日本人のバイトは真面目すぎる。もっと適当でいい。適当がいい。いや、適当じゃなきゃダメだ。

baito-2-1
 
こんにちは。本業がブログになってからはアルバイトは真面目に頑張らないように日々努力している雲藤テルオです。
 
 
 
そう
 
僕は根が真面目なので、仕事を適当にこなすにも “努力” が必要なのである。
 
気を抜くとすぐにお客様に最高のおもてなしをしようと真面目に頑張ろうとしてしまう。
 
だから努力に努力を積み重ね、バイトを頑張らないように日々修行しているのである。
 
 
 
そんな僕でもまだ修行が足りていないので、バイトでその真面目さがたまに顔を出す。
 
 
クソ無駄な作業の効率を良くしようとしたり
 
売れる仕組みを勝手に考えてみたり
 
クソ無駄な社訓の連呼に苛立ったりと、
 
こういう “愚かな行為” をたまにしてしまう。
 
 
 
僕もまだまだ未熟者だ。
 
 
 
もっと適当にならなければ、これからの冷和時代の勝ち組にはなれない。
【適当】:てきとう
 
状況に適しているさま。程よく調整されたさま。
 

日本人のバイトは無給で働きがち

 
日本人のバイトは、
 
有給取得を遠慮しがち。
 
忙しいとトイレを我慢しがち。
 
17時で退勤なのに忙しいからと時給の発生しない17時10分まで残りがち。
 
9時出勤なのに時給の発生しない8時50分から働きがち。
 
 
 
日本でも今では外国人労働者が増えてきたので、そういう外国人アルバイトは9時出勤ならば9時ピッタリに来るし、17時で上がりならば17時ピッタリに帰って行く。
 
忙しくてもなんでも「トイレイッテキマス」と言ってトイレへ行く。
 
 
そういう外国人に対して日本人は「文化が違う」の一言で “区別” する。
 
30人の日本人アルバイトがいたら、28人の日本人アルバイトは「区別」する。
 
「区別」しないのは、我慢してみんなに合わせながらも内心感動しているのが一人と、我慢せず涙を流して感動している僕の、二人だけ。
 
そんな僕にきっと28人は引いている。もう一人もみんなに合わせ引く。
 
 
 
更に面白いのが、一人8時50分に出勤し出すと、その後輩は8時45分に出勤し出す。これが最終的には8時15分くらいになるから、面白い。
 
もちろんタイムカードは9時に押す。
 
面白い。
 
 
 
そしてこういう日本の真面目なバイトは、他人に対して厳しく当たりがちだ。
 

日本人のバイトはイライラしがち

 
日本人のバイトは、
 
新人バイトにイライラしがち。
 
仕事のできないバイトの悪口言いがち。
 
「社員が使えない」と怒りがち。
 
バイトがバックレると怒りがち。
 
 
 
悪口は別として、真面目なバイトほど他人に対してイライラしがちだ。
 
30人の日本人アルバイトがいたら、29人の日本人アルバイトは少なくともこれらのどれか一つには必ず当てはまる。
 
当てはまらないのは、僕だけだ。
 
 
新人は仕事が遅いのは当たり前だからべつにイラつかないし、他人の悪口言う時間が無駄だし、社員が使えなくてもここはその社員の店なのだから好きにすればいいし、バイトの「バ」はバックレの「バ」だ。
 
 
こういう他人の行動に対して「怒る」というのはつまり、相手が自分の思った通りに動いてくれないことへの苛立ち。
 
結果、そういう人に対していくらイライラしても問題は全く解決しないので、無意味。
 
 
 
こうして日本の真面目なバイトは、だらだらといつまでもフリーターを続けがちだ。
 

真面目なバイトはフリーター続けがち

 
こういう日本の真面目なアルバイトは意外にも、いつまでもだらだらとフリーターを続けがちだ。
 
 
 
大学を卒業していい会社へ就職していったアルバイトはどんなヤツだったか、思い出してみよう。
 
 
無給で時間外労働を率先してやっていただろうか?
 
仕事ができないバイトの悪口を言いまくり、使えない社員に熱を込めて意見を言いまくっていただろうか?
 
 
意外にも、そこらへんは適当にこなしていた人ではなかっただろうか。
 
真面目なバイトほど、いつまでもだらだらとフリーターを続けているのではないだろうか
 
 
なぜなら、真面目に仕事をこなすには片手間ではできないからだ。どっぷり24時間バイトのことを考えなければ真面目に仕事をこなすことはできない。
 
 
 
そんなことでは、バイト以外のことを考えている暇が、ない。
 

日本人のフリーター人口が増える理由

 
日本ではフリーター人口が年々増えていると聞くが、それは就職が難しい世の中だという理由もあるが、僕は日本人のこの「真面目さ」にも原因があると思っている。
 
大いにあると思っている。
 
 
 
なぜなら
 
無給で早く出勤し、
無給で残業し、
社員に意見を言い、
バックレたバイトに本気で怒る。
 
という、こういうアルバイトが評価される仕組みになっているからだ。
 
 
 
もっと言えば、それを「評価していますよ」ということで真面目なアルバイトをいつまでも繋ぎ止めているという側面も日本の会社にはある。
 
つまり、会社は真面目なアルバイトを就職させずにいつまでも “バイトとして” 使えるまで使いたいのである。
 
 
 
好きでやってるならば好きにすればいいので僕もべつに「へぇ〜頑張ってね」と思うが、もし国のこと、これからの日本人のことを考えるならば、特に時間に関しては全て禁止とするべきだと思っている。
 
 
10分前も5分前出勤も禁止。
時給の発生しない残業禁止。
自己犠牲心禁止。
とにかく無給禁止。
 
 
こういう真面目なアルバイトがずっとフリーターをなんとなく続け「そろそろ考えなくちゃな」となったとき、後ろを振り返っても何も残っていないことに気づくことになる。
 
 

真面目なバイトほど、何も残らない

 
会社の手のひらで転がされていることに全く気づかない真面目な日本人アルバイト。
 
 
 
会社は「バイトも社員も関係ないよ」とよく言うが、あれば真っ赤な嘘。会社はバイトと社員を明確に区別している。
 
辞書で「区別」と引いたら例文で出てきてもおかしくないレベルで、バイトと社員を区別している。
 
知らないのはバイトに忙しく辞書を引く暇もない真面目なバイトだけ。
 
 
 
真面目なのはいいが、バイトで真面目に頑張りすぎると、気づいたときには何も残っていないということになる。
 
 
つまり、バイトはどんなに真面目でも、バイト。
 
バイトを真面目に20年続けて残るものは、バイト。
 
バイトでバックレたバイトに怒り続けて残るものは、バイト。
 
バイトで使えない社員に苛立ち続けて残るものは、バイト。
 
バイトで残るバイトの爪痕は、クソにもならずにすぐに消え失せる。
 
 
それが、バイト。
 
 
 
もちろん、アルバイトから正規雇用を目指しているという人は真面目に頑張ってみてもいいだろう。
 
だが、目的なく続けるバイトは夜中の西武新宿駅の駅沿いにズラッと並ぶ娼婦よりも下級だという事実を知るべきだろう。
 
 
 
僕はアルバイトで「会社」にも「人」にもほとんど苛立つことはない。
 
それは、僕はアルバイト労働というものに対して深く足を踏み入れることをやめたから。
 
 
僕は時間ピッタリに出勤するし、時間ピッタリに帰る。
 
自分に “被害” が及ばない限りは、僕は誰にも苛立つことはない。
 
寝坊したって構わない。
 
挨拶を返さなくたって構わない。
 
腹は立たない。
 
そんな僕に周りはどう思っているのか。
 
そんなことは知ったことじゃない。
 
 
もし僕がバイトに怒ることがあるならばそれは、自分に被害が及ぶ場合か、自分が「育てたい」と思って自分で採用したバイトにだけだ。
 
 
例えば僕の隣で包丁持ったままふざけてパラパラ踊ってるヤツとかに限られる。
 
そういう場合にはブチギレるか、状況次第では逃げる。
 
バイトが自分の弟子を採用することはできないのでつまり僕がバイトに対して怒る場面とは、自分に被害が及ぶ場合に限られる。
 
 
 
「やりたいことを見つけたい」と思っているアルバイト諸君。
 
やりたいことを見つけたいのならば、まずは行動の軸を自分に置け。
 

行動の軸は常に自分に置け

 
バイトを真面目にこなすにしても大事なのは行動の軸は常に自分に置く」ということ。
 
 
 
オレはなぜ、10分早く出勤してるのか。
 
 
この10分早く出勤することを「みんなやってるから」という理由でやってるのが、行動の軸を他人に置いているということ。
 
自分は10分早く出勤しなくても作業が終わるのにみんなやってるから」という理由でやってるのが、行動の軸が他人であるということだ。
 
 
逆に、オレはみんなよりも時間をかけた丁寧な仕事をしないと気がすまないから10分早く出勤しお客様に最高のおもてなしをしたい」というのが、行動の軸を自分に置いているということだ。
 
 
 
ついでに言えば、誰がやっても終わらない作業なのであればそれは、会社に原因がある。
 
そしてそういう会社は、現場には他にも問題がたくさんある場合が多い。
 
 
これを真面目なバイトは
 
オレが改善しよう。
 
もしくは
 
みんな早く出勤するからオレも早く出勤しよう。
 
という、真面目さと自己犠牲心で頑張ろうとする。
 
 
これで自分に何が残るのかというと、実は何も残らないのである。
 
 
 
「やりたいことを見つけたい」と思っているアルバイト諸君。
 
やりたいことを見つけたいのならば、バイトを真面目に頑張るのはやめにしよう。
 
アルバイトを真面目に頑張り続けると、やりたいことを見つける暇がない。
 

やりたいことを見つけたいなら、バイトを適当にこなせ

 
真面目さと自己犠牲心で頑張ってバイトしたからといって、そんな簡単に全てうまくは回らない。
 
 
 
自分では選べない大勢の人間の中で全てをうまく回すためには、自分の時間のほとんどをそれに費やさなければならない。
 
なので真面目なバイトほど、バイト以外の時間が持てなくなる。
 
 
でも所詮は権限の少ないただのバイトなので、自分が納得できるゴールまでは到達できずに途中で “折り合い” をつけることになる。
 
バイトの「折り合い」とは結局のところ、適当にうやむやに終わらせる」ということになる。
 
【適当】:てきとう
 
対応がいい加減で、その場しのぎである様子。
 
バイトをどれだけ現場の末端で真面目にこなしても、結局は適当にうやむやにし折り合いをつけなければいけなくなる。
 
それは、会社はバイトと社員を明確に区別しているためだ。
 
適当にうやむやにしたくないのならば、正社員になる以外の道はない。
 
 
 
バイトとしてこんな頑張り方を何年も繰り返すうちに、その真面目さは失われ、ただの悪口となっていく。
 
だからこそ、「やりたいことを見つけたい」と言うのならば、バイトは適当に、バイトに深く足を踏み入れることをやめ他に目を向けることをしないと、何も見つけることはできない。
 
 

まとめると、こうなる

 
真面目なことは素晴らしいことだが、無意味な場所で真面目さを発揮しても大したものは残らない。
 
意味のある場所で真面目に頑張ろう。
 
それは少なくともバイトではないことだけは確かだ。
 
 
 
今回の話は全て、若い頃の僕自身がこれまでに行ってきたことで、「早くもっと適当にしとけばよかった」と思っていることです。
 
つまり、過去の自分のことを思い出し振り返ってみただけです。
 
 
 
とにかく僕が今回一番言いたかったのが、これ買って、


 
全てを忘れぶっこいてスッキリした後、
 
リクナビNEXTに無料登録するだけでできる、意外と自分ではわからない自分の「長所」「短所」が明確になり、自分に合った仕事を診断できる「グッドポイント診断」を受けてみようね( ・ิω・ิ)/
 
 
ってことである。
 
よろしくどうぞ。
 

 
 
 
 
 
 

関連記事