【東北で良かった】失言更迭から元福島県民が思うこと。吉野正芳さんは大丈夫?

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こんにちは。元福島県民のテルオ(@undoteruo)です。
 
 
昨日まで復興大臣を務めていた今村雅弘さんが、なんか色々やらかしたようで、事実上クビになりましたね。
 
僕は福島県出身ですが、以前に書いたこの記事を見てもらえればわかる通り、
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3.11東日本大震災から6年 福島県民が僕は嫌い。震災が被災地に住み続ける僕の母親を犯罪者にした。

2017.03.10
福島県に対してそんなに思い入れはありません。
 
ありませんが、福島県とか被災地の人間とか抜きにして、❝日本国民❞として、今村元大臣の発言にはびっくり仰天すると共に、怒りというものは通り越して、呆れてしまって空いた口が塞がらないとはこの事だと思いました。
 
昨日のうちにすぐ次の後任の復興大臣が吉野正芳さんという方に決まりましたね。でもどうしても「次は何やらかすんだ!?」と思わずにはいられません。
 
復興大臣とは、日本国民にとって、そういう存在になってしまっています。
 
以前の安倍内閣の呪われた農水大臣のように。
 




「まだ東北で良かった」今村雅弘元復興大臣の失言から更迭まで

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引用:http://www.cas.go.jp/
今村雅弘
自民党 安倍内閣
在任期間 2016年8月3日〜2017 4月26日
 
 
「自主避難者は自己責任」との発言には僕も「あ〜あ言っちゃった」と思っていましたが、今回はもっと酷かった。
 
東日本大震災に対して「まだ東北で良かった」なんて言ってしまいました。
 
僕もテレビの前で空いた口が塞がりませんでした。しかも、その事の重大性に本人気付いてはいない様子でしたよね。それもそれでビックリです。
 
何で高卒の僕でも「そりゃマズイ」と思うようなことを東京大学まで卒業しておいて気付かないんでしょうか。
 
逆に、東大に入るような人は気付かないということでしょうか。
 
東京大学には『バカにされていると感じさせない学』というものは存在しないんでしょうか?
 
少なくとも東大でもなんでもその学問をしっかり学んでいる人を大臣には据えるべきです。
 
 
この今村さんが官僚だったら、たぶん優秀だったんだと思うんですが、国会議員は東大のような優秀な頭脳よりも、国民にバカにされていると感じさせない能力が重要だと、個人的には思います。
 
それができているのが安倍晋三です。もちろん安倍さんは頭脳も優秀だと思いますが。だから安倍内閣はこれだけ支持率が高いんだと思います。
 
逆に言えば、安倍内閣は安倍晋三の頭脳だけで持っているような内閣です。
 
今村さんの問題発言の後にすぐに安倍さんは謝罪しましたね。
 
こういうことがすぐに出来る総理だから安倍晋三は支持率が高いんです。
 
少なくとも閣僚の方はそこだけはまず学んでください。高卒の僕でも何を一番に学ぶかはわかるんですよ。
 
しかも今回は更迭が早かったですね。その安倍晋三の頭脳をちゃんと学んでくださいよ。
 
ですが逆に言えば、復興大臣とは、安倍晋三、いや、内閣にとってその程度のポストだということです。残念ながら。
 

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歴代復興大臣の失言

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引用:http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2012/profile/yc91018041.htm 
松本龍
民主党 菅内閣
在任期間 2011年6月27日〜2011年7月5日
 
 
「知恵を出さなきゃ助けてやらない」という問題発言で辞任した最初の復興大臣です。
 
ですが今村さんの「まだ東北で良かった」に比べればまだマシとも思えます。
 
現在は引退しているそうです。
 
 
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引用:http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2012/profile/ya18003001.htm
高木毅
自民党 安倍内閣
在任期間 2015年10月7日〜2016年8月3日
 
 
この方は失言ではありませんが、「下着泥棒」とのレッテルを払拭できなかった人です。
 
何なんでしょう下着泥棒って。もうレベルが低すぎて話になりません。
 
真偽の程も不明でよくわかりませんが、一度貼られた大臣の下着泥棒のレッテルは、やっぱりマズイですね。
 
個人的には、
こりゃやってるなという印象ですが。
 
 
今でも現職の衆院議員ですね。
本人否定していますから、議員を辞める理由もありません。
 
だけど、やってるなら辞めるべきです。
 
下着泥棒に僕の税金を使ってほしくありません。
 

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次の復興大臣は大丈夫か?

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引用: https://www.jimin.jp/
吉野正芳
自民党 安倍内閣
在任期間 2017年4月26日〜
 
 
今村さんの辞任を受けて次の復興大臣に決まったのは吉野正芳さんという方です。年齢は68歳。
 
「どうせまた何かやらかすんだろ!?」と思わずにはいられませんが、若干期待が持てる点は、福島県いわき市出身だというところです。
 
いわき市というと、僕と同じ出身地です。
信用できますね。
 
 
これまでは文部科学大臣政務官、環境副大臣など歴任し、自由民主党環境関係団体委員会副委員長を務めていた方です。
 
本人、復興をライフワークとしているという点も期待が持てる点です。(まだ信じてはいませんが)
 
個人的には復興大臣にうってつけの人物のように思えます。「じゃ最初からこの人にしておけよな」と思わずにはいられません。
 
今度は頑張ってくださいね。
 

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復興大臣ポストが重要視されないワケ

 
復興大臣は大臣の中でも軽量級のポジションだと言われています。
 
外務大臣や財務大臣には大物を、環境大臣や復興大臣には大臣の入り口ということで、あまり名の知られていない議員の起用に現実的にはなっているようです。
 
 
フジテレビのバイキングで坂上忍さんも「そんなの我々には関係ないんだよ」と言っていましたが、確かに我々国民には大臣待機組の処遇とか、知ったこっちゃありません。
 
特に被災地の方からしてみたら、復興大臣こそ一番重要な大臣だと思うでしょう。
 
 
では何で復興大臣が大臣の入り口なんかに使われる軽い大臣なんでしょうか。
 
これはあくまで僕の考え方ですが、『復興』というものは、大臣が誰であろうと、方針や具体的な流れは既に全て決まっているのだと思います。
 
国としての復興のあり方は既にカッチリ官僚が決めています。
 
おそらく、もう一から十まで決まっています。
 
大臣がいようといまいと。
 

復興大臣の仕事

 
毎日記者の前に現れて質問に答え、政府の考え方について発言しなくてはいけない官房長官や、外国の要人と人間関係を築かなくてはいけない外務大臣は❝飾り❞ではすぐに見破られてしまいます。
 
例えカンペがいちいち用意されていたとしても、いちいちそれを見ながら話していては相手に不信感持たれちゃいますよね?
 
 
ですが復興大臣はどうでしょう。僕は復興大臣の仕事をしたことが無いからわからないので、あくまで想像ですが、復興大臣の仕事内容を想像すると、
 
 
元気一杯に「頑張ろう!」とか言って被災地に行って野菜を丸かじりする
 
 
これが僕が想像する復興大臣の全仕事内容です。
 
あとは、少し被災者の方々に話を聞いてウンウンうなずいて「必ず総理大臣にも伝えます!」なんて言えばお婆ちゃんには喜ばれるでしょう。
 
 
復興大臣とはこれが出来ればいい大臣なんです。だって実務的なことなんて優秀な官僚が全て決めているんですから
 
これまで問題のあった復興大臣は❝これも❞できなかったんですね。
 
これはあくまで僕の想像ですが、おそらくそうでしょう。
 
これがたぶん現実です。残念ですが。
 




元福島県民の僕が思うこと

 
被災地の人は自分達の苦しみを国にわかってほしいんです。
 
そういう意味では、新しく大臣になった吉野正芳さんは福島県出身ということなんで、被災地の苦しみは十分知っているでしょう。
 
この点は福島県民は安心できるでしょうね。
 
この人がこれからどういう復興大臣としての仕事をしていくのか、まずは見ていこうとは思いますが、僕は被災者を安心させてあげられる大臣でないのならば、復興大臣は必要ないと思っています。
 
名前も顔もよく知らない変な人よりも、名の知れた大臣がローテーションで被災地を回った方がよっぽど効果あると思います。
 
手の空いた国会議員が被災地回ればいいんじゃないでしようか。
 
 

 
 
 
 
 
 

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