中のイメージと実際とでは探してみて初めてズレがあることがわかったりしました。
 
その “ズレ” を解消し自分の中に落とし込んでいる暇などありません。
 
なので結局、そのまま辞めずに会社に残ることになったわけです。
 
そのズレを知り、業界のことを調べたり考えたりする暇は、仕事をすぐに辞めたいときにはそんな余裕はありません。
 

すぐに仕事を辞められなかった経験を元に、僕は準備を始めた

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結婚時の “第一次仕事辞めたい事件” がありましたが、僕は運良くその後は環境が良くなり仕事が楽しい期間が3年半くらい続きました。
 
しかし、このままでは自分はきっとまたいつか「この仕事辞めたい」と思う日が来るだろうと想像がつきました。
 
なので、仕事が楽しくなってからも転職の準備を始めてみることにしました。
 
 
 
僕は本が好きだったので、図書館の仕事に興味がありました。
 
そして同時に今人気の公務員にも興味があったので、公務員として図書館で働けないか調べました。
 
そしたら、僕の仕事の学校給食と同じように図書館も現在は公務員ではなく民間委託される傾向にあり、その殆どは民間会社が運営しているということを知りました。
 
一部残っている図書館の公務員も、司書という資格が最低でも必要なことも初めて知りました。
 
なので公務員としての図書館勤務は諦め、小学校で働いていた僕は用務員の仕事も毎日目にしていたので、今度はそこに興味を持ちました。
 
とりあえず公務員になっておけば図書館の仕事に就ける可能性もあるのではないかとの思いもあり、公務員試験を受けました。
 
結果的に試験に落ちたので諦めましたが、もしこれを「仕事辞めたいな」と思った時に急に調べたら、試験さえ受けられずに時間を無駄にしていたことでしょう。
 
 
公務員は試験を受けて合格しなければなれないし、受験にも年齢制限があります。
 
それに中途採用だと採用の募集がなければ試験が受けられないし、募集時期も決まったものはありません。毎日チェックして、突然の募集を見逃さないようにしなくちゃいけません。
 
司書資格も調理師免許のように単純な取り方ではないので、イチからの完全独学も無理です。
 
こういうことを知るには、調べ出してから早くても数時間はかかります。たぶんもっとかかります。
 
 
 
なので、特に転職なんて考えていないうちからこういうことを調べておけばイザというときに時間を無駄にせずに済みます。
 
その準備の中で、もし「これは面白そうだ」「これならイケる」と思う仕事に出会えたならすぐに転職活動を開始してもいいし、今すぐ転職の意思がなくてもそういう情報は自分の中にストックしておけます。
 
そういう知識を蓄えておくことで、何も準備をしていないよりもイザ!というときの転職活動がスムーズに進められます。
 
 
こういう使い方をするのに適している僕がおすすめする転職サイトリクナビNEXTですが、他にも飲食業専門の転職サイト》退職代行が無料になる転職サイト》など、特徴のある転職サイトを紹介していますので、「仕事辞めたい」というと時のための準備として参考にしてみてください。

 
 
 
 
 
 

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