学校給食『中華丼』の作り方。人気メニューレシピ公開〜元調理員おすすめ献立〜

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こんにちは。元学校給食調理員の雲藤テルオです。
 
 
今回は給食人気メニューランキング7位の『中華丼』のレシピを公開です!
 
 
子供から喜ばれる料理の鉄則は「カレー味」「揚げ物」「甘辛い味付け」「丼もの又は味付きご飯」というのが鉄板ですが、こういう“子供が好きなものに親が乗っかる”というのは子供の健康上好ましくないという意見もあります。
 
ですが学校給食ではこの鉄則を利用し、こういう料理に子供の嫌いな野菜をさり気なく入れ込むことで「健康的な栄養バランスを···」と考える先生、「美味しい給食が食べたい···」という子供、双方が満足できるように考えられているメニューが豊富です。
 
豚キムチ丼』と同じように、今回の『中華丼』も子供が大好きな丼物ということで、子供が嫌いな野菜などがあればさり気なく加えてみてください(^.^)/~
 
 
では学校給食特製『中華丼』のレシピ公開です(๑•̀ㅁ•́๑)
 
 

学校給食人気メニュー『中華丼』レシピ

材料(小学生一人分)

  • サラダ油・・・・・・0.5g
  • ・・・・・・・・・0.5g
  • こしょう・・・・・・0.01g
  • ・・・・・・・・・2g
  • 砂糖・・・・・・・・0.3g
  • 醤油・・・・・・・・4g
  • オイスターソース・・0.4g
  • 片栗粉・・・・・・・5.7g
  • ゴマ油・・・・・・・0.5g
  • だし汁・・・・・・・60g
  • にんにく・・・・・・0.2g
  • 生姜・・・・・・・・0.3g
  • しいたけ・・・・・・0.8g
  • 竹の子・・・・・・・10g
  • 人参・・・・・・・・8g
  • 長ネギ・・・・・・・20g
  • キャベツ・・・・・・40g
  • チンゲン菜・・・・・10g
  • 豚肩肉(小間)・・・15g
  • イカ・・・・・・・・10g
  • むきエビ・・・・・・20g
  • うずらの卵・・・・・10g
 
材料は全て小学生一人分の分量ですので、これは目安として適当に人数分増やしてみてください。(具材が少なすぎると作りにくくなります)
 
 大人一人分の量の目安は全ての具材に「×1.2」です。
 

下準備(野菜を切るなど)

① 野菜を切る
  • にんにく・・・・・・みじん切り
  • 生姜・・・・・・・・みじん切り
  • しいたけ・・・・・・せん切り(長さ4センチくらい)
  • 竹の子・・・・・・・せん切り(長さ4センチくらい)
  • 人参・・・・・・・・せん切り(長さ4センチくらい)
  • しいたけ・・・・・・せん切り
  • 長ネギ・・・・・・・斜め小口
  • キャベツ・・・・・・ざく切り
  • チンゲン菜・・・・・ざく切り
     
  • 豚肩肉・・・・・・・大きければ一口サイズに
  • イカ・・・・・・・・大きければ一口サイズに
 
② だし汁
学校給食では捨てる野菜クズや肉の骨等を煮込んでブイヨンスープを作りますが、面倒であれば水でも構いませんが、できればブイヨンスープがあればより美味しくなります。
 
 
③ イカエビの下準備
調味料で使う酒の半量をイカ、エビにふりかけて臭みをとっておきます。(使用時にはよく水気を切って使います)
 
 
④ 水溶き片栗粉
調理中に片栗粉に水を入れるのは面倒なので、少量のだし汁(または水)で水溶き片栗粉を作っておきます。(使用時にもう一度かき混ぜて使います)
 

作り方

① 豚肉を炒める
弱火〜中火でサラダ油でにんにく生姜を炒めます。
 
良い香りがしてきたところで豚肉を入れ、こしょうを加えて豚肉にある程度火が通るまで炒めます。
 
 
② 人参を加える
豚肉に火が入ったら人参を加え、人参に7割程度火が入るまで炒めます。
 
 
③ しいたけ、竹の子、イカ、エビを加える
人参がいい感じになったところで、しいたけ竹の子イカエビを加えてイカエビにある程度火が通るまで炒めます。
 
 
④ キャベツ、チンゲン菜、だし汁を加える
イカエビに火が入ったらキャベツチンゲン菜を加えてサッと全体に馴染ませるように炒め、だし汁を加えてひと煮立ちさせます。
 
 
⑤ 調味料を加え、とろみをつける
ひと煮立ちしたら砂糖オイスターソースを全量加え、醤油7割程度加えて混ぜながらひと煮立ちさせます。
 
醤油は熱を入れすぎると風味が飛んでしまうので、最後の味の調節で加えるので少し残しておきましょう。
 
ひと煮立ちしたら水溶き片栗粉でとろみをつけます。
 
水溶き片栗粉は「グツグツ」と煮立っている中に「ドバッ」と入れると全体に混ざる前に固まってしまうので、弱火にして熱を落ち着かせてから全体を混ぜながら回し入れ、片栗粉が全体に馴染んだところで火を強めると全体に均一にトロミがつきキレイに仕上がります。
 
⑥ うずらの卵、長ネギを加える
とろみをがついたら、うずらの卵長ネギを加えて全体をかき混ぜながら馴染ませます。
 
 
⑦ ゴマ油を入れ、醤油で味を整え、完成
最後にゴマ油を加えてサッと全体を混ぜて味見をし、残りの醤油で味を整えます。
 
ご飯の上にかけて学校給食特製『中華丼』の完成です。
 
 
 
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今回は給食人気メニューランキング第7位の『中華丼』の作り方を紹介しました。
 
子供の好きなお肉やうずらの卵、エビやイカを加えつつ、さり気なく野菜も加えてみましょう。
 
子供が「中華丼うまい!」と喜んでくれたら、次回は更に野菜を増やし、子供の野菜嫌いを子供が気づかないうちに克服させることができます!(^o^)/
 

給食の専門家が選ぶ人気の「学校給食レシピ本」

お母さん
やっぱり、子供の成長期に適した栄養と、ついでに子供が食の大切さも学べる、そんな人気のレシピ本を見てみたいな〜
 
このブログのレシピじゃ物足りなかった方には学校給食レシピ本がおすすめ!ヽ(^。^)
 
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専門家が教える正しい「食中毒予防対策」

お母さん
「食中毒予防」って家でも何となく対策してるつもりだけど、、専門家の意見も聞いてみたいな〜
 
そんな「食中毒」を心配するお母さんに、
 
消毒
料理の加熱
正しいトイレの使い方
正しい手洗いの方法
 
などによる正しい食中毒予防対策の方法もこちらで教えています。
 

■ 安全な「アルコール」でノロウイルス予防

ノロウイルスには次亜塩素酸しか効果がないということで、危険と知りながらも仕方なく塩素系漂白剤で消毒を行っていませんか?
 
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ケイブランシュの詳しい内容はこちらから
 

■ 料理の「加熱」で食中毒予防

食中毒予防の最後の砦は料理の「加熱」にあります。
 
学校給食では全ての食材に火を通すことによって食中毒予防をしています。給食で「生野菜」ではなく「茹で野菜」にして提供する学校が多いのはそのためです。
 
料理を加熱する際の、
 
温度
時間
どこを
どんな風に測るか
 
などを詳しく解説しているこちらも参考に
 

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