父の自殺後、僕以外に2人の娘がいることが判明した話【父の自殺番外編①】

chichinojisatsu-4-1
 
 
こんにちは。父の遺品は何一つ持ち帰らなかったと言ったが、ちゃっかり遺産でバイクの免許を取ったテルオ(@undoteruo)です。
 
 
前回までの内容はこちら
 
今日は、父の自殺後に判明したお姉ちゃん2人についての話です。
 
父には僕以外に娘が2人いました。それを僕は21歳で初めて知りました。
 
 
ちょっとこれ、酷くないですか!?(笑)
 
 
今でも、「もしかして夢だったんじゃないか!?」と思っているくらいです。
 
 
今日は、そんな父の死後判明した子供三人による遺産30万円をめぐる骨肉の争いについてのお話。
 
ちょっと話盛りました。別に❝骨肉の争い❞でもなんでもありませんが(笑)。
 

父には僕以外に2人の娘がいた

 
僕の両親は実は、お互いに離婚歴があり、以前の相方との間にお互い共に子供がいます。
 
母の方には僕以外に息子と娘が一人ずつ。父親に引き取られました
 
父の方には僕以外に娘が二人。母親に引き取られました。
 
なので、僕の両親の以前のそれぞれの子供は全て以前の相方に引き取られているので、僕としては一人っ子として育ちました。
 
 
 
この父の娘の話。実は、僕がそのことを知ったのは、父の死後数ヶ月が経ってからでした。
 
 
僕は両親の離婚後母親と暮らしていました。なので、母の方の子供の話はよく聞いていました。
 
母の方の子供二人は、父親からは「お母さんは死んだ」と聞かされて育っていると言います。
 
しかし、僕の母親は本当にバカというか···、別れた以前の旦那との「子供には母親は死んだと教えているので会うな」との約束を破り、まだ幼かった小学生の僕を引き連れて娘に会いに行ってしまうという悪行を働くことになります。
 
 
あ、このエピソードも面白そうなのでそのうち書こうかな(笑)。
 
今日はとりあえず僕の父親の娘とのことについて書きます。
 
 
 
父の死後、数ヶ月くらい経ってからでしょうか、「雲藤の娘」と名のる人物から突然電話がかかってきました。
 
はぁ?···
 
 
誰かのイタズラだと思いました。
 
いや、思いますよね?普通(笑)。
 
 
その後すぐに母親に電話して確認しました。
 
確かに父には娘が二人いるという。
 
 
なんで隠してたの!?···
 
 
母は特に隠していたわけではないし、僕に言ったこともあると言っていました。僕は全く記憶になかったが、まだ幼く興味もなかった僕は聞き流していたのかもしれません。
 
 
とにかく、突然僕にはお姉ちゃんが2人できました。
 
あ、突然ではないか。既に母の方には娘がいたんだった。
 
 
 
肝心の要件とは、父の銀行口座には少しばかりの現金が残っているのだと言います。
 
このまま何もしないで放っておくと、行き場の失ったそのお金は国に吸収されてしまうんだとか。そしてその現金を引き出すためには、父の子供三人が揃わないといけないのだと言います。
 
そこで、父の死後、初めて僕達きょうだい三人が顔を合わせることになりました。
 
 
 
ここまで書いてて思うんですが、僕って結構、複雑な家庭環境だったのだと思います。
 
  

遺産30万円をめぐり、初めて三人が顔を合わせた

 
そんな話すこともないし、もう面倒なんで、父の口座のある銀行で待ち合わせました。
 
僕達きょうだいが初めて顔を合わせたのは、東邦銀行湯本支店の駐車場です。
 
ドラマのようなレストランじゃありません。
 
 
そして、「実は僕が片想いしている彼女だった···」なんてドラマのような展開を少し期待していましたが、現実は、二回り以上年上のおばちゃんでした。
 
きょうだいと言っても、僕とはだいぶ年が離れていました。僕は父が40台後半の頃の子供なので、僕は21歳、他二人の娘はもう40台後半のおばちゃんです。
 
そのおばちゃんの子供が僕と同い年くらいでした。
 
その子供の運転で僕のお姉さんは現れましたが、その子供は明らかにヤンキーでした。
 
関係ありませんが。
 
 
兄妹とはいっても、僕からしたら、「お母さん」としか思えません。それくらい歳が離れていました。
 
ドラマのような展開は何もありません。三人共カネにしか興味ありません(笑)。
 
 
名前も顔も知らないので「はじめまして」から始まりました。
 
めでたく父の遺産(30万円)目当てに出会った三人は、早速銀行の奥の部屋へと通されました。
 
手続きは簡単なものでした。
 
もう忘れましたが、親子の証明みたいな書類を持っていったと思います。それでサインして終わりです。
 
現金がすぐに支払われました。
 
その現金を早速携帯の電卓機能で3で割って、それぞれ10万円とちょっとを持ってお別れとなりました。
 
 
その二人も❝父の最後の場所❞には行ったんでしょうか。わかりませんが、特に父のことに関して何かを聞かれることもなく、「さようなら」しました。
 
抱き合って泣きじゃくるといったような、ドラマのような展開は一切ありませんでした。
 
 
たぶん、もう二度とその二人には会うことはないでしょう。
 
顔も名前も電話番号も住所も、全部忘れました。
 
もし会うとしたら、僕が超人気売れっ子芸能人にでもなった時でしょう。「きょうだいなんだ!」とか言いふらす時でしょう。
 

僕の取り分10万円でバイクの免許を取った

 
父の遺産10万円ちょっとのお金で、僕は以前から欲しかったバイクの免許を取ることにしました。
 
テレビドラマ「ビューティフルライフ」でキムタクが乗っていたTWに憧れていた僕は、すぐに何の迷いもなくバイクの免許費用に父の遺産全てを使いました。
 
免許取得後憧れだったTWを一年ほど乗り回しましたが、カスタムにお金がかかりすぎる為売ってしまいました。
 
でもまたいつかバイクに乗ってみたいなと思っています。
 
 

親の形見はバイクの免許になるのか

 
父の遺品は何も持ち帰らなかったと言いましたが(車内から発見された❝大人のアレ❞もその後どうなったのか知りません)、遺産で取得したバイクの中型免許は、もしかしたら唯一の形見?なのかもしれません。
 
免許証を見て父を思い出すことはありませんが···
 
いや···チョッ、まてよ···
 
 
父が自殺したのは車の中で···
 
形見が免許だと···
 
何か不吉な予感がしてきました!
 
 
事故らないように気をつけなくちゃな!
 
 
あ〜!くわばらくわばら!
 

友達の父親の遺品のエロDVD(無○正)を貰った話

 
ここからは全く僕の父親の死とは関係ない話なんですが、「父の遺品」で思い出した話があります。僕の友達の父親が亡くなった時の話です。
 
 
友達のお父さんが亡くなってからしばらくしてその友達の家へ遊びに行った時のこと。父親の遺品を整理していたら「エロDVD」が出てきたのだと言います。しかも無○正の。
 
「何枚かあげるよ」ということなので、これもまたお父さんの遺品のノートパソコンで、何枚もの遺品の無○正DVDを再生して吟味して、遺品のエロDVDを3枚ほどいただきました。
 
一応、位牌に手を合わせて遺品の一部を譲り受けたことを報告させてもらいました。
 
 
お父さん。無○正DVDはいただきました。あの世では魂になって好きなだけ女風呂でも楽しんでください。
 
 
 
大人のアレといい、無○正DVDといい、男が死ぬとエロいものがわんさと出てきます。
 
そういうものはできるだけ一緒に棺桶に入れてあげてください。一番喜ぶかもしれません(笑)。
 
 
 
おわり。