適応障害の克服に「薬」「根性」は必要なかった。逃げろ。立ち向かうな。一旦引け。

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こんにちは。適応障害を「薬」と「根性」を使わずに克服した雲藤テルオです。
 
 
 
これは(関連記事:我慢して仕事3年続けたら死にかけた話)でも話していますが、適応障害になってもなんとか根性で頑張ろうと思っていた僕が、最後に「会社を辞めよう」と決心したのは、社長のこの言葉を聞いた時でした。
 
 
この会社でも鬱病になって薬を飲みながら頑張ってる社員も何人かいるんだから、テルオ君も薬とか飲みながら頑張ってみなよ。
 
 
一見、すごく優しい社長の言葉のように思えます。
 
実際、優しかったんだと思います。
 
 
 
会社にとって厄介者以外の何者でもない適応障害の人間に対して「これからもこの会社で働きなよ」と言ってくれているわけですから、社長は優しい人間だったのでしょう。
 
ですが僕はその社長の言葉を聞いてこう思ってしまいました。
 
 
 
何で薬を飲んでまで会社に居続けなきゃいけないんだ
 
 
 
何で僕がそんなことを思ったのかというと、実はこの社長と話をする前に行った心療内科で適応障害は薬と根性が無くても治ると知ってしまったからでした。
 
 
この記事の内容はヽ(*´ω`*)

鬱病から復職した同僚の末路エピソード。
適応障害の克服に「薬」と「根性」が必要ない理由。

 
 
今回は、適応障害になりソッコーで会社を辞めた経験を持つ僕がその後に目撃した、鬱病から復職した同僚の末路と共に、適応障害の克服に「薬」と「根性」が必要ない理由について話していきたいと思います。
 
 

【体験談】鬱病から復職した同僚の末路

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会社には「休職制度」というものがあります。
 
 
病気や怪我などで働けない場合に、一時的に「傷病手当」という、給料の何割かが貰える制度とかを利用しながら会社を休むことができるというものです。
 
傷病手当は医師からの診断書があれば申請可能です。
 
 
 
 
まずは、薬を飲んで根性で頑張って鬱病から復職した人間がその後どうなっていくのか、その一例をお話します。
 
 
 
 
僕は適応障害で会社を辞めた後に飲食店でアルバイトをしているんですが、そのバイト先に、鬱病で直前まで休職していたという社員が配属されてきました。復帰を目指してリハビリがてら営業に参加しているという社員です
 
 
鬱病になっても会社を辞めずに頑張ろうと思えばこのように、休職して復帰して頑張って働き続けることも可能です。
 
 
ですがこの人を見ている限り、この会社では今後出世は望めないだろうな」と僕は思いながら見ていました。
 
 
その理由は、
 
 
・人と目を合わせられない
・声が小さい
・コミュニケーションがとれない
 
 
接客業としては致命的です。
 
 
 
これが完治すればいいですが、鬱病は繰り返す可能性が高いため、一生付き合っていかなくてはいけません。
 
 
一時は良くなったように見えてもまた病気を繰り返す恐れのある人間に、会社は責任ある立場を任せるはずもありません。
 
 
それに、飲食店は慢性的な人手不足のため、リハビリがてらとは言っても、一人の戦力として鬱病の社員もシフトに組み込まれます。
 
 
 
この社員がある時、突然当日に体調不良で欠勤したんですが、お店の他の〝健康な〟スタッフからは文句の嵐でした。
 
 
急に休むなよな!
 
何であんな使えない人間入れるんだよ!
 
あんな変なヤツ配属するなよな!
 
あの人に包丁握らせたらヤバくない!?
 
 
勿論その社員の事情は皆知っていましたが、健康な人間には関係ありません。
 
 
今日、営業がスムーズに回るかどうか
 
 
それ以外のことは知ったことではなく、鬱病であっても当日急に欠勤したことに対する不満、シフトに組み入れている店長への不満、そんな迷惑な〝使えない人間〟を配属させた会社への不満。
 
そして、包丁を握らせたらヤバいんじゃないかという、身の危険への不安。
 
 
 
僕は適応障害を経験しているため、この鬱病の社員の辛さはそれなりにわかります。僕のようにすぐに辞めることはせずに薬を飲んで〝普通の人〟に戻るべく頑張っているのでしょう。
 
 
僕にはできなかったことをやっているので「凄いな」とは思いましたが、他の多くの健康な人間には理解されにくい。しかもただでさえ人手不足の飲食店ならば尚更です。
 
 
他のスタッフから信頼を得られず理解もされないこういった鬱病を抱える人間を、責任ある立場の店長に会社もするはずもなく、現実としては会社にとってお荷物でしかありません。
 
 
 
彼はその後また出勤できなくなり、結局退職しました。
 
 
 
鬱病と闘いながら仕事に復帰するその「根性」は素晴らしいと思いますが、会社でその「根性」が報われる日はやって来ません。
 
 
 
この人ももしかしたら最初は適応障害だったのかもしれません。
 
薬を飲みながら根性で頑張り続けた結果が鬱病なのかもしれません
 
 
僕が適応障害ですぐに会社を辞めたのと同じように、この人も薬を飲まずに早めに根性なんかを捨てて会社を辞めていたら鬱病になる前に治っていたのではないか…と思わずにはいられません。
 
 
 
ちなみに、僕の適応障害当時のヤバイ精神状態異常行動の記録についてはこちら
 
 

適応障害の克服に「薬」と「根性」が必要ない理由

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適応障害の克服には「薬」と「根性」は必要ありません。
 
 
その理由は、
 
 
「薬」を飲まなくても適応障害は治るからです。
 
「根性」は適応障害を悪化させるので逆効果だからです。
 
 

・薬は必要ない

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これは(関連記事:適応障害と鬱病の違い)の中でも話していますが、適応障害は原因から離れれば6ヶ月以内に治ります。
 
 
つまり、原因から離れることさえできれば適応障害は薬を飲まなくても治るんです。
 
 
 
薬全般に言えることですが、薬とは、逃げずに頑張って生き続けるためのものですよね?
 
 
ハゲはどこへ逃げても髪は生えてきません。
 
虫歯はどこへ逃げても虫歯のままです。
 
 
でも適応障害は、逃げれば治ります。
 
 
 
逃げれば治るものに対して薬を飲むなんて自然ではないし、薬を飲んで頑張って会社へ行かなければ死んでしまうというものでもありません。
 
 
もちろん薬を飲んで頑張れば会社を辞めなくても治る人も多いかもしれませんが、精神疾患は繰り返す可能性が高いため、僕の同僚のように病状が悪化して結局辞めることになるパターンもあることを覚えておいてください。
 
 

・脳を薬で麻痺させる行為は危険

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適応障害で何故病院が薬を処方するのかというと、
 
「このまま会社に居続けると危険」という自分の脳からの警告を〝薬で麻痺させ〟会社に留まり続けさせるため。
 
です。
 
 
 
しかし鬱病の場合は、原因から離れても病状の改善が少なく、そもそも原因を特定することも困難なため、単純に普通に生活するために薬が必要なんです。
 
 
つまり、適応障害のときに薬を飲んで無理に頑張った結果が鬱病なので、適応障害のときに頑張り過ぎなければ治っていた人も多いのではないかと思います。
 
 
 
僕が診てもらった心療内科の先生も原因の仕事から離れれば治りますよ」と言っていたのに僕に薬を処方しましたが、その理由は明らかに会社員を続けさせるためですよね。
 
 
そりゃそうです。普通の適応障害を患う会社員は会社員を続けることを望むわけですから。〝退職届の処方〟なんて普通の人は望みません。
 
 
病院は患者の望みを叶えるために薬を処方するんです。
 
 
 
でもですね、もし危険察知能力の高い野生動物の「ここは危険だ」という直感を薬で麻痺させそこに留まり続けさせたら、どうなるでしょうか?
 
ソッコーでヤバイ奴にヤバイことされヤバイ状態になるんじゃないでしょうか。
 
 
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極端な話ですが、それを人間はやっているんです。
 
(最後のヤツはかわいいけど…)
 
 
 
つまり適応障害になるということは、「そこに居続けると危険だよ」と自分の本能が警告していると言えます。
 
 
なのにその本能を麻痺させその場に居続けるのは、自分にとってはすごく危険なことなのではないでしょうか。
 
 

・根性は逆効果

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最初に話した鬱病の同僚のエピソードでもわかるように、適応障害や鬱病に「根性」は逆効果です。
 
 
これは(関連記事:「仕事ができない辛い死にたい」から逃げ生き延びる7つの方法)の中でも詳しく話していますが、「嫌い」の克服は不可能だからです。
 
 
適応障害で薬を飲むのもある意味「こんなことで会社辞めるわけにはいかない」という根性ですよね。
 
 
 
例えばですが、パワハラで適応障害になった人に、パワハラに耐えられる根性って、必要でしょうか?
 
1日3時間しか寝れないような残業の多い仕事で鬱病になった人に1日3時間しか寝なくても頑張れる根性って、必要でしょうか?
 
 
 
こういう嫌なことの「克服」ってできますか?
 
できないですよね?
 
 
 
根性だけでは頑張ることができないため、これを克服するためには「薬を飲む」という根性で脳を麻痺させるしかありません。
 
 
薬を飲み、脳を麻痺させた結果、精神状態はより悪化していきます。
 
 
パワハラに耐えられる根性を身につけるよりも、逃げた方が早いし、健全。
 
 

・鬱病に発展させないことが重要

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僕が診てもらった心療内科の先生がこう言っていました。
 
 
まだ適応障害だから大丈夫だけど、鬱病になると結構大変なのでここで頑張りすぎるのはよくありませんよ。
 
 
つまり、適応障害を根性でなんとかしようとして失敗した結果が鬱病です。
 
鬱病に発展してしまえば、適応障害とは違い、薬の力に頼らないと通常の生活をすることも困難になってしまいます。
 
 
 
適応障害や鬱病になる人間は「真面目な頑張り屋さん」が多いんです。
 
 
「仕事は3年は続けなくちゃいけない」ってみんな言ってるし。
 
自分が急に休んだらみんな大変だろう。迷惑をかけたくない。
 
こんなことで逃げるようなダメ人間にはなりたくない。
 
オレはまだできる!…ハズだ。
 
 
こういう〝常識〟を僕は早々に捨てることができたため、僕は鬱病にならずに済んだのかもしれません。
 
 
 
精神疾患を患いやすい人の特徴として多いのがこういう性格なんですが、
 
 
真面目
理想が高い
完璧主義
人に気を使いすぎる
頑張り屋
 
 
この中で一番捨てやすいのが、「頑張り屋さん」という名の「根性」です。「根性」ならば簡単に捨てられます。
 
 

・根性は捨てた方が治りが早い

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適応障害は根性で治る場合もあるかもしれませんが、適応障害で早々に仕事を辞めた僕の経験上、根性を捨てた方が治りが早いのは間違いありません。
 
 
 
僕の適応障害の原因は「仕事」だったので、僕が診てもらった心療内科の先生は仕事と距離を置くのが一番ですね」と話していました。
 
 
その言葉を聞いて「よし、仕事を辞めよう」と僕は思い、仕事を辞めました。
 
 
先生はその時に「休職するなら診断書出すよ」とも言ってくれ、何らかの薬も処方してくれました。
 
 
でも僕は先生の言葉を聞いて仕事を辞めることをこの時点でほぼ決めていたので、診断書を貰うこともなく処方箋も帰りに破り捨てました(笑)。
 
 
その結果どうなったのかというと、薬を飲まずに仕事を辞めたら適応障害は治りました。たぶん退職後1ヶ月以内には治っていたと思います。
 
僕は診断書を貰わずに会社を辞めたため後になり「損」をしていたことに気付いたんですが、適応障害の診断書があれば「社会保険給付金」といって、退職後も最大28ヶ月間国から給付金を貰うことができました。

会社を辞める場合でも僕のような損をしないために、こちらの内容を仕事を辞める前にぜひ確認しておいてください!

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【社会保険給付金】とは?退職後最大28ヶ月間給付金を受給する方法

2020.07.27
 
 
薬も飲まずに「薬を飲んで頑張る」という根性も捨てたため、僕は鬱病に発展することもなく、仕事を辞めて1ヶ月ほどで適応障害も治りました。
 
 
もしあの時薬を飲んでいたら、病状も良くなり会社も辞めずに済んだかもしれません。
 
でも適応障害などの精神疾患は繰り返す可能性が高い病気です。
 
 
(関連記事:適応障害と鬱病の違い。我慢して仕事3年続けたら死にかけた話)でも話しているように、僕の適応障害の原因は一人のパワハラ上司から会社全体へと広がってしまっていました。
 
 
なので、その会社にいる限りまたいつか適応障害を繰り返していた可能性が高い。
 
 
適応障害をその後何度も繰り返すうちに、僕も鬱病になり、結局辞めていったあの鬱病の同僚のように、薬を飲まなきゃ普通の生活を送ることも困難になっていたかもしれません。
 
 
 
つまり、薬を飲まずに根性も早々に捨て逃げてしまった方が結局は治りが早ということです。
 
 

立ち向かうな!逃げろ!一旦引いて体制を立て直せ!

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適応障害を悪化させる原因は「薬」と「根性」です。
 
 
立ち向かうな
 
一旦引け
 
 
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頭のイカれた殺人鬼に対しては全ての人間が「危険」と感じるものであるから逃げることが「正義」ですが、適応障害は多くの健康な人間には理解できないため逃げることは「恥」と思われてしまいがちです。
 
 
 
例えばハリウッド映画とかでも、主人公のヒーローも最初は敵にやられて一旦身を引き出直すのが普通です。
 
 
つまり、一旦逃げます。
 
 
一旦引いて仲間を増やしたり修行したりより強い武器を作ったりと体制を立て直す時間を必ず作ります。
 
 
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こんなヒーローの台詞聞いたことあるでしょうか?
 
こんな映画だったら中村獅童も宣伝部長を降りるでしょう。
 
 
 
薬で恐怖心だけを麻痺させても強い敵には勝てません。
 
 
「逃げる」という言葉が嫌ならば「体制を整えるために一旦引く」と思うようにすると良いです。
 
 
適応障害は根性だけで立ち向かっちゃいけません。適応障害は「根性」で立ち向かわずにすぐに逃げ一旦引いて体制を立て直すことが、今後の長い自分の人生のためには必要なことです。
 
 
 
僕の場合は適応障害の原因が「仕事」だったので、仕事を一旦辞めることが体制を立て直すために必要なことでした。
 
 
 
僕と同じように「仕事」に原因があり仕事を辞めようと思っている方は、先に話した退職後も最大28ヶ月間国から給付金が貰えるという社会保険給付金
 
今後また適応障害になりそうなときに「自分で予防する力」を無料でサポートしてくれる社会復帰支援サービス
 
 
など、僕の経験から、嫌な仕事から逃げ生き延び幸せになる方法」を解説しているこちらも是非参考に!
 
 

最後に「『差別』を恨んでも意味がない」って話

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日本の多くの会社は未だ、精神を患う人間を受け入れる体制が整っているとは言えません。
 
 
僕の元同僚の鬱病の社員への周りの従業員の反応からもわかる通り、現場で働く多くの〝健康な〟人間からは、迷惑でしかない存在です。
 
 
 
 
最後に少し差別について話したいと思います。
 
 
 
 
イジメや差別はおそらく、誰がどんなに頑張ってもこの世から無くなることはありません。
 
それは、人間の「ここにいたら危ない」の直感と同じように動物の本能だからです。
 
 
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自然の中で群れて暮らす野生動物は、皆と違う〝使えない〟動物は群れから追い出される運命です。
 
いろんな意味で健康な動物だけの方が、群れにとって安全で生きやすいからです。
 
 
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人間界でこれを行うと「差別」と批判されるため、知能の高い私達人間は、動物の本能を理性で抑え世間の常識に従い生きています。
 
 
ですがそれは隠しているだけであって、本心では面倒だと思い、そういう人間が集まれば不満が膨れ上がり、集団で排除しようとします。
 
 
結局は本能が勝ちます。
 
これが現実の世界です。
 
 
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何か事件が起こる度に人権団体的なところがいつもテレビで世間に対してこう訴えます。
 
 
こういう人間もいるのだと理解してほしい!
 
社会は受け入れる体制を整えるべきだ!
 
一人一人が考えてみてほしい!
 
 
と、こういったことをテレビで訴えかけてきます。
 
 
が、こういう社会への意識改革の訴えが実を結ぶのにかかる時間は、声を上げ始めてから早くて20年。遅ければ50年くらいの時間がかかります。
 
 
そうやって50年かけて人間は「差別」というものを理性で抑えるのではなく、自然と生まれないように徐々になっていくものです。
 
 
 
人間の一生は長く見積もっても100年。
 
 
例えば25歳で鬱病になり理解のない社会を恨んでみても、鬱病に理解のある理想の社会が出来上がるのが50年後の75歳。
 
 
つまり、「厄介な人間を排除しよう」という人間の本能を恨んでも意味がないし、そういう意味がないことに対して恨むのは時間の無駄なんじゃないかという話です。
 
 
 
差別は故郷だ
 
誰にでもある
 
 
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じゃ、どうすればいいのか。
 
簡単な方法があります。
 
 
差別をする周りの人間を恨むんじゃなく、自分の居場所を変えるだけでいい。
 
 
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テレビのコメンテーターとかSNSとかで声を上げる人は大体社会が変われ!」と世論を焚きつけ偉い人達にアピールしようとしますが、意外と「自分の居場所を変えろ」と被害者側へ語りかける人はあまりいません。
 
 
社会が変わってほしいと声を上げる人達は、これから生まれてくる未来の人間のことを考えた発言なのでとても立派だと思いますが、同時に「健康な人なんだな」と、僕なんかは思います。
 
 
今苦しんでいる人にしてみれば、社会の意識が変わるのを待ってる時間なんかない。50年後の未来の話なんかどうでもいい。
 
 
イジメはいけません!
 
地域の皆さんの目が大切です!
 
高齢者ドライバーは免許の返納を!
 
パワハラセクハラはやっちゃダメ!
 
 
こんな常識的で立派な話をする前に、
 
 
学校なんか行かなくていい
 
親は子供から目を離すな
 
車は突っ込んでくるものと思え
 
そんな会社はすぐに辞めて大丈夫
 
 
と言う人はなぜいないのでしょうか?
 
謎です。
 
 
 
今後加害者になりうる人へ自覚を促したり、無関心な社会へ訴えかける言葉は溢れているのに、今苦しんでいる人や今後被害者になりうる人への言葉が、この日本には非常に少ないんです。
 
謎です。
 
 
 
だから僕は最後に言っておきます。
 
 
 
差別を恨むな
 
逃げろ
 
根性で立ち向かうな
 
一旦引け
 
居場所を変えろ
 
仲間を探せ
 
自分の直感を信じろ
 
とにかく今すぐ逃げろ
 
 
 
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未来のことを考えるのは、自分が健康になってからでいい。
 
 
でも健康になったらまずは、自分が救われた経験から、先に今苦しんでいる人に話してあげた方がいい。
 
 
みんながそうすれば、この日本も少しはマシになるはずだ。
 
 
きっとそうだ。
 
 
 

 
 
 
 
 
 

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