痴漢冤罪ならば「逃げる」はリスクが高すぎる!疑われたら男の取るべき正しい行動

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 14日午前9時ごろ、東京都豊島区のJR池袋駅の埼京線ホームで、乗客の女性から痴漢だと訴えられた男が線路に下りて逃走した。警視庁池袋署が都迷惑防止条例違反の疑いで男の行方を追っている。JR東日本によると、この影響で埼京線や山手線などが一時遅れ、約3万2000人に影響が出た。

引用:毎日新聞

 
 
こんにちは。テルオ(@undoteruo)です。

僕は警察密着24時的な番組が好きでよく観るんですが、特に電車内での痴漢や盗撮事件を興味深く観てしまいます。
興味深いというのは、「男性は誰もがいつ何時痴漢の冤罪被害に巻き込まれるかわからない」からです。
勿論、実際に痴漢盗撮をしたのであれば刑を受けなければいけませんし、被害者女性の精神的苦痛は想像するに余りあるものです。

素人意見ですが、盗撮の場合は証拠の画像動画が有るか否かに全てがかかっていると思うので、指摘の受けているカメラやスマホのデータを見てもらえば白黒はっきりするわけです。
しかし、痴漢は申告罪の側面が強いので、瞬時に白黒はっきりさせることは難しく、「痴漢!」と疑いをかけられた時点で黒に限りなく近くされてしまいます。

そこで今回は、男性の痴漢冤罪被害に焦点を当てて話していきます。
「いや、本当にやってないんだよ!」という人のために、「痴漢!」と言われた瞬間から男性が行うべき行動をテルオ的にまとめてみました
 
 
まずは、3月14日に池袋駅で発生した痴漢男逃走事件から考えてみましょう。
 




(3月14日追記)痴漢男、池袋駅から逃走

 14日午前9時ごろ、東京都豊島区のJR池袋駅の埼京線ホームで、乗客の女性から痴漢だと訴えられた男が線路に下りて逃走した。警視庁池袋署が都迷惑防止条例違反の疑いで男の行方を追っている。JR東日本によると、この影響で埼京線や山手線などが一時遅れ、約3万2000人に影響が出た。
 
 
 
痴漢と疑われた男が線路へ飛び降りて逃走したというニュースがありました。
 
そしてその逃走中の映像も流れています。
 
 
これから僕は、痴漢と疑いをかけられた際に「逃げる」という行為は間違いだという理由を話していくわけですが、この池袋逃走の痴漢男のニュースからも分かるように、「逃げる」という行為は相当なリスクを伴います。
 
やったにしろやっていないにしろ。
 
電車を止めたことにより、損害賠償も請求されることになるでしょう。
 
この男は、一生逃亡生活をするつもりなのでしょうか?
 
もし痴漢が冤罪なのであれば、こんな馬鹿なことをするのは割に合わないでしょう。

 

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痴漢の量刑

痴漢の刑が確定した場合、どのような刑が下されるのでしょうか。
東京都の場合、迷惑防止条例違反が適用されます。

6ヶ月以下の懲役又は50円以下の罰金。
常習の場合、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金。

初犯で反省している場合は罰金刑になることがほとんどだと思います。
やったならおとなしく罰を受けてください。
っていうか、やるな!

 

いくら罰金払えば終わるって言ったって、「それでも僕はやってない!」という人には受け入れがたいですよね。
僕も以前から痴漢がニュースになる度に痴漢についての男性の対処法を軽くネット検索します。男性は皆多少でも検索したことあるでしょう。

とにかく逃げろ。いや、逃げるな。

名刺を置いて立ち去れ。いや、立ち去るな。

とにかく土下座して謝れ。いや、謝るな。

みんな言ってることバラバラです!
「逃げろ!」と言っているのが弁護士(と名乗る)人だったりするので、「弁護士が言ってるんだから逃げた方がいいのかな⋅⋅⋅」なんて思っている男性結構いるんじゃないでしょうか。

でも、法律の知識も何もなくても、常識的に考えてみてください。
逃げるって、なんかまずいよね?
女性に「犯人だ」って言われてるのに立ち去るって、なんかおかしいよね?
やってもないのに土下座するって、なんか変だよね?

常識的に考えれば、そこに違和感を感じますよね。常識的に違和感を感じることって、なんか違うんじゃないかと思いませんか?

じゃ、結局どうすりゃいいの?

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「痴漢」疑われた瞬間から取るべき男の行動

「痴漢!」と言われた瞬間から取るべき男の5つの行動をテルオ的に順番に並べてみました。

「痴漢!」と容疑をかけられた瞬間からスマートフォンなどで録音を開始する。(最初から最後までやり取りを記録に残す)

周りの証言してくれる目撃者(自分の行動を目撃していた人)を探す。

被害者と主張する女性と、協力してくれる目撃者と共に電車を降り、駅員に警察を呼んでもらう。(言わなくても勝手に呼ばれるでしょうが)

警察官に対して、絶対に痴漢はしていない主張と、被害者と主張する女性を名誉毀損で訴えるつもりがあると意思を示す。

警察官に「とりあえずこれから駅員室に連れて行くから」という話が出た瞬間に当番弁護士に連絡する。

 

とにかく「逃げる」ってことはやめた方がいいですね。2次的な事故を招くおそれもあります。

よく痴漢の容疑をかけられた人が線路に降りて逃走したから電車が止まるなんてニュース、聞いたことあるでしょう。
危険極まりないことですし、女性も被害があったと主張しているわけですから、被害を主張している人間をないがしろにするわけにはいきません。常識的に考えれば。
「逃げる」という行為は常識的に考えて得策ではないでしょうね。テルオ的常識に照らし合わせれば。

では、この5つを順番に説明していきます。

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【痴漢冤罪時の行動1】容疑をかけられた瞬間から録音を開始

とにかくまず言えることは、やってないのであれば最初から一貫して無罪を主張するということです。
そして、その一貫した主張を裏付けるための証拠として、やり取りの一部始終を録音しておくんです。

私は最初から一貫して無罪を主張しています。
すぐに目撃者を探しました。
駅員を呼んで警察を呼んでもらうことも自分から働きかけました。

これらの行動を裏付けるための音声記録は、無罪を主張するために有効な記録になります。

 

【痴漢冤罪時の行動2】目撃者を探す

当事者同士のやったやらないの言い合いよりも、第3者の証言は無罪を主張する上で有に働きます。

まぁ、満員電車で自分の手がどこにあったのかをずっと見てくれている目撃者もまれですし、いたとしても証言してくれるかどうか分かりません。いてくれればありがたいですが。
でも、目撃者を探すという行動自体にも意味があります。のように録音していればこれも裏付けられます。

 

【痴漢冤罪時の行動3】駅員に警察を呼んでもらう

逃げも隠れもしない姿勢が重要だと思います。
逃げたら、やましいことがあるからだと思われても仕方ありませんから。やってもいないのにかなり不利な状況になってしまう可能性があります。
これも録音により、自ら警察を呼ぶことを働きかけたことが証拠に残せます。

 

【痴漢冤罪時の行動4】無罪の主張と、名誉毀損の意思を示す

「謝る」という行為が、即「認めた」ことにはならないとは思いますが、この場合、日本人の「あ、すみません」とすぐに謝る癖は出さない方がいいでしょう。やってないのなら、謝るべきではないですよね。ブレずに一貫して最初から最後まで無罪を主張することが大切です。

そして、名誉毀損で訴える意思を示す。
僕は警察官の仕事は未経験なので分かりませんが、こういう意思を示してくる相手には警察も慎重になるのではないかと思います。
本当にやってないからこその主張とも受け取れます。
被害を受けたと主張する女性にとっても、もう一度冷静に考えてみることにも繋がります。

 

【痴漢冤罪時の行動5】当番弁護士に連絡する

そして一番重要なのがこの、弁護士に連絡するという行動です。

弁護士なんて普通の人には馴染みがありませんよね。どうやって手配するのか、いつ呼んだらいいのか、お金はいくらかかるのか。さっぱり分かりません。それが普通です。

僕は一応念のために、当番弁護士の電話番号をメモリーに入れています。
日本弁護士連合会による当番弁護士制度です。初回は無料で駆け付けてくれるという、弁護士に馴染みの無い方には頼もしい取り組みを行ってくれています。

こちらの日本弁護士連合会のホームページhttp://www.nichibenren.or.jp/activity/criminal/reforming/kokusen_touban/keiben_c.html
から当番弁護士の連絡先一覧が紹介されています。

当番弁護士を依頼することができるタイミングですが、逮捕された瞬間から依頼することが出来ます。
痴漢の場合、警察官に駅員室に誘導された段階で依頼することが出来ます。自由に立ち去ることが出来ず事実上身柄が拘束されていますから。
「とりあえず駅員室に行こうか」こう言われた瞬間に、一刻も早く弁護士に連絡を取り判断をあおぐことが最も重要です。

 

痴漢の容疑をかけられた際に一刻も早く弁護士に連絡を取る理由

普通の人間が警察官に身柄を拘束されるなんてことはなかなか無い体験です。何をどうしていいのか分かりません。そこはやっぱりプロの意見が欲しいところです。仕事のこと、家族のこと、これからのこと⋅⋅⋅考えねばならないことがたくさんありますが、頭が回りません。

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被疑者は警察に逮捕されると48時間以内に検察に送致されます。
そこから24時間以内に検察官が拘留請求をするかしないかを決めます。
拘留されればそこから10日~20日間身柄を拘束されます。

つまり、72時間以内に行動を起こさなければ長期間身柄が拘束される可能性があります。

自分は無罪だといくら主張するからといって「ちょっと痴漢の容疑をかけられたから会社休みますね」なんて会社には言いにくいでしょう。
いくらやっていなくても会社には出来るだけ知られたくありません。いくら推定無罪の原則があるとはいえ、やっぱり “そういう目” で見られちゃうのが社会というものですから。
72時間なら体調不良で押し通すことができるかもしれません。しかし20日間の身柄の拘束となると、隠し通すのは難しいでしょう。

このため、一刻も早く弁護士に連絡を取り、警察に、そして検察に拘留請求をしないように働きかけてもらい、一刻も早い身柄の解放を求めてもらわなくてはなりません。

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痴漢詐欺にも注意

男女平等で女性の地位が向上している現代ですが、この “女性の弱さ” を悪用した犯罪があることも事実です。

痴漢されたと嘘をつき、目撃者と名乗る男の仲間と共謀して、「示談金をこの場で払えば警察には言わないでやる」とカネを要求する痴漢詐欺というものです。
お金を払ってすぐ解決させるのも一つの手かもしれませんが、一度払ってしまえばそれに味をしめて要求がどんどんエスカレートしていく場合もあるでしょう。泥沼にはまってしまうかもしれません。

これに対しても、録音は非常に高い効果をもたらしてくれるかもしれません。

暴力的な言動でカネを要求すれば恐喝罪です。
人が大勢いる場所で、今までのやり取りを全て録音していることを相手に伝えてみてください。そして警察を呼ぶと主張してみてください。
もし本当に痴漢詐欺であれば、警察を呼ばれて不利になるのは詐欺師の方です。
面倒な人間に時間を使うことを避け、すぐにカネを払う人間にターゲットを代えるでしょう。




テルオ的まとめ

何よりもまず言っておきたいのは、犯罪を犯したのならば素直に罪を償えということです。
その前に、痴漢するな!ということです。

犯罪者は大いに罰してあげてください。でも無実の人間は冤罪であれ詐欺であれ、突然その状況になれば冷静な判断は難しいでしょう。
ですから今のうちから対策を勉強しておくことが大切なわけです。

これだけは覚えて帰ってください!
一番大切なことは、録音弁護士です!
 
 

 
 
 
 
 
 

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