こんにちは。テルオ(@undoteruo)です。
第9話を見て、学校給食経験者のテルオの率直な感想です。
なんか、
視聴率良くないらしいね!
第9話あらすじ
「どういうこと?」
ラ・キュイジーヌ・ドゥ・ラ・レーヌの総料理長 奥寺健司(豊原功補)が星光子(天海祐希)
世界的料理雑誌が主催するレストランの格付け「
「私のレシピを使うなら完璧にしてよ」
しかしこのままでは、審査基準の “料理の独創性” をクリアできないと言う奥寺。
「オーブンを200度から250度に変える時間、
そのタイミングを奥寺は掴んでるはずだと言う光子。
「頭で考えすぎよ」
「料理作ってて楽しい?」
「自信持って楽しんで作りなさいよ」
光子が敵のはずのラレーヌの奥寺にアドバイスをおくる。
一方三つ葉小学校では「地産地消キャンペーン」
地元で取れた野菜を使った給食を作るというキャンペーン。
キングオブ残食率。
その独特の苦味から “残食王” の異名を取るという。
「残食王楽しみじゃない!」と光子はなぜか楽しんでいる様子。
「
セロリ農家の人も荒木に期待を寄せる。
そんな時、荒木に一本の電話が⋅⋅⋅。
荒木の呼び出しを受けて調理員全員が荒木の店に集まっていた。
三つ葉小学校の給食は、
各学校毎に調理する自校方式の給食が無くなり、
どの学校でも調理室の老朽化や経費の問題を抱えていて、
「センターで作ってそのまま配送なんて、
「お客様の最高に美味しいという笑顔、それがゴールでしょ!
光子は納得がいかない。
「俺達はクビ⋅⋅⋅」
センター方式へと移行すれば調理員は民間に依託されることになり
「これからどうしたらいいの?⋅⋅⋅」
「市が決めることだから俺達がどうこうできる問題じゃない⋅⋅⋅
栄養士の荒木にもなす術はない。
「私の作った三種の神器のトゥルト。オーナーはどう思いました?
「完璧じゃない」
完璧じゃないと言うオーナーの篠田章吾(小泉孝太郎)に奥寺は、
「あの人はやはり最高のシェフです」
「下処理終わってるから」
今日も光子は一人朝早くから仕事をしていた。
調理補助の小松稔(荒川良々)
他のメンバーもショックで仕事に全く身が入らない。
「今日はいつにも増してポンコツじゃない!」
「お客様にお店の都合は関係ないでしょ!
光子の激が飛ぶ。
「俺達は子供のことよりも自分のこと考えなきゃいけないんだよ⋅
光子が深夜に荒木の店へ顔を出す。
調理補助で光子の娘の高山晴子(川口春奈)も呼び出し、
セロリのコンソメスープ
セロリと魚介類のパスタ
セロリとトマトと牛肉の煮込み
「うまい!なんだこれ!?」
「セロリじゃないみたい!」
荒木と高山も絶賛のセロリ料理。
「コレ予算にハマってんのか?」と聞く荒木に対して、1人1500円くらいと答える光子。
「ハマってないじゃないか!」
「ハマってないんだったらあなたが考えてハマるようにしたら?
「わかった考える」と応じる荒木。荒木は朝まで試作を繰り返す。
「星野シェフのアドバイスで作った三種の神器のトゥルトです」
「これはうまい!
「⋅⋅⋅しかし、完璧じゃい⋅⋅⋅これじゃ三ツ星は取れない」
篠田の感想に「私もそう思います」と答える奥寺。
つまり、
「星野光子の代わりには誰もなれないんです⋅⋅⋅」
一方荒木の店では、荒木と光子が試作を繰り返していた。
セロリと鶏肉のロール焼き
いける
でも味が単調
ソース変えるのはどうだ
パセリみんじん切りにして混ぜるのはどうだ⋅⋅⋅
そしてセロリ給食当日。
荒木も高山も光子と共に朝早くから調理をスタートする。
「セロリ嫌いだけど楽しみ!」
「どれも苦手だったけどいつも美味しかったから!
「この学校の給食なくなるって本当ですか?
「悲しい⋅⋅⋅」
「もう食べられなくなっちゃうの?」
子供が苦手なセロリの献立だが、
そしてまた、
「ちゃんこではシメで雑炊にチーズを入れることあったんだけど、
「チーズ⋅⋅⋅チーズを混ぜれば更に美味しくなる!
「最高に美味しくするには手間を惜しんじゃいけないんだよ!」
今まで料理の提案などしたこともなかった小松の発言に驚く光子。
小松だけではなく、
そして給食が完成する。
今日の献立は、セロリと具だくさんコンソメスープと、セロリと鶏肉のロール焼きホイル包み。
「残せるもんなら残してごらんなさい!」
「私⋅⋅達が作った最高のセロリ汚名返上給食!」
「なにこれ!?」
「これがセロリ!?」
「こんなの食べたことない!」
「セロリってこんなに美味しいんだね!」
「美味しいねこのセロリ!」
「セロリ残食王の汚名返上いたしました!」
セロリ農家のおじさんも教室へ招かれる。「みんなでお礼を言いましょう!」
「ありがとう最高に美味しいです!」
「
セロリ給食は大成功し、少ない残食率の結果に喜ぶ給食メンバー。
そこへ「大変です!子供達が!⋅⋅⋅」
子供達が給食を残してほしいと校長に直談判していた。
「この学校の給食残してください!」
「またナポリタンが食べたいです!」
「これからも給食作ってください!」
それを聞いたTVプロデューサー矢口早紀(友近)
「
地元で作った食材を使って、
給食の地産地消イベントを開き、
「他の生産者にも声をかけて全面的に協力するよ!」
セロリ農家のおじさんも協力するという。
どうせならクリスマスイベントにしましょう!絶対にウチの給食なくさせないぞ!
給食を残そうと、一致団結して盛り上がる三つ葉小学校であった。
そんな三つ葉小学校の光子の元へ、突然篠田が現れる。
「三ツ星の総料理長として戻って来てくれなか」
ドラマと現実の違い
今日も前回に引き続きスープの配缶の食缶を素手で扱っていました
僕の経験上絶対にあり得ないことですね。
給食センター移行について
今回は各学校内で給食の調理を行う自校方式給食が、
東京以外の地域ではこういうことがあるのかもしれません。いや、
しかし、少なくとも東京都では、
区にもよるとは思いますが、
世田谷区では学校の改装や建て替えを進めています。
例えば給食調理員は、
外で上着と帽子を脱ぎ、中へ入り前室でズボンを脱ぎます。
それからトイレの扉を開けて便座カバーを上げてから便座へ腰を掛
用を足したら便座へ腰を掛けたそのままの姿勢で手を洗います。
それから下着を履き、便座カバーをし、水を流します。
前室の扉を開けてズボンを履き、外へ出て帽子をかぶり、
この後調理室へ入る場合にはまた調理室入り口の前室で手を洗いま
これらを順番通りに行わなくてはいけません。
古い学校の施設だと構造上の問題でこの手順を守れないわけです。
一番の問題が、便座に座ったまま手を洗うという工程です。
古い学校だと無いんですねそんな設備。
ですが世田谷区の場合、
ということは、
ですので世田谷区の子供達はご安心ください。
作業時間について
今日はいつにも増して作業工程の多い給食でした。
「セロリと鶏肉のロール焼きホイル包み」
実際にこの献立を作るとしたら、本社から3~
それだけ通常ではあり得ない作業工程の多さです。
鶏肉に薄焼き卵をのせてその上に具をのせて包んでオーブンで焼き
薄焼き卵とさらっと言っていますが、
フライパンで1人分ずつ焼いていたのではこれの何倍も時間がかか
それから焼き上がったものを切らなくてはいけません。
それを肉に乗せて他の具材を乗せて丸めてオーブンで焼くわけです
あれだけの大きな肉巻きですから、
チーズは溶ければいいので、
でも全ての人数分を1度で焼けるわけではないので、
ちなみに学校給食では、
ですので、2回目の焼き作業でチーズを溶かすだけなのであれば(
温度確認をしておかなくてはいけないということは、
ですので、三つ葉小学校の給食時間は12時からなので、
焼き上がれば終わりというわけでもありません。クラスの人数を数えての配缶作業も待っています。
更によく見るとそれ以外にサラダ、スープ、リンゴ、
リンゴを300人分切る作業を小松1人で行っていました。
パンはそのまま配缶すればいいわけですが、
ですので、
この数える作業だけでも早くても40分はかかるでしょう。
サラダもあります。
学校給食のルールでは、
火を通すということはサラダの野菜は火を通せば仕上がりなわけで
それに、サラダですから、冷やさなくてはいけません。
僕の以前の職場の学校では真空冷却機というものを使っていました
これがあれば入れて放っておくだけで設定した温度まで30分程度
更にサラダのドレッシングも10時以降にしか仕上げられませんし
これははっきり言って
無理ですね
無理だよそんなの!出来るわけねーよこんなの!!
献立の変更について
このドラマちょくちょくあるんですが、
通常はあり得ないことです。
調味料を増やしたり減らしたりすることはありますが、
事前に保護者に配布している給食だよりのカロリーとか使用食材が
通常はこういうことはありませんね。
ましてや、
今後の展開予想
もうそろそろ大詰めですね。
「ウチの店に戻ってきてくれ」なんて、
多分光子は戻らないだろうと予想します。
だって光子はお店のために料理を作っているわけではないですから
三つ葉小学校の給食もきっと残るんでしょう。
テルオ的視点で見る食育
学校運営って税金ですよね。
学校内で給食を作るのが理想ではありますが、
三つ葉小学校の給食の必要性を訴えるとか言っていますが、
利益を生み出してみてはどうかと思うんですが、
「子供達の笑顔」とかいう、
こんな僕でも、
でも良いからと言って、「子供達の笑顔」