恋する童貞男子が知っておくべきストーカーの心理。僕のストーカー体験談

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こんにちは。元ストーカーのテルオ(@undoteruo)です。
 
 
ストーカーによる事件のニュースってテレビでよく耳にしますが、事件になる程のストーカーの心理は僕にはわかりませんが、僕もストーカー経験者として、一つだけ言えることがあります。
 
それは、ストーカーは自分がストーカー行為をしているとは認識していません。
 
時を経て、「あの時の自分はストーカーだったのかもしれない・・・」と認識します。(僕の場合は)
 
 
今日は、僕のストーカー体験を話していきたいと思います。
 
現在ストーカー行為進行中の方はたぶん「ストーカー」なんて検索はしないと思います。
 
だって自分がストーカーだなんてこれっぽっちも気付いていませんから。
 
それに、人から「お前はそれ、ストーカーだよ」なんて言われても信じられません。
 
だって自分がストーカーだなんてこれっぽっちも気付いていませんから。
 




僕のストーカー体験談(特徴·心理·行動パターン)

 
あれは確か僕がまだ10代の頃だったと思う。
 
たぶんあの時は19歳だったと記憶している。
 
高校卒業後18歳で上京し、東京にも少し慣れてきた19歳。
 
僕の1コ上の20歳の長野県出身の女の子と出会いました。
 
 

何度も目が合う

 
今でも続けているアルバイト。そこで彼女と出会った。名前は「ミホ」と言った。
 
ちょっと黒眼の薄いハーフ顔の女の子。
 
「カラコンしてるの?」とよく人に聞かれていた。その度に「カラコンじゃなくて元からなの」と話す彼女。
 
僕は最初からミホを「可愛いな」と思っていたが、童貞に毛が生えたような経験しかない僕をストーカーにまで走らせた出来事は、なんてことない、仕事中に「頻繁に目が合う」だった。
 
 
経験の少ない童貞くんの感違いの王道「目が合う」
 
僕もこれで「ミホもオレに気があるんだ」と思った。
 
 
僕は人見知りだが、どこかでこんなことを話したかもしれないが、「人見知りよりも性欲が上回った場合、人見知りは一時的に停止される」
 
この時は完全に性欲が上回っていたため、テルオは積極的だった。
 
しかも、ミホも頻繁に僕に目を合わせてくるのだから、人見知っている暇などなかった。
 
 

誘ったら家に泊まりに来た

 
僕の唯一の武器であった「笑い」を駆使して積極的にアプローチした結果、ミホの家に遊びに行くことになった。
 
家に男一人を招くくらいだから、両想いなことは疑う余地もない。
 
その日は確か朝までおしゃべりをしていたと思う。
 
 
翌日、ミホは家にはいられないと言う。
 
ミホは女友達と同居しているとかで、今夜は友達が彼氏とこの家を使うからどこか別の場所に泊まる必要があるのだと言う。
 
嘘か本当か知らないが、ダメ元でテルオハウスへ誘ってみた。
 
すんなりOKが出た。
 
一人暮らしの男の家へ泊まりに来る。
 
両想いは疑う余地もない。
 
更に二人の愛は確信へと変わった。
 
 
 
後日、この話を人にした時に「何で二晩も一緒にいてやらなかったの!?」と散々言われた。
 
そう。僕はミホを家に泊めておきながら、手を出さなかった。
 
人には「いや、もう両想いは疑いようもなかったので大切にしたかったんだ」なんてカッコイイこと言ったが、勿論それもあったが、単にビビっただけであった。
 
 
夜中、彼女の肩に手を回した。
 
ミホは拒まなかった。
 
やろうと思えば、多分できた。
 
後から思えば、この僕のビビリが、その後の僕とミホの分岐点になったのであろう。
 
 

制限時間ギリギリにプリクラに「♥」をつけた彼女

 
男女が一夜を共にして、なんの関係も持たなかった翌日、ミホとゲーセンでプリクラを撮った。
 
プリクラを撮ると、3分間ほどお絵描きタイムがある。
 
名前とか、日付とか、当たり障りもないスタンプを僕が貼り付ける中、ミホは制限時間終了間際、僕とミホとの間にタッチペンで「のスタンプを貼り付けてきた。
 
 
客観的に見てどうだろうか。
 
これは、ミホが僕のことを好きだとの意思表示に違いない。
 
誰もがそう思うであろう。童貞でなくとも。
 
 

スケジュールを合わせた

 
ミホと両想いになっていることに何の疑いも持っていなかった僕は、ミホのバイトのスケジュールを聞き出した。
 
そして、僕もそのスケジュールに合わせた。
 
この辺から僕のキモい行動が始まった。
 
 

彼女宅の前で5時間ねばった

 
童貞のピュアな男子にはきっと共感してもらえるであろう。
 
僕はサプライズと称して、ミホの休みの日に連絡無しに突然家へ行った。
 
両想いの男が突然家へとやってくる。
 
嬉しいに決まっている。
 
 
これを何度かやった。
 
毎回決まってミホは外出中であった。
 
僕も「今家の前にいるよ」とでもメールすればよかったのだが(よかったのか?)、さすがに僕もちょっと「キモいかな···」との認識があった。
 
なので、ミホの玄関が見える公園で5時間粘るという愛ある行動❞をとることにした。
 
5時間なんて大したことはなかった。
 
好きな女の帰りを待つのは本当に幸せだった。
 
 
ミホはいったい、どこに行ってるのか···。
 
 
 
そのうち、「キモい」なんていう見てくれはもうどうでもよくなっていた。
 
寝ているのかと思い、ベランダから覗き込もうと思ったが、ミホの家は2階のため、ベランダへの侵入は困難で諦めた。(何度かトライはした)
 
 
玄関の郵便受けから中を覗き込んだが、何も見えなかった。
 
 
知識は無かったが、電気メーターも確認した。グルグル円盤が回転していたが、これが何を意味しているのかわからなかった。
 
 
家の前で自撮りして、「今来てるよとメールを送りつけたりもした。
 
 
メールの返事が無かったときには、家の中で倒れていたら大変だと思い、植木鉢の下とか、ポストの蓋の内側とか、考えられる限りの鍵の隠し場所(テレビドラマで得た知識)を探したが、鍵は見つからなかった。
 
 
テレビドラマでよく見る、鍵穴に針金突っ込んで鍵を開ける挑戦もしてみたが、駄目だった。
 
 
ベランダからどうしても回りたくて、隣の住人に頼んでベランダから覗き込もうと隣の部屋の呼び鈴も鳴らしたが、誰も出ては来なかった。
 
 
今どこにいるの?
 
何してるの?
 
誰と一緒なの?
 
いつ帰ってくるの?
 
今度いつ会えるの?
 
食べたいものあれば買ってくよ
 
外にいるならそこに行くから場所教えて
 
 
こんなメールも送っていたような気がする。
 

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先輩に相談したら、衝撃の事実を知った

 
ミホの家へ突然行き、何時間も公園で待つ。
 
僕の記憶では多分、5回くらいこの❝愛ある行動❞をしていたと思う。
 
 
僕もそろそろ、「なんか、おかしい···」と感じ始めていた。
 
それは勿論自分の行動に対してではなく、ミホに対してだ。
 
だって、いつ行ってもミホは留守。
 
でもメールではいい感じ···
 
だと思っていた。
 
 
ミホは人懐っこい性格なので、他のバイトの男子とも仲が良かった。
 
そこで、特に仲の良かった僕の3コ上の先輩にミホとのことを告白し、相談することにした。
 
 
そして僕の告白を聞いた先輩は、僕に言いにくそうにこう言った。
 
「ミホは、○○君と付き合ってると、おもうけど···」
 
 
○○君とは、これもまた僕の知っている同じバイトの僕の1コ上の先輩であった
 
 
えっ···、どういうこと?
 
 
意味は全くわからなかったが、事実は事実であることは、一応僕にも伝わった。
 
だが、何故だ
 
何故だ···
 
 
 
そこからどうこうしてやろうとは別に思わなかった。
 
思わなかったというか、できなかったと言う方が正しい。
 
 

やめておけばいいのに、またミホの家に上がり込むことになった

 
相談した先輩は、実は、これからミホの家に行って飲むことになっているという。
 
「テルオ君ももし良かったら一緒に行く?」
 
やめておけばいいのに、僕はそれでも、ミホに会いたくて、「あっ、行こうかな···」
 
こう言ってしまった。
 
 
本当にやめておけば良かった。
 
その日の出来事が、しばらく僕の心に暗い影を落とすことになるとは、この時はまだ知らなかった。
 
 
 
その飲みには、もう一人、女の先輩も一緒に行くことになっているという。
 
僕と、先輩の男と、先輩の女と、ミホ。
 
この4人でミホの家で飲み会が始まった。
 
 
僕がミホとのことを先輩に相談していることはミホは勿論知らない
 
先輩としても、テルオから話を聞いていることはミホは知らないので黙っている。
 
ミホからは勿論、僕とのことを話し出すはずもない。
 
だが、女の方の先輩は違う。
 
単純に、ミホと○○君が付き合っているということだけ知っている。
 
なので勿論その飲み会は、ミホと○○君の話になる。
 
 
僕は別に何かをぶちまけてやろうという思いでここへ来たわけではない。
 
ただ、ミホに会いたかっただけでついて来た。
 
ミホは○○君との話を振られれば、照れながらもそれについて答えていた。
 
 
どっちから告白したのか。
 
どんなとこが好きなのか。
 
夜の、アッチの方はどうなのか。
 
 
女の先輩は、知らずに僕の心を突き刺す答えのアシストをバシバシ決めてくる。
 
 
僕にもプライドがあった。
 
ミホがその気ならば、「オレだって別になんとも思ってない!」というところを見せたい。
 
 
ミホは、頭がどうかしているのか、○○君とのセックスについて話始めた。
 
たまに、僕の事情を知っている先輩が僕の方をちらちら見て、苦笑いをしながら気にしている様子だ。
 
 
 
僕は、いったい、どんな顔をしていたのだろう。
 
 
なんでこんなところにノコノコついてきてしまったんだろうか···
 
 
後悔しても始まらない。
 
 
僕は寝ることにした。
 
 
夢の世界へ逃げた。
 
 

寝たフリしながら全てを黙って聞いた

 
多分1時間くらい寝ただろうか。しばらくして目が覚めた。
 
「でもテルオ君のことも好きだったんだろ?···」
 
そんな話し声が聞こえてきた。
 
どうやら先輩が、僕とのことをミホに問い詰めているらしかった。
 
僕は目を開けられなかった。
 
 
ミホ「そんなわけないじゃん!」
 
先輩男「でもさ、テルオ君の家に泊まりに行ったんだろ?」
 
先輩女「えっ、そうなの!?」
 
ミホ「あれは、行くところがなかったから仕方なくだよ!」
 
 
 
もう記憶から消し去ったので、具体的にミホが何を言っていたかは忘れたが、色々酷いことを言われたということだけは覚えている。
 
それは、事実や、事実ではないことも。
 
反論なんてできなかった。ここで僕が起きて反論なんてしたら、これからこの3人とは気まずくて顔を合わせられなくなるだろう。
 
明日もバイトがある。
 
 
僕は頃合いを見計らって今目が冷めたフリをして起き上がった。
 
テルオ「そろそろ帰りましょうか」
 
 
 
女の先輩とは帰りが同じ方向なので一緒に電車に乗った。
 
僕は涙を流していた。気付かれないようにしていたつもりだが、多分先輩は気付いていた。
 
いつもは色々話しかけてくれる人なのに、ずっと黙っていたから。
 

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ストーカー体験から学んだこと

 
僕のようなパターンは、交際経験の少ない人にみられるパターンです。
 
 
僕の場合はストーカー進行中は❝恋愛❞をしていると思っていました。
 
僕は、同じグループ内の人間との恋愛は周りに内緒にする方なので(内緒ってなんか楽しいから)、周りから「お前それストーカーだよ」なんて言われることもありませんでした。
 
誰も僕の❝恋愛❞を知りえませんからね。
 
ミホの行動や言動はともかくとして、僕の行動は明らかにストーカーでした。
 
 
僕がもし誰かに調子に乗ってミホとのことを話していたら「それ、ストーカーじゃない?···」と言われたのかもしれません。
 
それでも多分、恋愛中の僕は聞く耳を持たなかったと思いますが。
 
 

彼女は種を撒いていた

 
僕は勿論ストーカー行為を自分自身認めてはいますが、ミホも悪魔だったと思っています。
 
 
実は、僕が相談した先輩もまた、「ミホはオレのことが好きなんじゃないか」と感じだことがあるそうです。
 
それで、告白しようとしていたところ、○○君と付き合うことになったと知って告白はしなかったのだと言います。
 
しばらくしてそんな話もぶっちゃけてできる時間が経ってから聞いた話です。
 
 
そして、僕の家にミホが泊まりに来たあの夜。
 
実は、他の先輩に、こんなメールが届いたと聞きました。
 
ミホ「今日先輩の家に泊まりに行ってもいいですか?
 
 
 
そうです。ミホは、バイトの男達に、種を撒いていたのです。
 
種を撒いて、収穫されたのが、ミホと付き合った○○君だったんですね。
 
僕も含めて、一番綺麗な花を咲かせたのが○○君だったんでしょう。
 
 

あの夜、やっていたらどうなっていたのか

 
こんなことを後になって考えてしまうのは、男のいやらしいところなんですが、あの僕の家に泊まりに来た夜、僕がビビらずにやっていたらどうなったのか。
 
 
僕の印象、ミホに拒む様子はありませんでした。
 
それでも○○君と付き合い、「無理やりだったんだよ!」とでも言われたのか。
 
はたまた、それで僕の花が一番最初に咲くことになったのか。
 
それはわかりません。
 
 
でも、それで付き合うことになっていたとしても、きっと別れることになったでしょう。
 
そういう女とは長続きしません。
 
ただ、「ミホとヤッた」
 
この自慢ができただけでしょう。
 
 

ストーカーの心理を体験できたことは大きい

 
僕が自分がストーカーだったと気付き目が冷めたのは、相手の女性が「ひどい女」だと知ったからでした。
 
大体はここで終わるはずです。
 
ここから「恨み」に変わってしまう人が事件を起こすのでしょう。
 
 
僕の場合は女にも原因がありました。僕を好きにさせるように仕向けたわけですから。
 
ですが、そんなつもりが一切無い女性もいます。
 
そっちのパターンは僕には知り得ないので何とも言えませんが。
 
 
 
ですが、僕がこのストーカーから学んだことが一つあります。
 
学んだことというか、知識と言いましょうか。
 
 
それは、僕は一度ストーカーを体験したので、もう二度とストーカーをすることはありません。
 
ストーカーとはどういうものなのかを知ったので、未然に防ぐことができます。
 
少なくとも、ストーカーと知らずにそういう行動をすることはないということです。
 
 
言い換えれば、今後もし僕がストーカーをするとしたら、それはストーカーだということを認識した上ですることになるということです。
 
その度胸は僕にはないので、この経験にて、僕の人生で最初で最後のストーカー行為はもう終わったことになります。
 
今後は自分自身のストーカーの心配はない。
 
一度かかったら二度とかからないおたふく風邪と同じです。
 
この❝病気❞を早いうちに経験できたことは良かったなと今では思っています。
 




テルオ的まとめ

 
僕はその後、人の恋愛を何度か聞いたことがあります。そして何度か、「あの頃の自分と似てるな···」と感じたことがあります。
 
でも「お前、それ、ストーカーだよ」とは言いません。僕はストーカーの行動パターンを知っていますが、同時に、ストーカーに対してストーカーだと言っても意味がないことも知っています。
 
 
ストーカー殺人なんてよくニュースで耳にします。
 
全く面識の無い人間、または、全く思わせぶりな態度を取っていない女性が狙われるパターンも多いでしょう。
 
その人には僕は知識が無いので何も言えませんが、種を撒きたがる女性には言えることがあります。
 
種を撒くのはいいけど、ストーカーがその種を拾って育てることもあるんだよ。
 
とは言っておきたいですね。
 

 
 
 
 
 
 

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