学校給食『チャーハン&ピラフ』の作り方。人気メニューレシピ公開〜元調理員おすすめ献立〜

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こんにちは。元学校給食調理員の雲藤テルオです。
 
 
今回は給食人気メニューランキング4位の『チャーハン&ピラフ』のレシピを公開です!
 
特に今の子供には、ただの白飯よりも味の付いているご飯が喜ばれます。
 
 
家庭でチャーハンやピラフを作る場合には、どこの家庭でもご飯と具をフライパンで炒めて作ると思いますが、学校給食の場合には“ご飯と具を別に作って最後に混ぜ合わせる”という調理方法が一般的です。
 
学校では何故こういう方法の調理になるとかというと、単純に、何百人ものチャーハンを炒めるのはものすごく大変だからです。翌日筋肉痛で腕が動かなくなります!
 
 
ですがこの“ご飯と具を別々に作る”という方法は学校給食だけではなく、実は家庭でも便利な方法と言えます。
 
チャーハンやピラフの具を一度にたくさん作っておき小分けにして冷凍保存しておくことで、ご飯だけ炊けば後は具をチンして混ぜるだけで済みます。
 
お母さんが時間がないときには子供に「チャーハンの具はチンしてご飯と混ぜて食べてね〜♪」と書き置きを残しておくことで、ご飯は炊きたてなのでまるで作りたてのようなチャーハンを子供が一人で簡単に作ることができます。
 
具だけなので、レトルトのご飯でも簡単にチャーハン作れちゃいますしね!
 
 
ということで、早速レシピ公開です。
 
 

学校給食人気メニュー『チャーハン』レシピ

 
学校給食でもチャーハンやピラフは色々なパターンがありますが、今回は一番オーソドックスなものを紹介します。
 
基本のチャーハンレシピなので、これにキムチ等を加えることで『キムチチャーハン』にアレンジしたりもできます(^_-)-☆
 

材料(小学生一人分)

  • サラダ油・・・・1g
  • にんにく・・・・0.25g
  • 生姜・・・・・・0.15g
  • 鶏もも肉・・・・15g
  • ・・・・・・・0.4g
  • ・・・・・・・0.4g
  • 醤油・・・・・・1.2g
  • みりん・・・・・0.4g
  • 長ねぎ・・・・・15g
  • 人参・・・・・・5g
  • 玉ねぎ・・・・・5g
  • ピーマン・・・・8g 
  • ご飯・・・・・・160g
 
材料は全て小学生一人分の分量ですので、これは目安として適当に人数分増やしてみてください。(具材が少なすぎると作りにくくなります)
 
例えば鶏肉でしたら、一人15gとなってますので、大人ならば30gで家族4人で120g。小分け保存のためにこれを3回分作るのであれば360gに···。といった具合です。
 

下準備(野菜を切るなど)

  • にんにく・・・・みじん切り
  • 生姜・・・・・・みじん切り
  • 鶏もも肉・・・・小間切れ
  • 長ねぎ・・・・・粗みじん切り
  • 人参・・・・・・1センチ角
  • 玉ねぎ・・・・・1センチ角
  • ピーマン・・・・1センチ角
ピーマンの色を鮮やかに残し長持ちさせたい場合には、カット後に15秒程度下茹でしておくことで、色を鮮やかに長持ちさせることができます。
 

作り方

① 肉を炒める
強火〜中火の火加減で油でにんにく生姜を炒めます。
 
にんにく生姜の香りがしてきたら鶏もも肉を加え、も少し鶏肉の上から振りましょう。
 
も全量加えて炒めます。
 
② 野菜を炒める
鶏もも肉に火が入ったところで、人参玉ねぎを加えて炒めます。
 
長ねぎ、ピーマンは最後の方に加えますが、もし「野菜の食感を残したくない」という場合にはこの時点で加えてしまってもOKです。
 
③ 調味料を加え煮詰める
野菜がお好みの硬さの一歩手前くらいになったところで醤油みりんを全量加えます。
 
強火でひと煮立ちさせ、中火〜弱火で焦げに注意しながら煮詰めていきます。
 
 
 これから調味料を煮詰めていくので、味が濃くなりすぎてしまうことが心配であれば加減して入れてください。
 
 調味料を入れる前に野菜に「好みの硬さの一歩手前」まで火を通すのは、濃い調味料を入れるとそれ以上野菜が柔らかくなりにくくなるためです。
 
④ 残りの野菜を入れ、味を整える
汁気が煮詰まってきたところで残りの野菜のピーマン長ねぎを加えて炒めます。
 
調味料を残している場合には味を調整してみてください。
 
⑤ 完成
最後に入れた野菜がお好みの感じに火が通ったら完成です。
 
この具はご飯と混ぜ合わせるので味が濃くても大丈夫です。
 
具が完成したらご飯と混ぜ合わせてチャーハンの出来上がりです。
 
 
保存用に多めに作った場合にはジップロックやラップで小分けにして冷凍保存しておくことで、食べたいときにチンして炊きたてのご飯と混ぜ合わせることで出来立てのチャーハンがいつでも手軽に楽しめます♪ヽ(^。^)ノ
 
キムチ等を加えることで子供にも人気の『キムチチャーハン』にアレンジできます。
 
※ キムチ等の味の付いている具材を加える場合は他の調味料を加減してみてください。(キムチを加えるタイミングは③番で)
 

学校給食人気メニュー『ピラフ』レシピ

 
続きまして、ピラフの作り方です。
 
一番オーソドックスなピラフのレシピにしましたので、これにケチャップを加えれば『チキンライス』に、カレー粉を加えれば『カレーピラフ』にアレンジすることもできますヽ(^o^)丿
 

材料(小学生一人分)

  • サラダ油・・・・0.5g
  • にんにく・・・・0.3g
  • ベーコン・・・・5g
  • 玉ねぎ・・・・・15g
  • ウインナー・・・15g
  • 白ワイン・・・・1g
  • ・・・・・・・1g
  • こしょう・・・・0.02g
  • 醤油・・・・・・0.2g
  • ホールコーン・・3g
  • さやいんげん・・3g
  • 人参・・・・・・5g
  • 有塩バター・・・1g 
  • ご飯・・・・・・160g
 
これも同じく材料は全て小学生一人分の分量ですので、これは目安として適当に人数分増やしてみてください。(具材が少なすぎると作りにくくなります)
 

下準備(野菜を切るなど)

  • にんにく・・・・みじん切り
  • ベーコン・・・・1センチ角
  • 玉ねぎ・・・・・1センチ角
  • ウインナー・・・小口切り
  • さやいんげん・・小口切り
  • 人参・・・・・・1センチ角
さやいんげんの色を鮮やかに残し長持ちさせたい場合には、カット後に15秒程度下茹でしておくことで、色を鮮やかに長持ちさせることができます。
 

作り方

① 肉を炒める
強火〜中火の火加減で油でにんにくを炒めます。
 
にんにくの良い香りがしてきたらベーコンウインナーを加え、こしょう全量とも少し上から振りましょう。
 
白ワインも全量加えて炒めます。
 
② 野菜を炒める
肉に火が入ったところで、人参玉ねぎを加えて炒めます。
 
ホールコーン、さやいんげんは最後の方に加えますが、もし「野菜の食感を残したくない」という場合にはこの時点で加えてしまってもOKです。
 
③ 調味料を加え煮詰める
野菜がお好みの硬さの一歩手前くらいになったところで醤油を全量加えます。
 
強火でひと煮立ちさせ、中火〜弱火で焦げに注意しながら煮詰めていきます。
 
 
※ これから調味料を煮詰めていくので、味が濃くなりすぎてしまうことが心配であれば加減して入れてください。
 
※ 調味料を入れる前に野菜に「好みの硬さの一歩手前」まで火を通すのは、濃い調味料を入れるとそれ以上野菜が柔らかくなりにくくなるためです。
 
④ 残りの野菜を入れ、味を整える
汁気が煮詰まってきたところで残りの野菜のホールコーンさやいんげんを加えて炒めます。
 
調味料を残している場合には味を調整してみてください。
 
⑤ バターを加え完成
最後に入れた野菜がお好みの感じに火が通ったら最後にバターを加えよく混ぜれば完成です。
 
この具はご飯と混ぜ合わせるので味が濃くても大丈夫です。
 
具が完成したらご飯と混ぜ合わせてピラフの出来上がりです。
 
 
保存用に多めに作った場合にはジップロックやラップで小分けにして冷凍保存しておくことで、食べたいときにチンして炊きたてのご飯と混ぜ合わせることで出来立てのピラフがいつでも手軽に楽しめます♪ヽ(^。^)ノ
 
カレー粉(小学生一人分0.5g程度)を入れることで『カレーピラフ』に、ケチャップ(小学生一人分15g程度)を入れることで『チキンライス』にアレンジすることもできます。
 
※ カレーピラフの場合にはウインナーやベーコンを挽肉等に、チキンライスの場合にはウインナーやベーコンを鶏もも肉等に、さやいんげんをマッシュルームやグリンピース等に変更することによりそれらしくなります。
 
 
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今回は学校給食でも人気の高い『チャーハン&ピラフ』のレシピでした。
 
特に今の子供は単純な白飯よりも味の付いたご飯を好んでよく食べます。
 
この子供の「好き」「嫌い」に親が乗っかるのもどうなのか···、という意見もあるかと思いますが、逆にこれを利用し、小さく切った味付きの野菜を入れ込めば野菜嫌いの子供も食べてくれるでしょう。
 
そういう野菜嫌いの子供には野菜の食感をできるだけ残さないように柔らかく仕上げると良いかと思います。
 
 
現代は忙しいお母さんも多いと思いますが、単なる冷凍食品ではなく、こういった「具とご飯を分けて調理し食べるときにご飯と混ぜる」という、できるだけ出来立ての手料理という他の家庭とは違ったひと工夫を是非試してみてください!(^_-)-☆
 

給食の専門家が選ぶ人気の「学校給食レシピ本」

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やっぱり、子供の成長期に適した栄養と、ついでに子供が食の大切さも学べる、そんな人気のレシピ本を見てみたいな〜
 
このブログのレシピじゃ物足りなかった方には学校給食レシピ本がおすすめ!ヽ(^。^)
 
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正しいトイレの使い方
正しい手洗いの方法
 
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■ 安全な「アルコール」でノロウイルス予防

ノロウイルスには次亜塩素酸しか効果がないということで、危険と知りながらも仕方なく塩素系漂白剤で消毒を行っていませんか?
 
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ケイブランシュの詳しい内容はこちらから
 

■ 料理の「加熱」で食中毒予防

食中毒予防の最後の砦は料理の「加熱」にあります。
 
学校給食では全ての食材に火を通すことによって食中毒予防をしています。給食で「生野菜」ではなく「茹で野菜」にして提供する学校が多いのはそのためです。
 
料理を加熱する際の、
 
温度
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どこを
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などを詳しく解説しているこちらも参考に
 

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