学校給食調理員に就職を考える調理師が知っておくべき正社員の給料の話し

gakkokyushoku-5-1
  
こんにちは。元学校給食調理員のテルオ(@undoteruo)です。
 
学校給食調理員の1日の仕事の流れはこちらの記事で大体の流れを書いていますので参考に。

学校給食調理員の仕事内容と、求人見る前に知ってもらいたいアノ話し

2017.01.24
 
 
もう何度か「学校給食裏話」ということで、僕が学校給食で嫌いだったことを中心に書いてきましたが、今日はその流れで、学校給食の給料について話していこうと思います。
 
 
学校給食調理員として働こうと考えている方にまず、賃金の低さ、男女間の給料格差、サービス残業について知ってもらいたいと思ったので、僕の経験したことを話していこうと思います。
 




学校給食調理員正社員の給料

僕が学校給食に就職が決まるまで

 
僕は最初全くこの業界のことを知りませんでした。
 
病院、介護施設、大学等の学食や社員食堂、学校給食、
これらは同じくくりで僕は考えていて、その違いは全く知らないところから始まり、求人情報や面接を通して学校給食というものを知っていきました。
 
最終的に学校給食に就職が決まりましたが、それはたまたま学校給食を行っている会社に面接に行ったからに過ぎません。
 
 
学校給食に何となくでも就職を考えていて、その求人情報を調べたことのある方なら知っていると思いますが、「基本給16万円〜」との情報が多いと思います。
 
年も若くて全くの未経験だと「基本給16万円」になるでしょう。
 
 
僕の場合は最初、全くの未経験でしたが額面で約19万円でした。
 
何で19万円になったのか詳しくは聞いていませんが、おそらく僕の年齢と(当初29歳)、一応バイトでしたが、その調理経験を考慮されたのだと思います。
 
そこから色々引かれて手取りは最初17万円程だったと思います。
 
 
そこからのスタートでした。
 
 

学校給食調理員の給料は男女で最初から差がある

 
入社2〜3年後に女性の社員から聞いて初めて知ったのですが、どうやら僕の会社では最初から男女で給料に差があるようでした。
 
詳しくその金額は聞きませんでしたが、少なくとも、僕と同じ条件で女性だった場合、僕が19万円でしたから、16万円から19万円の間ということになります。
 
 
全ての給食会社がそうなのかどうかは知りませんが、少なくとも僕の会社はそうでした。
 
でも転職組の女性社員達の反応を見ているとおそらく、どの会社でもそのようです。
 
僕もその話を知った最初は「この時代にまだ男女間に差をつけるなんてことやってるのか!?」と思いましたが、徐々に「それは仕方ないことだな」と思うようになりました。
 
そんな考えになった大きな理由として、学校給食の仕事は肉体労働的な側面があるからです。
 
 
学校給食は少なくても何百人という給食を作る仕事です。
 
なので、その材料一つとっても、例えばキャベツ20キロとか、じゃがいも30キロとか、女性の力では対応できない重さになります。
 
「重い物を持たない代わりに他の仕事を女性に任せればいいだろ」
 
という意見があると思いますが、学校給食の仕事の場合、特に社員である場合、仕事の大半は調理の仕事になります。
 
重い食材を運び、大量の食材を大釜で調理し、一クラス40人程の料理(スープ等)を全クラス分に配缶(仕上がりの料理を食缶に取り分ける作業)し、一クラス10キロにもなる料理を運ぶ。
 
こんな仕事です。
 
大半が肉体労働です。
 
 
女性が肉体労働を避けるということは、掃除か書類仕事しか仕事がなくなってしまいます。
 
なので、男女で給料に差があるのはある意味仕方のないことだと思っています。
 
逆に男女の給料の差を無くせば、肉体労働を行っている男性社員から不満が出ることになるでしょう
 
 
その給料差に不満を漏らしている女性社員がいましたが、不満を言う割に重い物は持てません。
 
「それ以外にあんたに何ができるの?」
 
と言いたくなります。
 
 
僕も社員だったので、勿論「そうですよね〜」なんて話を合わせていましたが、本音では「いっぺん死んでこいよ」と思っていました。
 
 
これは僕が差別主義者なのではなく、肉体労働の場合、男女の給料に差を設けることが平等だと僕も考えます。
 
これが現実です。
 
なので学校給食に就職を考えている女性は、この現実をよく理解しておいてください。
 
闘いたいのであれば、頑張ってみてください。
 

スポンサーリンク

ボーナス3ヶ月分のからくり

 
僕はハローワークで求人情報を検索して面接へ行き、その会社に就職しました。
 
ハローワークの求人票には「賞与年2回3ヶ月分」との記載がありました。賞与とはボーナスのことですね。
 
 
僕は初めての就職でしたので、そのからくりは全く知りませんでした。
 
「1回につき3ヶ月分」だと思っていたのですが、どうやら違うようです。
 
「2回合わせて3ヶ月分」ということだったようです。
 
なので、「1回のボーナスは1.5ヶ月分」ということになります。
 
 
そして僕の会社にはもう一つからくりがありました。
 
求人票の給料の内訳を見ていると「a+b+c」なんて見たことはないですか?
 
「a(基本給)+b(技能給1)+c(技能給2)」なんてものを見たことないですか?
 
そして、賞与は❝基本給❞の3ヶ月分です。
 
 
「a(基本給 50000円)+b(技能給1 50000円)+c(技能給2 60000円)」
 
賞与年2回で基本給の3ヶ月分ならば、賞与1回で基本給1.5ヶ月分です。
 
つまり、1回のボーナスは75000円ということになります。
 
16万円の1.5ヶ月分ではありません。
 
 
新卒ならば学校で習うのかもしれませんが、僕は29歳で中途採用なため、そのからくりは知りませんでした。
 
 
これも、これから就職を考えている方は知っておいた方がいいですね。
 
よく見かける「a(基本給)+b(技能給1)+c(技能給2)」という、意味のよくわからない記載は、この賞与のからくりで必要なためにそんな面倒な書き方をしているんです。
 
 

学校給食調理員としての給料は手取り30万円にも届かない

 
「お金の問題じゃない!子供達の給食を作るのが夢なんだ!」
 
という漫画みたいなピュアな人間には関係ないでしょうが、学校給食調理員(民間委託)の場合、現場でどんなに出世しようと、月の手取りで30万円に届いているという調理員を、少なくとも僕は知りません。
 
この道何十年のベテラン調理員の定年直前の給料を聞いたことがありますが、30万円に届いてはいませんでした。
 
 
僕は学校給食で一つの会社しか知りませんが、おそらく給食会社の給料はほぼ横一列です。
 
携帯大手3社の料金プランと同じです。
 
どこかの会社が突出して高いということはありません。
 
給食会社同士仲良くやっています。
 
 
学校給食の現場には3パターンの社員が存在します。
 
一般社員、サブチーフ(副責任者)、チーフ(責任者)
 
この3段階しかありません。
 
勿論それぞれでもレベルの違いはありますが、役職としてはこれだけです。
 
なので現場でどんなに登りつめようと、チーフが最高位です。
 
そしてその最高位の給料は30万円に届きません。
 
 
これが学校給食の現実です。
 

スポンサーリンク

労働基準法は学校給食でも意外と守られていない

休憩時間

 
労働基準法では週40時間と労働時間が決められています。
 
学校給食の場合の労働時間は基本どの学校でも同じです。
 
7時から16時までの労働で1時間の休憩。1日実働8時間で週5日で40時間労働。
 
労働基準法の40時間ぴったりです。
 
 
ですが飲食店と違い学校給食の場合、給食提供の遅れは絶対に許されません。
 
給食委託会社が学校の授業時間に影響を与えることなど絶対に許されません。
 
しかし、給食の献立を作成する学校栄養士はそんなこと知ったことではありません。
 
作業工程の多い複雑な献立を平気でぶっ込んできます。
 
栄養士は、出来なければ出来る業者に代えるだけです。
 
 
そのため学校給食委託会社はなんとか給食提供時間を守るために、大変な現場へは応援体制をとります。
 
これが飲食店との大きな違いです。
 
人が少なければ人を補充します。そうしなければ契約が解除されてしまいますから。
 
 
ですが、人件費は無限ではありません。
 
できるだけ現場の人数でやりくりしなくてはいけません。
 
その場合どうするのかというと、
 
7時より早く出勤する
休憩時間を削る
 
ということをします。
 
 
「給食提供時間は絶対に守る」というのが給食委託会社にとっての義務ですから、そのために無理矢理にでも時間を作らなくてはいけません。
 
後片付けは二の次です。給食さえ無事に提供できれば後は16時を過ぎても構いません。
 
構いませんが、これもやりすぎると、あまりにも16時を過ぎてばかりいると、それはそれで評価が落ちてしまいますが。
 
 
その中で一番簡単なのが「休憩時間を削る」という方法です。
 
ちなみに僕の学校給食の経験で、しっかり休憩時間が1時間取れたというのはあまり記憶にありません。
 
たぶん僕の学校給食の仕事での平均休憩時間は30分くらいでしょう。
 
勿論1時間とれる場合も、まれですが、あることはあります。
 
しかし、休憩10分なんてこともいくらでもありました。
 
 
ちなみに、僕が経験した学校は全部で都内の4校でしたが、出勤時間が6時半という学校が2校ありました。
 
要するに、僕は毎日1時間の時間外労働を行っていたということになります。
 
勿論、時間外労働手当てなんて出るはずもありません。
 
 
僕は個人的に何かあった時のために全て記録を残していました。結局使いはしませんでしたが。
 
 
とりあえず記録を残しておくのはいい事です。
 
何かあった時に自分を守るためにも、記録を残すということは意味がありますので参考にしてみてください。
 
記録というのは別に日記で構いません。
 
意外と知らないかもしれませんが、日記というのは結構証拠能力があります。
 
 

研修は土日で行う

 
学校給食では基本的に平日は全て休み無くどの学校でも仕事を16時までしているので、会社の全体が集まる会議や研修は休みの土曜日に行います。
 
約3時間ほどの研修です。
 
勿論、これもお金は出ません。
 

スポンサーリンク

36協定

 
週40時間を超える時間外労働は別に違反じゃありません。
 
 
36協定(サブロク協定)というのをご存知でしょうか?
 
労働基準法第36条が根拠になっていることから、一般的に「36協定」という名称で呼ばれています。
 
労働基準法第36条とは何なのかというと、
「労働者は法定労働時間(1日8時間週40時間)を超えて労働させる場合や休日労働をさせる場合には、あらかじめ労働組合と使用者で書面による協定を締結しなければならない」と定められています。
 
 
要するに、労働組合と使用者で書面による協定を締結していれば時間外労働が認められるんです。
 
勿論この場合も、時間外労働手当を労働者に払わなければいけません。
 
 
僕の会社の場合は、この協定を締結しているのかも、そもそも労働組合が存在するのかも知りません。調べていませんから。調べれはすぐにわかることですが。
 
でも、この協定を締結していたのだとしても、時間外労働手当が無かったことは事実です。
 
 
なぜこれを僕も含めて誰も問題にしないのかというと、
①面倒
②会社に嫌われる
この二つの理由で誰も問題にしないんです。
 
36協定のことなんて持ち出す人間は会社にとっては「面倒なヤツ」ってことになります。
 
現実、学校給食には時間外労働があり、その手当も貰えませんが、飲食店に比べたら遥かにマシな労働環境です。
 
土日は休みだし、春休み夏休み冬休みまであり、会社へ届け出を出していれば副業も認められています。
 
こんな、飲食店と比べれば遥かにマシな労働環境で、僅かばかりの時間外労働手当のために会社と争うなんて労力を使うのは面倒なことです。
 
なので誰も問題にしないんです。
 
 
僕も会社と面倒は起こしたくなかった一人です。
 
ただ、「こうして会社に労働力を搾取されている」ということは知っておくべきです。
 




テルオ的まとめ

 
今日は学校給食調理員として働こうと考えている方に、賃金の低さ、男女間の給料格差、サービス残業についての話をしてきました。
 
 
学校給食の仕事の一つの特徴として、休憩時間が1時間とれる現場は稀だというのがあります。
 
はっきり言って1時間はとれません。
 
そして、そのことを誰もあまり問題にしません。
 
理由は、会社や学校と話すことが面倒だからです。
 
これは健全とは思えませんが、まぁ、もう調理員を辞めた僕としては知ったこっちゃないわけです。
 
現役の人達が搾取されたいのであれば好きにしてください。
 
 
ただ、これから就職しようと考えている方は、知っておいた方がいいのではないでしょうか。
 
 
 

自由に生きるために役立つ書籍の紹介!

 
僕が仕事を辞めて「自由に生きよう」と思った際に参考にした本があります。
「だいぽん」さんという方が書いている 「自由な人生を手に入れる教科書」という本です。

僕は、学校給食という仕事が嫌になり、やりたくもないのに訳の分からない会社の指示に従ってただ仕事をこなす人生が嫌になり、「人に雇われずに自分で稼ごう!」と思って仕事を辞め、このブログを始めました。
 
普通の人だと、そんな嫌な仕事は早く忘れたく、記憶から抹消したい経験だと思いますが、僕はその早く忘れたい嫌な経験を新しい人生に活かしています。
 
何が言いたいのかというと、「どんな経験も、例えクソみたいな経験であっても、決して自分の人生において無駄にはならない」ということです。

無駄な経験なんてないのであれば、人がやらない少数派の道を進むことの方が、はるかに人生役に立つはずだと僕は思っています。
 


僕みたいにブロガーとしてだけではなく、「自由に生きたい!」と考えている全ての人に役に立つ内容です。
今なら無料でダウンロードできるので、とりあえずダウンロードしておいて暇な時にでも読んでみてください。
 
企業に属する人生がいかに無駄なことなのかを知ることになるので既に会社に魂を売って全てを捧げる人生を決めている人はダウンロードしない方がいいですね!
 
「自由な人生を手に入れる教科書」無料ダウンロードはこちら→無料ダウンロード
自由な生き方について書いているだいぽんさんのブログはこちら→「僕は雇われずに生きていこうと思った」
 
 

ABOUTこの記事をかいた人

福島県出身。高校を卒業後東京へ。 東京で愛する女性に出逢い30歳で結婚しました。 僕の経験を元に、恋愛や結婚は勿論のこと、仕事の考え方や人間関係、教育に至るまで、「幸せに生きる」とは一体何なのか。 誰にも搾取されずに幸せに生きるための方法をお届けしていけたらなと思います。