僕の父親が自殺した。命日は覚えていない。②「僕の父は2回死んだ」

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こんにちは。韓国ドラマではいくらでも泣けるのに父親のことでは全く涙が出ないテルオ(@undoteruo)です。
 
 
 
 
まず最初に、この内容は自殺を後押しする内容ではありません。むしろ逆なので、勘違いなさらぬよう。
 
もくじの【1.6】【2】に、ちょっと気持ちの悪い表現がありますので、初めに注意しておきます。
もくじの項目をクリックするとそこまでひとっ飛びできるので活用してください。
 
 
 
テルオ、雲藤家に再び。
 




父親が自殺した日②

親戚連中の視線が痛かった

 
福島に帰省し、まず母親のいる家(僕が高校卒業まで過ごした家)に帰りました。
 
母親には既に連絡していたため香典は準備されていました。母方の実家にも既に連絡がいっており、実家からの香典も既に準備済み。
 
葬式とか通夜とか、よくわかりませんが、既に会場には父方の親戚が集まっているということで、僕に連絡をくれた親戚と待ち合わせ、葬式の行われる会場に行くことになりました。
 
香典を手に、僕一人で向かいました。
 
 
会場には既に雲藤家の人々が集結していました。全国で一番「雲藤」が集まった瞬間でしょう。右も左も雲藤です。
 
一応、息子が見つかって今日来ることは皆知っていたようで、僕が会場に足を踏み入れると、皆が僕の方を振り向きます。
 
僕ももう大人になりました。お互いに記憶が曖昧で、特に僕の方は子供だったので誰の顔もよく覚えてはいません。
 
見慣れない人間を見つけた親戚連中は「だれ?だれ!?···」
「あの子じゃない!?···」
「あらやだ···」
 
そんなヒソヒソ声が聞こえてきます。が、誰も僕に話しかけようとはしませんでした。
 
自殺者の息子と話すこともないのでしょう。顔見知りでもないし。
 
 

火葬はもう済んでいた

 
父の遺体は、自殺した日からもう何週間も経過して発見されたということでした。
 
時期は真夏です。
 
顔もなんとか判別できたという状態だったと聞かされました。
 
遺体はだいぶ、アレだったとかで、もう既に火葬は済んでいるということでした。
 
 
順番とかよく記憶にないんですが、お坊さんのお経を座って聞きました。
 
お経を読むお坊さんの頭にハエがとまっていて、「帰ってこの話したらウケるかな···」なんて考えていたことを覚えています。
 
まだ余裕でした。
 
 

父の彼女から思い出の写真を見せられる

 
お経を聞き終わった僕の所へ知らないおばちゃんが声をかけてきました。
 
「息子さん、テルオさん···ですよね?」
 
おばちゃんは目を腫らしていました。
 
だれこの人···
 
 
僕の父と何年間か一緒に暮らしていたのだと、僕にそのおばちゃんは言いました。
 
そして、そのおばちゃんと父とが一緒に写っている思い出の写真を見せられました。泣きながら。
 
正直全く興味ありませんでしたが、一応何かのネタになるかなと思い、少しは見ました。
 
ネタになるような写真はありませんでした。
 
一応今のところ、お坊さんのハエのエピソードが一番のネタです。
 
 
その葬式会場で僕に声をかけてくれたのは、電話してくれた親戚家族以外では、結局その彼女のおばちゃんしかいませんでした。
 
 

自殺の現場はそのままの状態で残っていた

 
その後、墓にも行きました。
 
ここまで全く涙が出ません。
 
周りは泣かない僕を見てどう思ったんでしょうか。
 
僕も何でわんわん泣かないのか、自分でも不思議でした。
 
 
その後、親戚の家へ行きました。父の弟さんの自宅です。
 
父の遺体が見つかってから今日まで色々と大変だったという話を、長々と聞かされました。
 
お礼でも言えばよかったんでしょうか。無言でずっと聞きました。
 
 
一通り大変だった話を僕にした親戚のおじさんが最後に僕に言いました。
 
「テルオくん。もし良かったらだけど···、現場、見に行く?」
 
現場は今でもそのままの状態で残っていると言います。その理由も話していましたが、忘れました。色々あるようです。
 
 
よしておけばいいのに、「行きます」と僕は答えました。
 
父親の❝最後の場所❞を、僕も見ておかなくてはいけない気がしました。
 
どんなところで、どんな状態で父は最後を迎えたのか。息子として見ておかなきゃいけない気がしました。
 
 
しかしそれは外向けの理由。
 
正直に言うと、本当は、興味があったんです。
 
人間が死んだ現場って、どんななのか。興味がありました。
 
興味と息子としての義務と、半々て感じです。
 
 
 
車で向かいました。今では行き方も全く覚えていません。森の中へぐんぐん入っていきましたから。
 
よくこんなところで誰かに見つけられたもんだな···と思うくらい、森森森でした。
 
 
「ついたよ。あれだね」
 
 
そこには、窓やマフラーにガムテープがベタベタ貼られた真新しい車が停まっていました。
 
 
両端にガムテープがくっついた長いホースが落ちていました。
 
 
強烈な臭いが、森の中に充満していました。
 
 
人間の死の臭いでした。
 
 

最後の晩餐はコンビニ弁当だった

 
買って1ヶ月も経っていなかったと言います。その車。
 
調べによると、現金一括払いで約1ヶ月前に購入したようだと聞かされました。
 
国産の新車です。たぶん100万円くらいでしょうか。
 
 
「死ぬ人間が新車を現金一括購入するか?····」と、父の弟のおじさんは言っていました。何かの事件に巻き込まれた可能性を疑っているようでした。
 
でも、警察の判断は「自殺」で決着するようだと話していました。
 
 
 
ホースはマフラーから伸びて運転席の窓に固定されていたと言います。
 
両端のガムテープを引きちぎった緑色のホースが地面に転がっていました。
 
死んだ蛇のように。
 
 
後部座席のドアを開けました。
 
コンビニの袋があったので手で触れると、中からでかいゴキブリが2〜3匹逃げていきました。
 
袋の中には食べかけの弁当箱がありました。
 
 
死を決意しても空腹は我慢できないんでしょうか。
 
僕の父の最後の晩餐は、コンビニ弁当だったようです。
 
 
あ、これもネタで使えるな。
 
 

死ぬなら宇宙で木っ端微塵跡形も無いほどキレイに死んでほしかった

 
運転席を窓越しに覗きました。
 
 
運転席の座席シートは、でっかい岩でもしばらく乗っかっていたかのように押しつぶされて沈んでいました。
 
 
助手席のシートよりも深みのある黒色をしていました。
 
 
濡れているようでした。
 
 
背もたれと座椅子の隙間で何かがうごめいているのが見えました。
 
 
大量のカブトムシの幼虫だと最初思いました。
 
 
ウジ虫でした。
 
 
夏の暑さで腐った父の死体から湧いて出た、ウジ虫でした。
 
 
内臓が落ちている
 
 
漏れ出た内臓が動いている
 
 
最初そう思いました。
 
 
この世に生まれ出てきても、今も父の余韻にすがるしか生きる術のないウジ虫が、濡れたシートの端っこでうごめいていました。
 
 
僕は走ってその場から逃げました。
 
 
吐きました。
 
 
少し離れた場所から振り返って車を見ました。
 
 
涙が出てきました。
 
 
父はもう既に死んでいるのに、父の分身のウジ虫を目にしました。
 
 
ホラー映画を実体験しているようでした。
 
 
人間の体から出てくる生物は赤ちゃんしかいないと思っていましたが、実は違うと知りました。
 
 
そのことにショックを受け、涙が出てきたんだと思います。
 
 
父の死で流した、最初で最後の涙でした。
 
 

僕の父は2回死んだが、僕の記憶は死ねない

 
死ぬなら宇宙で木っ端微塵、跡形も無いほどキレイに死んでほしかった。
 
 
自殺するなら勝手に死ねばいい
 
 
あんたの人生だ
 
 
生きるも死ぬも、あんたの勝手にすればいい
 
 
だけど、自分の死体から湧き出てきたウジ虫を、息子に見せるんじゃないよ
 
 
自分の腐った死体から湧き出たウジ虫を、子供に見せるんじゃねー
 
 
お前は親として、人間として最低だ
 
 
自分のウジ虫を、自分の子供に見せるなんて
 
 
それは死刑級の犯罪だ
 
 
自殺で死んで、死刑で死ぬ
 
 
お前は2度死んだんだ
 
 
オレの中で、お前は2度死んだ
 
 
ドラゴンボールで言うと、1度死んで、あの世でも死んで2度死ぬと、魂も跡形もなく消えるという。
 
 
だから僕の父は、天国にもいない
 
 
魂も消えた
 
 
霊魂としてこの世で心霊写真として写ることもない
 
 
位牌を急に倒すこともできない
 
 
人形の髪の毛を伸ばすことも、夜中に変な泣き声を出すことも、霊能者が魂を自分の体に憑依させて何かを語ることもできない
 
 
お前は2度死んだのだから
 
 
 
でもお父さん
 
 
お前が何度死のうと、オレの中の記憶は死なないんだよ
 
 
自分を殺すなら、オレの中の記憶も殺してくれよ
 
 
この邪魔くさい記憶
 
 
お前の顔も名前も、幼い頃職場に一緒にくっついていった記憶も、一緒にドジョウすくいした記憶も、キャッチボールした記憶も、そんなわずかながらの思い出も、全部殺してくれよ!
 
 
お前は学力も無かったが、最後まで親の資格も無かったな
 
 
死ね!!
 
 
もう死んでるか
 
 

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自殺は死後も犯罪を犯し続ける。ゆえに、平等に罵られるべきである

 
死ねば美化される風潮がある。
 
死んだ人間のことを悪く言うのは許されない風潮がある。
 
家族が自殺すれば、墓の前で手を合わせ「あの世では元気にしていますか?」と言う風潮がある。
 
そして死ねば、楽になれるという風潮がある。
 
 
 
首吊り自殺、飛び込み自殺、飛び降りや練炭自殺とかバスタブで手首切るとか、死のうと思えばいつでも死ねる。
 
死んで楽になりたい。
 
それはわかる。僕も死んで何もかも終わらせて楽になりたいと思う時がある。
 
何度もある。
 
自殺したいと思って実行する人は、実は、「誰かに発見されて、自分の死体を見て悲しんで、ずっと覚えておいてほしい」とかって思いは、ありませんか?
 
僕はそこまで本気で自殺を考えたことはないから本当のところはわかりませんが、そういう考えって、ちょっとはありませんか?
 
 
僕のように、あなたの死体を見た人は、一生記憶に残ります。
 
身内ならばまだしも、それが全くの他人だった場合、その人間の記憶に無断で一生居座り続ける犯罪について、お前はどう思う。
 
死ぬからそんなこと知ったこっちゃないないのか?
 
犯罪を犯して、自分は捕まることのない安全な場所に逃げて、それで本当に楽になんかなれると思うか?
 
 
楽になれるならばそれでもいいだろう。でも絶対そんなはずはない
 
 
犯罪を犯して、楽になんてなれるはずがない。
 
 
死刑級の犯罪を犯して一人で逃げて、天国で美女に囲まれ酒をかっくらい毎日どんちゃん騒ぎなんて、そんなはずはあり得ないと思う
 
きっとこの世の現実世界よりも酷い生活が待っているはずだ。
 
今度はどうやったって逃れられない辛い人生が待っているはずだ。
 
 
もう魂も跡形もなく消え失せているだろうが、僕に命を与えてくれた感謝と共に、最後に父に言いたいことがある。
 
 
 
永遠に続く地獄の苦しみを味わってください。
 
 
 
僕は父の死を美化しない。
 
墓で手も合わせない。
 
楽になんてさせない。
 
あの世では地獄よりも地獄の苦しみを味わっていることを誰よりも願っている。
 
僕が死ぬ瞬間まで、父を許すことはない。
 
 
自殺はバレてもなぜか許されてしまう、究極の完全犯罪だ。
 
犯罪者は平等に罵られるべきである。
 




③へ続く

 
2回で終わらせようと思ったんですが、もうちょっと続きそうです
 
なのでまた続きを書きます。たぶんそれで終わらせます。
 
 
健康な人間は遺品を意識するが、死を目の前にした人間はそんなこと頭の片隅にもないのだな、という話です。
 
車で発見した僕の父の遺品についての話です。面白いものが発見されました。面白すぎてまた涙が出そうです。
 
 
勿論これが僕の中で「お坊さんのハエ」を超えたネタとなり、その後東京に帰って人に話しましたが、誰も笑ってくれませんでした。
 
またそんなこと言うとハードル上がっちゃいますが。
 
 
ドラマのように、自分が死んだ後の世界なんて考慮しないのが現実なんですね。
 
自殺って、これが本当に怖いことだと思った。
 
そんな話です。
 
 
 
 

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ABOUTこの記事をかいた人

福島県出身。高校を卒業後東京へ。 東京で愛する女性に出逢い30歳で結婚しました。 僕の経験を元に、恋愛や結婚は勿論のこと、仕事の考え方や人間関係、教育に至るまで、「幸せに生きる」とは一体何なのか。 誰にも搾取されずに幸せに生きるための方法をお届けしていけたらなと思います。