ヒアリに効果的な殺虫剤はフィプロニルが有効。刺された時の対処法まとめました

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こんにちは。ブログマイスターのテルオ(@undoteruo)です。
 
 
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外来種の危険生物「ヒアリ」が全国各地で発見されています。
 
現在、住宅地ではまだ発見されていませんが、東京は大井ふ頭、神戸港、名古屋港、大阪南港でヒアリが確認されています。
 
そして最新の情報ですと、17年7月14日に横浜港でも700匹のヒアリが確認されました。

ここでは国内で始めて繁殖が確認されました。いよいよ個人的に対策を準備しなくてはいけません!

 
ヒアリはアナフィラキシーのアレルギー症状が出なければ死に至ることはほとんどないと言われていますが、小さな子供が刺されると「泣き叫ぶほどの痛み」だと言われています。
 
今日は、ヒアリ退治に効果的な方法と、実際にヒアリに刺された場合の対処法をまとめてみましたので参考にしてみてください。
 
 
現在ヒアリが発見された場所は全て外国船が乗り入れる港であるため、これからの季節、そういった場所で開催されることも多い花火大会などに行く際には注意が必要です。
 




ヒアリは「フィプロニル」入り殺虫剤が効果あり

 
ヒアリの撃退には
 
  • 熱湯をかける
  • 液剤をかける
  • ベイト剤を設置する
 
こういったことが効果があるとされています。
 

たとえば、フマキラー製品がヒアリ対策として人気があり需要が高まっています。
 
 

 
 
殺虫剤はちょっと大きめではありますが、とりあえず持ち運べるサイズではあると思うので、外国船が乗り入れる港近くへ出かける際は持ち歩いた方がいいかもしれません。

 
家の庭などでヒアリの巣穴を発見した際には液剤を使います。
 
液剤を選ぶ際には「フィプロニル」という成分が入っているものを選ぶようにしてください。「フィプロニル」はヒアリ撃退に効果があります。
 
 

 
 

熱湯も効果的だと言われていますが、熱湯は持ち運べないので家の庭などで万が一ヒアリの巣穴を発見した際には試してみてください。
 
ただし、絶対に素手で触ってはいけません!
 
素人が独断で手を出すと、もしかしたら巣の中からヒアリの集団が飛び出してきて封じ込めが不可能になる可能性もあるかもしれません。
 
「地方環境事務所」という機関がヒアリの情報提供を求めていますので、もし対処に困った場合にはすぐに連絡をして対処法の指示を受けてみる方がいいかもしれません。
 
地方環境事務所への報告はコチラ→
 
 
そして一番いいのは、ヒアリを自宅に近付けさせないことです。
 
 
 
 
発見前にヒアリを近付けさせない対策として、こういう仕掛けを自宅周りに仕掛けておくのがいいでしょう。
 
特に、外国船が乗り入れる港近くに住んでいる方は必須の対策です!
 

ヒアリの特徴

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ヒアリは普段よく見るアリと違って、赤茶色をしているのが特徴です。そして、腰付近にラクダのような2つのコブがあるのも大きな特徴です。
 
 
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ヒアリは攻撃性が強く、刺された場合、体質によってはアナフィラキシーショックを起こす可能性があります。
 
アナフィラキシーショックが起きなければ死亡の可能性は低いとは言われていますが、それでも人体にとって危険な生物です。
 
世界各地に定着していて、一旦定着すれば根絶することは困難となるため、侵入監視により、早期発見、早期駆除により定着前に根絶を図ることが極めて重要です。
 
しかし、今回実際に日本では数カ所発見されていますので、駆除を逃れたヒアリが日本に定着してしまう可能性があります。
 
これからは個人的に対策を講ずることも必要になってくるかもしれません。
 




ヒアリに刺された場合の症状

 
最初にも話しましたが、ヒアリに刺された場合に気を付けなければいけないのはアナフィラキシーショックです。
 
ヒアリの毒針は毒性が強く、刺されると火傷のような激しい痛みが走ります。そして、アナフィラキシーショックにより死に至る場合もあります。
 
 
ヒアリに刺された場合の症状については「軽度」「中度」「重度」の3段階に分けられます。
 
  1. [軽度]
    刺された瞬間は激しい痛み。
     
  2. [中度]
    刺されてから数分から数十分後に刺された部分が腫れ上がり、部分的、または全身に痒みを伴うじんましんが現れる。
     
  3. [重度]
    息苦しさ、声がれ、激しい動悸やめまい。進行すると意識を失います。
 

ヒアリに刺された場合の対処法

 
  • 熱湯をかける
  • 液剤をかける
  • ベイト剤を設置する
 
これらは刺される前の対処法です。
 
 
刺されてからの対処法も公式発表で示されています。
 
  • [軽度の場合] 刺された直後は20〜30分は安静にし、軽度の症状のみの場合はゆっくり病院へ行っても大丈夫です。
     
  • [様態急変の場合] 様態が急変した場合はすぐに病院を受診し、「アリに刺された」「アナフィラキシーの可能性がある」ことを伝えます。
 
 
自分がアナフィラキシーの可能性のあることを知っている方は既にエピペンを持っていると思いますが、持っていない方は医師に相談し処方してもらいましょう。
 
「エピペン」とは、アナフィラキシーのアレルギー症状が出た際に自分で使う携帯用の注射です。
 
エピペンのケースなどはネットでも売られていますが、エピペン自体は医師に処方してもらう必要があるので、不安な方や何らかのアレルギー症状を自分でも自覚されている方は、これを機に一度病院で検査をしてもらいましょう。
 
 
 
「軽度ならばゆっくり受診しても大丈夫」だと言われていますが、その見極めは初めての方には困難だと思います。
 
個人的には、ヒアリに刺された可能性がある場合には軽度重度問わずすぐに病院へ行くことをおすすめします。
 
その際には
  1. ヒアリに刺された
  2. アナフィラキシーの可能性がある
 
こと2点を必ず病院側へ伝えましょう。
 

ヒアリが発見された場所。東京でも確認される

 
ヒアリが発見された場所は現在、東京大井ふ頭、横浜港、神戸港、名古屋港、大阪南港等7箇所です。
 
最新の情報ですと、17年7月14日に横浜港でも700匹のヒアリが確認されました。

横浜港のコンテナヤードの地面の亀裂から、さなぎや幼虫を確認。殺虫剤で退治したようですが、まだ巣の奥深くにヒアリが残っている可能性があるとのこと。

これで国内で初めて繁殖が確認されたことになります。いよいよ個人的に対策を準備しなくてはいけませんね。 

大井ふ頭
 
 
 
神戸港
 
 
 
名古屋港
 
 
 
大阪南港
 
 
 
この付近に住んでいる方、またはこの付近へ出かける予定のある方は注意してください。
 

ヒアリを発見したらすぐに通報

 
国はヒアリの情報提供を求めています。
 
ヒアリを発見した際には「地方環境事務所」へ報告してください。
 
地方環境事務所はコチラ→
 
 
本当であればヒアリと思われる生物のサンプルを採取しておくのが研究機関としてはお願いしたいことではあるとは思いますが、素人が手を出して万が一のことがあっては意味がありません。
 
個人的には迂闊に「採取」は行わない方がいいと思いますが、採取する場合には絶対に素手で触ってはいけませんので注意してください。
 
 
 




テルオ的まとめ

 
今回は危険生物のヒアリが全国各地で発見されているので、刺された場合の対処法についてまとめてみました。
 
 
まとめるとこんな感じです。
 
 
個人的にはとにかく、刺された場合には軽度重度問わずすぐに病院を受診するのがベストだと思います。
 
夏の季節、花火大会は港近くで開催されることも多いので、そういった場所へ出かける際には気を付けてみてください。
 
 

 
 
 
 
 
 

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