こんにちは。元学校給食調理員の雲藤テルオです。
子供から喜ばれる料理の鉄則は「カレー味」「揚げ物」「 甘辛い味付け」「丼もの又は味付きご飯」というのが鉄板ですが、 こういう“子供が好きなものに親が乗っかる” というのは子供の健康上好ましくないという意見もあります。
ですが学校給食ではこの鉄則を利用し、 こういう料理に子供の嫌いな野菜をさり気なく入れ込むことで「 健康的な栄養バランスを···」と考える先生、「 美味しい給食が食べたい···」という子供、 双方が満足できるように考えられているメニューが豊富です。
では学校給食特製『中華丼』のレシピ公開です(๑•̀ㅁ•́๑) ✧
もくじ
学校給食人気メニュー『中華丼』レシピ
材料(小学生一人分)
- サラダ油・・・・・・0.5g
- 塩・・・・・・・・・0.5g
- こしょう・・・・・・0.01g
- 酒・・・・・・・・・2g
- 砂糖・・・・・・・・0.3g
- 醤油・・・・・・・・4g
- オイスターソース・・0.4g
- 片栗粉・・・・・・・5.7g
- ゴマ油・・・・・・・0.5g
- だし汁・・・・・・・60g
- にんにく・・・・・・0.2g
- 生姜・・・・・・・・0.3g
- しいたけ・・・・・・0.8g
- 竹の子・・・・・・・10g
- 人参・・・・・・・・8g
- 長ネギ・・・・・・・20g
- キャベツ・・・・・・40g
- チンゲン菜・・・・・10g
- 豚肩肉(小間)・・・15g
- イカ・・・・・・・・10g
- むきエビ・・・・・・20g
- うずらの卵・・・・・10g
材料は全て小学生一人分の分量ですので、 これは目安として適当に人数分増やしてみてください。( 具材が少なすぎると作りにくくなります)
※ 大人一人分の量の目安は全ての具材に「×1.2」です。
下準備(野菜を切るなど)
① 野菜を切る
- にんにく・・・・・・みじん切り
- 生姜・・・・・・・・みじん切り
- しいたけ・・・・・・せん切り(長さ4センチくらい)
- 竹の子・・・・・・・せん切り(長さ4センチくらい)
- 人参・・・・・・・・せん切り(長さ4センチくらい)
- しいたけ・・・・・・せん切り
- 長ネギ・・・・・・・斜め小口
- キャベツ・・・・・・ざく切り
- チンゲン菜・・・・・ざく切り
- 豚肩肉・・・・・・・大きければ一口サイズに
- イカ・・・・・・・・大きければ一口サイズに
② だし汁
学校給食では捨てる野菜クズや肉の骨等を煮込んでブイヨンスープ を作りますが、面倒であれば水でも構いませんが、できればブイヨンスープがあればより美味しくなります。
③ イカエビの下準備
調味料で使う酒の半量をイカ、 エビにふりかけて臭みをとっておきます。( 使用時にはよく水気を切って使います)
④ 水溶き片栗粉
調理中に片栗粉に水を入れるのは面倒なので、少量のだし汁( または水)で水溶き片栗粉を作っておきます。( 使用時にもう一度かき混ぜて使います)
作り方
① 豚肉を炒める
弱火〜中火でサラダ油でにんにく、生姜を炒めます。
良い香りがしてきたところで豚肉を入れ、塩、こしょう、 酒を加えて豚肉にある程度火が通るまで炒めます。
② 人参を加える
豚肉に火が入ったら人参を加え、 人参に7割程度火が入るまで炒めます。
③ しいたけ、竹の子、イカ、エビを加える
人参がいい感じになったところで、しいたけ、竹の子、イカ、 エビを加えてイカエビにある程度火が通るまで炒めます。
④ キャベツ、チンゲン菜、だし汁を加える
イカエビに火が入ったらキャベツ、 チンゲン菜を加えてサッと全体に馴染ませるように炒め、 だし汁を加えてひと煮立ちさせます。
⑤ 調味料を加え、とろみをつける
ひと煮立ちしたら砂糖、オイスターソースを全量加え、 醤油を7割程度加えて混ぜながらひと煮立ちさせます。
醤油は熱を入れすぎると風味が飛んでしまうので、 最後の味の調節で加えるので少し残しておきましょう。
ひと煮立ちしたら水溶き片栗粉でとろみをつけます。
水溶き片栗粉は「グツグツ」と煮立っている中に「ドバッ」 と入れると全体に混ざる前に固まってしまうので、 弱火にして熱を落ち着かせてから全体を混ぜながら回し入れ、 片栗粉が全体に馴染んだところで火を強めると全体に均一にトロミ がつきキレイに仕上がります。
⑥ うずらの卵、長ネギを加える
とろみをがついたら、うずらの卵、 長ネギを加えて全体をかき混ぜながら馴染ませます。
⑦ ゴマ油を入れ、醤油で味を整え、完成
最後にゴマ油を加えてサッと全体を混ぜて味見をし、 残りの醤油で味を整えます。
ご飯の上にかけて学校給食特製『中華丼』の完成です。
今回は給食人気メニューランキング第7位の『中華丼』 の作り方を紹介しました。
子供の好きなお肉やうずらの卵、エビやイカを加えつつ、 さり気なく野菜も加えてみましょう。
子供が「中華丼うまい!」と喜んでくれたら、 次回は更に野菜を増やし、 子供の野菜嫌いを子供が気づかないうちに克服させることができま す!(^o^)/
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