【第2話】天海祐希主演 シェフ「Chef 三ツ星の給食」学校給食調理経験者テルオの感想!

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おはようございます。テルオ(@undoteruo)です。

第2話を見て、学校給食経験者のテルオの率直な感想です。

人件費の概念ないのか!?

 

第2話あらすじ

 

前回散々な目にあった光子だったが、皆の予想に反し「辞めることを辞めたの」と、出勤してきた星野光子(天海祐希)。

調理前ミーティングで荒木平介(遠藤憲一)から今日の献立が発表される。
「全然ワクワクしない」と光子の言葉に対し、「胸を膨らませるのではなく腹を膨らませることを考えろ」と言い放つ荒木。

厳格な衛生ルールに従っての仕事の進め方に戸惑う光子であったが、一方で荒木や小松稔(荒川良々)達調理員は黙々と作業をこなしていく。

調理が始まると、「肉がたりない」と肉を追加しようとする光子だが、決められた分量しか発注していないので肉はない。1食640キロカロリーと決められているので余分な食材は発注していない。
その後も光子は勝手に塩を加えようとしたりするが、ことごとく止められてしまう。一人あたりの塩分量2.5グラムと決まっているのだ。
そんな光子を矢口早紀(友近)は面白そうに見つめていた。
案の定、出来上がった給食は光子にとって「美味しくない」ものであった。

そこへ、新人調理員として高山晴子(川口春奈)がやってくる。
「子供達に最高の料理を食べさせる」と言う光子に「あなたには子供を満足させる料理は作れない」と言い放つ高山。

そんな光子に念願のレストランシェフの話が舞い込む。
フランスのファッションブランド、ミッシェルブランショの金沢(西村和彦)が新しくオープンさせるレストランのシェフを光子の頼みたいと直接オファー。
光子にオファーした金沢であったが、一つ問題があると言う。
ミッシェルブランショの社長が、食中毒事故を起こした光子をシェフに招くことに懸念を抱いているという。
しかし、子供達に「美味しい」と言わせることができれば社長の考えも変わるのではないかと言う金沢。
光子は「やってやるわ」と意気込む。

美味しい給食を作りたい光子は、野菜は全て手切りで、下準備にも時間をかけたいと言うが、学校給食の前日調理は衛生上禁止されている。
それならばと、出勤時間を3時間早い5時にしろと言う光子に対して「お前一人でやれ」と言われてしまう。

今日の給食はサンマの生姜煮。
出勤してきた荒木や小松に子供達から「サンマ美味しくないから嫌い」と言われ苦々しい表情の面々。
調理場には既に光子の姿があった。
野菜の切裁からサンマの下ごしらえまで、朝早くから出勤して一人で行ったと言う。「一人でやれって言ったでしょ」

完成した光子のサンマを味見した荒木は、驚きの表情。検食をした校長も驚きの表情。
そして給食は子供達の口へ。
「こんなの食べたことない!」「美味しい!」と、子供達が光子の料理を絶賛。

こうして残食率も減り続け、子供達に「美味しい」と言わせることができた光子は、学校へ迎えに来た金沢と共に学校給食の仕事を辞めてシェフになるために三つ葉小学校を後にしようとするが・・・

「今日の給食おいしかったよ!」と言う子供達の言葉に満足そうだが、
「コンビニでウマチキ買って帰ろうぜ!あれ最高にうまいよな!」と言う子供の言葉に表情が変わる。

光子は金沢に「そちらのレストランに行く話はなかったことにしてください」と言う。
何かが足りないと思っていた光子。
「私の料理は“美味しい”んじゃない!“最高に美味しい”のよ!」

「美味しい」ではなく、「最高に美味しい」と子供達に言わせるまで給食を作り続けると言い放つ光子であった。

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ドラマと現実の違い

 

予算、栄養価、衛生、全て満たした上で子供達に「美味しい」と言わせることに成功した光子だが、人件費の問題は完全に無視されているようだ。

学校給食の委託業者は入札方式で決定される。より少ない金額を提示した業者が選ばれるわけである。
そんなわけで、給食調理員の月収は破滅的に少なく、全調理員が毎日3時間も時間外労働をしていては赤字になってしまう。
しかも、校舎内に入れる時間も学校によって厳しく決まっているし、食材の納品業者も1校だけではなく何校にも納品しているわけで、そんな早くに食材を納品できるはずもない。
ドラマのようにあんな時間に校舎へ入ればALSOKがすっ飛んできます!

しかし、光子のように「金の問題ではない」という人間ならば、「全ては美味しい料理を作るため」という人間であれば、現実でも可能であろう。
時間外労働の給料は全て返上し、熱意を持って入室時間も学校側と交渉し、納品業者のスケジュールも交渉すれば、現実でも可能かもしれない。
しかし、光子のように、その先の野望や夢がある人間に限られる。学校給食が全ての調理員にとって、それは現実ではあり得ない。

賃金が少ないのは受け入れよう。
その代わり、定時出勤定時退勤が大前提と考えるのが現実の調理員の一般的な考え方であろう。

もう1つ言えば、子供は出された食事は
黙って食え!というのが僕の持論でもある(笑)

一つ言い忘れていましたが、生魚の常温放置も禁止です。

 

今後の展開予想

 

2話目にして早くも周りの人間も光子に魅了されてきましたね!

皆学校給食では諦めていた「美味しい料理」というものを、光子は作ろうとしています。これから調理員の面々も徐々に光子に協力していくでしょう。

まだチラッとしか登場していませんが、アレルギー食の話も今後出てくるのではないでしょうか。
せっかく学校給食がテーマのドラマなのにアレルギー問題スルーなんてもったいないですからね!

一つ気になるのは、星野シェフ、食事に牛乳合う合わない問題は放置でしょうか。
星野シェフの料理への向き合い方から言って、サンマの生姜煮に牛乳という組み合わせは許しがたいと思うのですが。
いわゆる“給食の牛乳問題”にも手を付けてくれるでしょうか?
難しいでしょうかね。
頑張ってみてほしいですが。

それと、何かとつっかかる高山は、おそらく光子の捨てた子供であろうと予想します。

おそらく僕の考えでは・・・
誰もがそう予想しているでしょう。

 

だってそれしか考えられないよね。
ただの、光子が生理的に無理な女子大生でしたなんて
プロデューサー頭どうかしてるんじゃないの!?て話ですからね。

高山は、夜間コースの大学なんでしょうか?
(通常、テスト休みなど欲しがる学生は学校給食では採用しません)
(通常、あんな可愛い女の子は給食室にはいません)

テルオ的視点で見る食育

 

「サンマはマズイから嫌い!」とは・・

一体何事だ!!

 

昔の子供が「サンマは臭いから食べられない」なんて言ったでしょうか。
食が豊かになって、生臭い魚は食べられないと言う子供のゆとり味覚に合わせる。
これのどこが教育なのでしょう。

海外に出ていったらホント苦労しますよこれからの日本人。

日本の教育は「子供のため」なんてウソですね。

完全に「親のため」です。

 

「子供が魚が臭くて給食食べられないじゃないか!」

いや、食べるよう教育してくださいお母さん

僕が校長ならこう言いますが。

 

「子供がお腹空かせて帰ってくるんですよ!」

いや、ウマチキ買い食いしてるから大丈夫ですよお母さん

僕が校長ならこう言いますが。

日本の教育は完全にマザーファーストですね。

 

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