送別会「プレゼント代強制徴収」に去年異議を唱えたら今年ハブられた話

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悪意なく人からカネをむしり取ろうとする善人ぶったヤツに、ムカつくことってありませんか?
 
 
こんにちは。バイト歴19年目のスーパーバイトリーダー雲藤テルオ37歳です
 
当ブログ毎年恒例送別会プレゼント代強制徴収記事ファンの皆様、お待たせいたしました。今年も送別会の季節がやってまいりました(^o^)/
 
今回の記事は、 
バイトの卒業生の送別会のサプライズプレゼント代を強制的に集金することに対して「それはちょっとおかしくありませんか?」と異議を唱えた人間の翌年の扱われ方はこうなります。
そこから学んだ僕なりの答えを教えるので参考にしてみてね(^_-)v
という内容です。
 
職場や学校などでお金の強制徴収に疑問を感じ、なんなら、これから異議を唱えてみようかと考えている方は僕が3年間を通して学んだ強制徴収に対する答え」を参考にしながらやってみてください。
 
 

「送別会プレゼント代強制徴収」とは?

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まず、僕がこれまで記事にしてきた送別会プレゼント代強制徴収」というものについて簡単に説明しておきます。
 
 
アルバイトというのは学生が多いので、毎年就職で卒業していく人が必ず何人かいるものです。
 
ただ辞めるのではなく就職ということなので、「従業員一同」ということで何かサプライズでプレゼントを渡すのが、どこの職場でも一般的でしょう。
 
僕のバイト先でも「皆から500円を集金し、プレゼントを買い、サプライズで渡す」というのが毎年恒例となっています。
 
それはまぁいいのですが、その500円というものが毎年当たり前のように強制徴収されることに疑問を感じた僕は「ちょっといい加減にしてくれたまえよ」ということで、一人勝手に払わないという方法をとったのが、2017年のこと。
 
そしてこの時に、僕が500円を払わない理由を仲の良い数人のバイト仲間にしか話さずに放置したせいで、翌年も引き続き強制徴収となってしまったことに責任を感じた僕は「バイトリーダーとして一石を投じなければ!」という思いでグループLINEに爆弾を投下したのが、2018年のこと。
 
詳しくは↑の記事をご覧いただければわかりますが、ここで僕が投下した爆弾について簡単に説明すると、
  • 500円は任意であるはずなのに強制的な集金になってるのはおかしくない?
  • そもそも500円という金額の理由はなに?
  • 品物は誰がどうやって決めてるの?
  • べつに品物だけが「気持ち」じゃないんじゃない?幹事をやるのであれば、こういった経緯を明確にし事前に手順をきちんと考えてみてね。他人からお金を集めるというのはそんな簡単なことじゃないんだよ。テヘ
と、こういう内容でした。
 
 
そして僕が強制徴収問題を考えはじめ爆弾を投下したりしながら迎えた3年目の2019年。今年の送別会はどうなったのか。
 
こうなりました↓↓
 

2019年も強制徴収!

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例年であればそろそろ送別会の話が聞こえてきてもよさそうな頃なのに、今年はまだそういう話が僕の耳には入ってこないので、たまたま仕事が一緒になったわりと仲の良いバイトの後輩に「今年は送別会やらないの?」と聞いてみた。
 
すると「いや、やりますよ」との答え。
 
なので「今年はプレゼントとかやらないの?」と僕が尋ねると、「いや、やりますよ」との答え。
 
なので「今年はいつもみたいに500円とか集めないの?」と僕が尋ねると、「あ、集めてますよ」との答え。
 
「ん?」
 
「オレ知らないけど」と言うと、言いにくそうに言葉を選びながらこう言われた。
 
「あ、、なんか、、僕はちょっと詳しくは知らないんですけど、、500円は払ってもらえなそうな、そういう人には話してないみたい、、ですね」
 
「“そういう人”っていうのは?」
 
「あ、、テルオさんですね」

 

3年目のPOINT!
バイトリーダーテルオ、ハブられる。
 
出る杭は打たれるのではなく、今の時代はハブられるようだ。
 
たぶん傍から見たら「不気味な薄ら笑い」と見えるだろう表情を僕は浮かべつつ、今年も去年同様(僕は招待されていない)グループLINEで送別会の話が回ってきたということなので、ちょっとその流れてきたという文面を見せてもらった。
 
1人500円を集めます。送別会に参加できない方もご協力お願いします。
 
つまり、こういうことのようです。
テルオさんは思ってた以上になんか面倒なヤツだということが去年判明したので、今年はテルオさんには内緒でプレゼント代を集めよう(^^)/ 勿論お金は強制徴収ね。全員払ってね(^_-)v
 
500円を払わなそうな僕には最初から声をかけないことにしたみたいです(・.・;)
 
「面倒なヤツには最初から内緒に」ってのは、あまりにも安易すぎる···。
 
しかもその企画の中身を聞いたところ、今年も我が店伝統の強制徴収」とのこと(°ー°〃)
 
3年目のPOINT!
みんな強制徴収が大好き。

出る杭はハブられる

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去年の僕のLINEの内容をちゃんと読んでもらえればわかると思うんですが、僕は「500円を払いたくない」と言っているわけではないんです。
 
 
僕は基本的にバイトの飲み会には参加しない主義なので、もう何年も参加していません。
 
僕をハブるという方法は「テルオさんは送別会には来ない」という前提があってはじめて成り立つ方法です。
 
ですが、万が一僕が「いや〜今回は飲み会参加しちゃおっかなぁ〜\(^o^)/」と言い出した場合、どうなるのでしょうか?
 
面倒なスーパーバイトリーダーに内緒にしてることがバレたときのリスク。それはきっと、とてつもなく恐ろしいリスクに違いない。自分で言うのもアレだが。
 
スーパーバイトリーダーのテルオさんも知らされていないサプライズ企画で、テルオさんの知らないお金で買った品物を「みんなからのプレゼントで〜す」と言って渡し、これもまたテルオさんには内緒にしていたメッセージ色紙を「みんなからのメッセージ色紙もあるんだよ〜」と言って渡すという、この一連の流れを隅で眺めているテルオさんがどういう反応を示すのかという、この恐怖のリスクを、どう考えているのか。
 
3年目のPOINT!
全員悪魔の実「強制徴収の実」の能力者に違いない。
 
べつに僕としては、イライラする面倒なことには巻き込まれずに済んでいるので、そういう意味ではいいのだが、それならそれで僕にはこのことを何が何でも隠し通さなければいけないのではないだろうか?たぶん無理だろうが。
 
去年の僕のLINE爆弾を知らない世代がどんどん多くなってくると思うので、それならば「テルオさんは面倒なヤツ」という情報も是非、後輩へと受け継いでいってもらいたい。
 
ブログのネタのために「今年は参加しようかな(^^)」とか「今年は何買うの?(^^)」とか色々遊んでみようかとも思ったが、一回り以上も年下の幹事をイジメるのもかわいそうだし、なによりも面倒なので、今年はこのまま知らないフリをしとこうと決めた。
 
 

今回の件を妻に話したときの妻の意見が、目からウロコだった

 
去年一昨年と、この一連のエピソードを知っていて基本的な考え方は僕と同意見である、僕がこの世で一番信頼している人間の「妻たん」に今回のことを話してみたところ、その内容が目からウロコだった。
 
テルオ
バイトのプレゼント代強制徴収の例のアレあるでしょ?今年はね、○○○△△△□□〜・・・こんな感じになったんだよ。いや、全然いいんだけどね。でも面倒なヤツをハブるだけって、ちょっと安易すぎると思わない!?
 
妻たん
ご主人の考え方は正しいと思うんだけどね(←妻は僕のことを「ご主人」と呼びます)もし私がその幹事の立場だったら同じように面倒なヤツは避けると思うね。
 
うん。たぶん全く同じことするね。
みんな楽しくやってるんだから、面倒なヤツは排除だよ。楽しんでる人が圧倒的多数なんだからさ。
 
つまりね、
ご主人のいるべき場所は「そこじゃない」ってことなんだよ。
 
 
強制徴収反対の立場の僕に共感し「そうだ!そうだ!٩(๑`^´๑)۶」と気持ちが高ぶりこれから強制的な集金方法に対して異議を唱えようとしている方へ、そんな僕からアドバイスがあります↓↓

お金の強制徴収にこれから異議を唱えようとしている方へ、先輩からのアドバイス

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本来は任意であるはずのお金の集金が実質的に強制徴収となっていることに疑問を感じ、これから職場や学校でプレゼント代の集金方法に対して異議を唱ようとしている方へ、3年間で学んできた先輩の僕からアドバイス。
 
 
 
500円くらいなら、何も考えず払ったほうがいい。
 
 
 
これがプレゼント代の強制徴収というものに対し3年間を通して出た僕の答えです。
 
3年かけて結局何も考えず500円払っていたあの頃に戻ったので意味がないと見えるかもしれませんが、人生の次の目標が明確になったので僕にとっては大いに勉強になりました。
 
僕が学んだこととは、こういうことです。
 
  • 言っても仕方がない人には、言っても仕方がない。
  • 言っても仕方のない人にこだわることこそ、自己満足なのかもしれない。
 
川へ岩を放り込んでも岩を避けて水は流れ続けるし、大きな流れの前では岩は単なる異物でしかない。
 
川へ異物を放り込んで流れを止めようと頑張った気になるのは、ただの自己満足にすぎない。
 
力の無い小さな個人では多数の人間の流れを止めることは不可能。
 
であるならば、川の流れを止めることに力を使うのではなく、自分が陸に上がる努力をする。
 
 
つまり、多数の人間の“現状維持バイアス”に逆らい続けることは、多大なるストレスを個人が抱え込むことになるということです。
 
現状維持バイアスとは、『「今までみんなずっとやってたから」という理由だけでやり続けていること』を言います。
 
しかもこのサプライズプレゼント企画というものは僕のそのバイト先の場合、大多数の人間が楽しんで行っているものです。特に不満も抱かずに500円を払う人がほとんどでしょう。
 
お金の集金以外にも、職場や学校の人間関係の中ではこういう感じで多数の人間が現状維持バイアスとして行っている“流れ”が他にもいくつか思い当たるのではないでしょうか?
 
これを「変えよう」とするのは非常に大変な作業であり、言い出した人間はなかなか流れを変えることができずに消耗しストレスを抱えることになります。
 
それが会社からお金を頂いて行っている仕事であるならば意味があることかもしれませんが、たかが500円を払う払わないという場面においては、ストレスを抱え込むにしてはあまりにも割に合わない行為と言えます。
 
しかも、正しい正しくないはさておき、皆が楽しくやっていることをそもそも変える必要なんてあるのか?」ということです。
 
べつに誰も「変えてほしい」なんて思っていない。自分以外には。
 
そんな中で「オレが変えなければ!」なんて思うのは、自己満足にすぎないのではないのか。
 
 
実は・・・
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こうではなく・・・
 
 
 
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こうだったのです。
 
 
実は、敵は強制徴収をする人間なんかではなく、ストレスというものが人間にとっての一番の敵だったんです。
 
 
ストレスが人間の一番の敵であり、敵は他人ではなく自分の中にいた。
 
 
そう僕が結論付けるのにはもう一つ大きな理由があって、それは、この前ストレスで人が死ぬところを見たからです。

ストレスで、人は死ぬ

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「強制徴収」から「精神世界」へようこそ。
 
まぁ、聞いておいて損はないので、最後に聞いて帰ってください。
 
この前、こんなことがありました。
 
 
 
僕は新宿発の特急電車に乗ろうと新宿駅のホームで並んでいました。列は縦3列、横10列くらい人が並んでいます。流石新宿です。始発駅とはいえ、確実に座れる人は横3列目くらいまででしょう。
 
そして電車がやってきました。6列目くらいだった僕は案の定座ることができなかったのですが、3列目くらいに並んでいた60代と思しきおじいさんもその競争に負けたようで、ブツクサ文句を言いながら、立ち乗りでは“勝ち組”とされる人気のドア横の寄りかかれるスペースを確保することには成功したようでした。
 
しかしそのおじいさんはそれでも納得いかない様子で、走行中もずっと独り言で文句をブツクサ言っていました。「老人なんだから誰か席を譲るもんだろ」との思いもあったのでしょう。ハッキリ言って、あれは「キレていた」と言っても差し支えないような様子でした。
 
それでも誰も席は譲ってくれません。逆にそんなにキレてたら譲りにくいもんです。
 
そして、僕の最寄り駅へもうすぐ着くよとアナウンスが流れ電車がスピードを落とし始めたその時、事件は起こりました。
 
ずっと怒っていたそのおじいさんが、突然奇声を上げると、頭から崩れ落ちるように倒れたのです。
 
すぐに駅に到着したので他の乗客が外へ飛び出し駅員を大声で呼びます。
 
「人が倒れてまーす!!」
 
すぐに駅員が駆けつけ周りは騒然とする中、僕は倒れたおじいさんを背中に感じながら、家へと帰りました。
 
たぶんあの倒れ方は、亡くなった可能性が高い。良くても重めの障害が残ることは間違いない。そんな倒れ方でした。
 
 
 
怒りというストレスは、人が死ぬんです。
 
あと10分待てば、おじいさんは次の電車には間違いなく座れたはずです。
 
最初から立つつもりで電車に乗れば、怒りもわかなかったはずです。
 
頭に血がのぼり脳の血管がおかしくならなければ、少なくとも、あの時死ぬことはなかったはずです。
 
あのおじいちゃんには他の誰かが席を譲るだろう
僕じゃない
私じゃなくてもいい
オレは仕事で疲れてるんだ
寝たフリをしよう…
と、こういう大きな川の流れに一人逆らおうとすると、結局大きな流れは変えられず、他人が自分の思い通りに動かないことに対してストレスが溜まるんです。
 
 
であるならば、陸に上がるのが懸命。
 
 
そのおじいさんで言えば、
  • 10分待つこと
  • 最初から立つつもりで乗ること
これがそのおじいさんにとっての「陸」だったのではないでしょうか。
 
 
敵は、席を譲ってくれない他人だったのか…
 
たった10分待てない、自分だったのか…
 
 
目に見えるわかりやすい敵にこだわり続けたばっかりに、自分の中の敵には気づかなかった。
 
僕はこれと全く同じことをしていたのです。
 
 
ストレスで、人は死ぬんです。
 
 

今回のまとめ

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まさか、たかだかバイトの500円の集金ごときの小さい話で3年目にこんな考えに至るとは自分でも思ってもいませんでした。
 
そしてまさか自分が「500円は払った方がいい」なんて言うとも、思っていませんでした。
 
  • お金で解決できるならお金を払った方がいい
  • そこに疑問を持つのなら、自分のステージをランクアップさせるしかない
 
言っても仕方がない人には、言っても仕方がないんです。
 
言っても仕方のない人にこだわり続けることは、意味のないただの自己満足にすぎません。
 
僕は2017年の記事の中で「気持ちを品物でと考えるのは自己満足なんだよ」と言っていましたが、僕の行動もまた、自己満足だったのだと気づきました。
 
去年2018年の記事でも「悪の連鎖を断ち切ろう!」だなんて意気込んでいましたが、それも自己満足の典型でした。誰も僕にそんなことは望んでいなかったのです。
 
 
職場や学校でのお金の強制徴収に対して疑問に思っている方は、いろんなサイトで法律やらなんやらあーだこーだと言われていますが、自分の居場所をランクアップすることが最善、いや唯一の方法です。
 
そして一番大事なのは、そんなどうでもいいことでストレスを溜めちゃいけないってことです。
 
やるのであれば、ストレスを感じなくて済む「陸」を目指しましょう。
 
例えば自分が社長になって「お金の集金は禁止」とすれば、流石に社長命令をハブることはできないでしょう。そういう意味です。自分の居場所を変えるんです。
 
「陸」というのは人それぞれです。お金で解決させる方法もあれば、僕のように面倒なヤツと思われてハブられるのもまたある意味一つの方法だし、職場を変えるという手もあります。
 
ちなみに僕にとっての「陸」とは、仲間を自分で選べない会社勤めはそろそろ終わりにしよう」というものです。自己満足を通せる環境こそがストレスを感じずに生きられる一番の方法だからです。
 
 
とにかく僕はハブられて卒業生への一言メッセージの色紙も内緒にされているようなので(笑)、ブログで言っときます。
 
 
ご卒業、おめでとうございます。
 
 
 
お金の強制徴収記事に興味のある方は順を追って読んでいくと僕の怒りの変化が楽しめますʕ•̀ω•́ʔ✧↓↓

 
 
 
 
 
 

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